10月19日時点、冬ネギ・石倉太ネギの土寄せがここまですすんだ
ネギは冬ネギにかぎるとばかり、菜園を始めた35年前から冬ネギばかりをつくっている。何とかの一つ覚えといわれそうだが、いまもネギは冬の根深ネギが一番うまいと思う。
旬は12月から1月。この期間以外、ネギは食べない。しかし例外がある。それはざるそばを食べるときで、もっぱら暑い時に限られるのだが、どうしても薬味にネギが欲しくなる。知り合いの農家の畑から夏ネギを1本引き抜いてくる。
わが菜園の冬ネギの栽培歴史はこうだ。最初に作ったのが下仁田ネギ。そこに赤ネギと九条太ネギが加わり3種類を作ってきた。2015年からは九条太ネギに代わって石倉太ネギが仲間入り。2021年からは石倉太ネギだけに絞ってつくっている。
冬ネギはタネまきから収穫までの栽培期間が長い。タネは前年の10月にまく。ことしはこれが冷害に遭った。そこで3月上旬に再度タネをまいた。これが思いのほかいい具合に生育し、これなら今後は3月にタネをまこうかと思えるほどに。
この夏の猛暑はネギにもつらかった。9月になってもさえない色だった。やっとここにきて本来の青さを取り戻してきたが、肝心の長さも太さも例年に比べると劣る。
根深ネギに不可欠な作業が土寄せ。これをしながら食べる白い葉鞘部を長くしていく。8月下旬からは生育を見ながら徐々にやってきた。10月下旬のいまは、だいぶ土寄せがすすんだ。そろそろ土寄せは仕上げのとき。
冬ネギだけに寒くなればなるほどうまくなる。このところ12月を待たずに11月から食べはじめている。
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