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日高川町 大和歯車製作(株)新工場増設起工 日本一の航空機ギア生産増強 〈2019年11月1日〉

2019年11月01日 08時30分00秒 | 記事

第3工場増設の地鎮祭で神事を行う津井社長


  日高川町平川の企業団地に、平成4年から和歌山工場を進出している工作機械などの精密歯車の設計と製造を行う大和歯車製作(株)=津井克巳・代表取締役社長、本社・東大阪市=が、同地に第3工場を増設することに伴う地鎮祭が31日にあり、工事の安全を祈願した。新工場は、約16億5000万円を投じ、令和2年秋の操業開始を予定している。増設に際して今春、同社と県、町が協定を締結している。

 地鎮祭には、津井社長ら同社関係者、町から久留米啓史町長、熊谷重美町議会議長、龍田安廣・同産建厚生常任委員長、県から三浦源吾・日高振興局長らと設計施工業者31人が出席。紀道神社・間野常民宮司による神事で工事の安全を祈願。津井社長は「県、町の協力と支援のおかげ。第3工場の建設は責任が大きい事業であり、大きな命運を握っている。地元への社会貢献を念頭に、責任を果たさなければと社員一同うちふるえている」と話した。
 増設する第3工場は、第1工場と第2工場の駐車場付近に延べ床面積2644平方メートルの工場を増設。今後の成長が見込まれる航空機事業の顧客ニーズに対応できる製造体制の強化に向け、高精度の各種歯車設計や製作、関連部品の製作と組み立てなどを行う新たな機械設備を導入し、生産能力の増強を図って令和2年秋の操業を目指す。新規雇用は3年間で正社員20人を見込んでいる。
 同社の和歌山工場は、平成4年に進出し、3万5635平方メートルの敷地に、延床面積5900平方メートルの第1工場を設けて操業を開始した。平成27年には、航空機などの第3分野に本格参入を図って事業拡大を進めようと、第1工場東側に約17億円を投じて第2工場を新設。一部2階建ての工場に最先端の歯車研削盤やNC旋盤などを導入し、製品の焼き入れ研究施設を併設して航空機や工作機械向けの小型歯車を中心に生産しており、日本一の航空機ギア工場となった。


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