神護寺といえば、定番のこの金堂への石段
▪京都の紅葉旅期日 2018年11月21日(火)~24日(金)3泊4日
天気 11/21晴れのち曇り 11/23曇り 11/24曇り時々晴れ 11/24曇りのち晴れ
メンバー ひとり旅
日程
11月21日(水)高台寺ー清水寺
11月22日(木)東福寺ー今熊野観音寺ー一休寺ー岩船寺ー浄瑠璃寺
11月23日(金)比叡山3塔(東塔、西塔、横川)を歩く=無動寺坂から元三大師道へ
11月24日(土)三尾=神護寺ー西明寺ー高山寺
三尾=神護寺、西明寺、高山寺を歩く
11月24日(土)烏丸御池ー四条烏丸(地下鉄四条駅)市バス=高尾バス停ー神護寺―西明寺―高山寺(JRバス)=京都駅=我孫子駅
最終日は高尾を訪ねた。すでに散り始めているというが、ここにはまだ足を運んでいない。京都ゆきはこの5年で春と秋合わせて8回となった。たいがいのところには行ったが、高尾だけが残っている。愛宕山登山ときに立ち寄るはずだったのが、とうとう最後になってしまった。
高尾へは市バスとJRバスが利用できる。始発は前者が四条烏丸(地下鉄四条駅)から、後者は京都駅からとなる。帰りのバスを考えると、まわる順は神護寺、西明寺、高山寺がいいとガイドブックにあった。帰りのバスはJRバスが高山寺始発になり座れるからだという。確かにこれが正解であった。つぎの西明寺ではもう満員で座れない。50分もバスに揺られて行く高尾にだって観光客は押し寄せる。それを承知の秋の京都である。
宿から歩いて四条烏丸から市バスを利用する。始発からすでに座れない人がかなりいた。わたくしは10分前に並んで座れた。それも優先席に。有資格者である。
高尾に近づくにつれて山を見ると倒木が多い。台風でかなりの倒木が出たことはニュースで見て知ってはいたが、斜面の木が大半倒れているところだってある。後述するが、高山寺では大木が倒れていた。痛々しいほどだった。
・神護寺
高尾の紅葉は見ごろを過ぎたというから心配した。これならまだ楽しめるのではないかとほっとする。
神護寺への道は、清滝川を離れるとそれからずっと坂道が続く。かなりの勾配がある。さすがにきのうの登山の疲れで足が重い。
急坂は楼門へと続く石段までつづく。これをのぼるとひと息つける
楼門に向かって左が拝観受付。600円を払う。拝観料はお賽銭だと思っている。いまの京都の寺院の拝観料はたいがい600円が相場のようだ。
境内に入り諸堂を巡り金堂へ。
金堂へのこの石段。このあたりの紅葉はすでに散り始めている。
石段から見下ろす。カップルをみて、わたくしだってそうしたい。
金堂が見えてきた。
金堂
ここまでの紅葉を見ると、やはり見ごろを過ぎたかなという印象であった。ところが、ここから先、かわらけ投げの地蔵院までの道がすばらしかった。おかげで神護寺の印象が違ってくる。
これでもかと紅葉写真を載せてしまった。くりかえすが地蔵院までの紅葉がすばらしい。この先が地蔵院でかわらけ投げ広場。
地蔵院前の広場から、谷に向かって素焼きの皿を投げる。厄除けだという。なかなか遠くまで飛行しない。下の写真の中央の小さな白いのが、投げたかわらけ。たまたま撮れた。
・つぎは西明寺。
神護寺からが同じ道を戻り、清滝川に沿って平坦な道を行くとすぐに西明寺。紅葉がいまいちかなとここはパスした。拝観受付周辺の紅葉。
・高山寺
西明寺からは坂道をのぼってバス道へ出ると高山寺は近い。
高山寺表参道。高山寺の紅葉は、このあたりは色づきはじめといったところだが、これから向かう石水院は見ごろを過ぎていた。全体的には見ごろを過ぎたかなという印象だった。
日本最古の茶園だという。
茶園の先の林を見るとかなりの倒木だ。台風被害だ。そのため拝観エリアがかなり制限されている。
高山寺・石水院。まともに拝観できるのここだけだった。
恋に疲れた女がひとり、人生に疲れたじじいがひとり、声をかけてみようかな
ここで京都紅葉の旅はおしまいになる。ぜいたくな話、連日紅葉ばかり見ているとさすがに感動がうすれてきた。切り上げて帰るには頃合いである。
高山寺前のバス停「栂ノ尾」から始発のバスが出る。臨時便が出た。出発した時点でやっぱり満席になった。
京都駅前。土曜日とあって、烏丸口のバス乗り場は大混雑。なんども行楽シーズンに訪ねていると、この光景にもすっかり慣れてしまった。
帰りの新幹線は進行左の窓側。富士山を期待してのこと。高速走行中の車内からパチリ。ことしは天候不順続きでこれだけ鮮明な富士を眺めることができたのは初めてではないか。
3泊4日の京都紅葉の旅は無事に終わった。いつもながらあわただしいいそぎ旅であった。紅葉は事前情報よりも意外によかったことは幸いだった。十分堪能できたなと満足している。もっと余裕のある日程で滞在することもできるのだが、わたくしの性分ではまちがいなくあきる。
紅葉といえば東北の山、わたくしの中ではいつもそうだ。京都に行くようになってからはすっかりご無沙汰している。来秋は久しぶりに、東北の山の紅葉を眺めたいなという思いがしだいに強くなっている。老い先短い身、実現したい。