キャンターDPF修理

H19年　FE83DY 4M50

DPFランプとエンジンチェックが点灯したとの事でお預かりしました。
じつはこの数ヶ月の間に何度か同じ状況で、強制再生させて納車していました。
住宅街での配送で任意の再生ができないって事と、間隔が短くなってきたので
ばらして洗浄しましょうってな作業です。
これが失敗、ってか安易に考えてスキャンツールで確認しないでいきなりバラしてしまったんです。



で、外しました。
どのメーカーも重いわこんちくしょう。
簡単に考えてたんで写真撮ってませんが、溜まったススとアッシュを洗浄して
組み上げ。







故障コードを消して（リセット）




F3-Gにバトンタッチ
BZ-TRだとね、キャンターとかやたら時間掛かるの
F3-Gは多少モタつくけどバンザイよりは早い。




DPFリセットしてれば強制再生は可能なので特別な機能へ。




うお！いつの間にかDPFリセットに対応してた！
今度試してみよう。




成功と出れば




マークが点滅し始めて、スイッチ長押しで再生スタート




ここで問題が発生。
排気温度が全然上がんないの。
もちろん排気温度異常で故障コードが入力されます。
この程度でしたらDPFリセットしないでも消去作業で消せます。



これが安易に考えてた結果です。
どのみちフィルターは洗浄しましょうねと事前に了承はもらってたんで
失敗では無いのですが、追加作業的な報告には申し訳ない気持ちでいっぱいです。




追加作業が決まったら故障探求です。
なんとなく排気シャッターに目処をつけて点検。
暖気スイッチでは全閉になりますが



再生作業では




ほんのちょっとしか動かない。
本来は全閉です。




F3-Gの多機能なアクティブテストでマグネチックバルブをテストします。
ちなみにM/V 1とM/V2の2つあって、両方とも作動音はします。




部品の所在を確認して




右フロントタイヤのうしろあたり




番号振って外してテスト

No1は暖気や排気ブレーキ用、No2は再生作業用のバルブ
No1は電源を与えると通気弁が開いて、口から送る空気がよく通るようになりますが
No2は半分以下の通風、こいつの故障で間違いなし！

3万以上の金額に了承を頂いて注文、明日届きます。