紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

消費生活相談窓口 4月以降、新型コロナ関連増加 管内12件 定額給付金詐欺注意を 〈2020年5月24日〉  

2020年05月24日 08時30分00秒 | 記事


気軽に相談を(写真は市役所1階に常設の相談窓口)


 日高地方で消費生活に関する相談窓口を一本化し、住民からの相談に適切に対応しようと、平成29年7月から御坊市役所1階に窓口を常設し、市が会計年度任用職員として2人を雇用。1人は市役所に常駐し、もう1人は6町を巡回して相談に当たっている。毎週金曜日には消費者サポートネット和歌山から国家資格を持つ消費生活相談員が派遣されている。
 新型コロナに関する相談は、県内では3月から増え始めたが、管内では4月に入って増加。4月は16件のうち6件、5月は22日時点で9件のうち6件がコロナ関連の相談。市町別は御坊市5件、日高町3件、みなべ町2件、美浜町と日高川町各1件。マスク購入に関する相談が最も多く5件、次いで消毒液など衛生用品に関する相談が3件。
 マスク購入では「1箱50枚入りを4500円で3箱購入したが、主人から割高であると指摘され、キャンセルを申し出たが、応じてもらえなかった」との事例があった。ほかに「身に覚えのない消毒液が届いた」「コロナの影響で結婚式をキャンセルした場合、キャンセル料はかかるのか」「県外で賃貸契約したが、コロナで休校になり、未入居のままでも家賃は支払うのか」「緊急事態宣言の中、県外からの訪問販売があった」などがあった。
 県消費生活センターのまとめでは、3月以降にコロナ関連の相談が急増し、3月46件、4月155件。約半数はマスク関係。「通販サイトでマスク2箱をクレジット決済したが、届いたのはマスクの絵が描かれた冊子2冊。メールで返品を申し出ると『1冊分の返品に応じる』との返答で、納得できないと伝えると受信拒否された」「県を名乗り、健康調査を口実にした不審な電話があった」との事例が報告されている。
 全国的には定額給付金に関する便乗詐欺等が増えている。「給付金が支給されます」などと説明し、手続きに手数料や保証金などを求められる手口や個人情報を聞き出す事例が報告されている。市町村や総務省がATMの操作を求めたり、受給に当たって手数料の振り込みを求めることはなく「『給付金が支給される』『手数料・保証金が必要』『ATMを操作して』などの言葉をかけられたときは、相談してください」と注意を呼びかけている。市の相談窓口は電話52・5288。消費者ホットライン「188」。


 その他の主なニュース

日高川町玄子橋周辺でホタルが乱舞

由良町コロナ支援策 売り上げ20%以上減への経済支援など

近畿防犯功労者に芝田求氏、県表彰は寺崎豊、森本末廣両氏

道の駅白崎海洋公園が再開 コロナ対策講じ産品販売

 

この記事についてブログを書く
« 由良港 津波被害低減で防波... | トップ | 2020年4月 データバンク »
最新の画像もっと見る