大豊作の新ショウガ
11月5日、霜が降りる前にと新ショウガを収穫した。一部を食用に、一部を来年の種ショウガとして保存する。
今年のショウガはすばらしい。家庭菜園をはじめて30年以上がたつ。長いことやっていながら、なかなか満足のいくショウガができなかった。やっとのこと、この3年ほどはこれならというショウガを育てられるようになった。ここにきて勘所がわかってきたのか。そのなかでも今年は最高の出来といっていい。にんまりである。
育て方は今年に限って特別なことをしたわけではない。いつもの通りでなのだが、種ショウガが違った。昨秋に収穫したものを種ショウガとして使った。はじめて種ショウガの保存がうまくいった。無事に冬を越すことができたのである。その種ショウガが豊作をもたらしてくれたのだから格別うれしかった。
収穫前の生育状態
ショウガの栽培はむずかしい。周囲の菜園を見ればわかる。家庭菜園だけを見ると、どこもたいがいは発育が悪い。これでは失敗だ。農家のショウガだってことしはよくない。それだけにわが菜園の生育の良さがきわだって目立つ。なんか自慢してるな。
かなりの量の新ショウガが取れた。こんなに取れてどうするのといわれてしまうほど。それとおまけみたいに種ショウガとして植えつけた古根ショウガ(ヒネショウガ)も。
ヒネショウガ
この新ショウガのうち半分は食べ、半分は種ショウガとして保存するつもり。たくさん取れたといってもショウガは主役になれないし、薬味でしか出番がない。大量に取れても使いみちが思いつかないし困ってしまい、持て余すのがおちだ。
そこはおいおい考えるとして、量を食べるなら甘酢漬けかなと、すぐに作った。これは酒のつまみになる。汚れや茶色い皮をそげ落とすのに手間がかかる。ネットで見ると、スプーンや包丁や割りばしといったものを使っているようだが、わたくしは爪である。これが一番小回りが利いていい。
収穫後すぐに作った甘酢漬け
食べるだけなら楽だけど、いちばん頭を悩ますのが種ショウガとしての保存である。種ショウガにするにはこの冬を越さねばならない。最難関だ。種ショウガの保存は次回に。