30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

最難関の種ショウガの保存を

2018-11-10 | ショウガ

<ショウガの収穫からの続き

収穫した新ショウガを貯蔵し、種ショウガとして保存する作業をおこなった。ショウガは寒さに弱い。そのため防寒対策をするのだが、寒さで腐って失敗ばかりしている。

挑戦するも連戦連敗であった。家庭菜園を長くやってきて、この種ショウガの越冬がどうしても確実にできない。わたくしにとってこれが最後の難関として残っている。年をとって先は短い。それだけにこれができないままあの世に行ってしまうのは心残りである、というとなんとも大げさなのだが、内心そんな思いである。専業農家なら温度を一定に保つ施設を持っているのだが、極零細の家庭菜園となるとそれもできず、徒手空拳で立ち向かわないといけない。

種ショウガの保存は、畑と家の中の両面作戦でやってきた。ひとつは畑の隅に深い穴を掘り埋めてきた。サトイモの種イモと一緒に埋めていた。サトイモは無事だがショウガは全滅だ。サトイモよりもさらに深く埋めて温度を上げてやらないといけないのだが、そんな深い穴掘りはできない。戸外での保存はあきらめた。

残されたのは室内での保存。これは発泡スチロールの箱に入れてふたをして室内に置くだけである。簡単である。これも失敗の連続であった。

ところがこの春は成功したのである。まぐれである。春にふたを開けて見ると、なんと小さな白い芽が出ていたのである。疑ってかかったのだが、正真正銘の芽であった。保存した半分ぐらいは腐っていたが、残り半分ぐらいは種イモとして使える状態にあった。はじめて無事に冬を越えてうまくいった瞬間である。

このような体たらくだから、ここで種ショウガの保存を語る資格は全くないし、今回だって自信はない。たぶんだめだろうなと思っているのだが、持て余すほどの大量のショウガが取れたので、種ショウガの保存に取り組む。

基本は昨冬と同じだが、こんかいはもみ殻を使ってみることにした。
・発泡スチロールの箱を用意。
・まずはビニールを敷き、そのうえに新聞紙を広げ、そこにもみ殻とショウガを混ぜて入れる。もみ殻はショウガの乾燥を防ぐためで、水をやって湿らせている。どれぐらい湿らせたらいいのか、それも試行錯誤のうち。
・ふたをして保存する。置き場所は台所隣のパントリー。

たったそれだけである。なんだよといわれてしまうだろうが、わたくしのノウミソではこれぐらいなことしかできない。

保存作業の結果、発泡スチロールの箱は大小4個になった。やっぱりことしは豊作だったのだとあらためて実感できた。このうち半分、いやそこまで望まないまでもせめて1割でも無事に冬を越してくれたら十分だ。そう願っている。


     
    気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする