診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

入れときゃいいってもんじゃないと思うんだな。

2017-07-13 22:46:21 | ACS751
修理も含めてエアコン入庫ラッシュです。



止まってると温くなると言う典型的なガス不足のキャラバン



ひでぇ・・・



中古で販売させてもらってますが、恐らくはじめてのエアコンメンテ。
正規700gに対し残200g
かなり減っている様子はモニターで確認していましたので





真空保持をじっと見つめるが最終的に60mbar程度で終り、保持の数値としてはかなり優秀。
この場では自然減として様子を見てもらう事にしました。
風邪引くくらい冷たくなりましたから気を付けてくださいね。なんて冗談も流してくれるほど
冷風を感じながら機嫌よく車両を受け取ってくれました。



お次はNPR85 エルフ
こちらも中古車で販売、ヘッド水圧NGですんごい損した車両。
納車の時にACS施工してから2年、コンデンサモーター不良で入庫、パッと見でコンデンサ外すか~と



ガス抜いたら変わらず400g。おぉ、優秀。



で、よく思い出したら
以前、4HK1エルフで知恵の輪状態で外した記憶が甦ってきたので



パイプ外さずになんとか降ろす。
ACSいらんかったね。



あ~プラスビスですか・・・





慎重に外し、ボルトに変換。



あらためてガスとオイルを充填。
うへへ・・ひえひえw





必ず確認、汚れてれば洗浄。こういうの大事

ちょと休憩



車検でお預かりの100系ハイエース
エアコン効かない、エンジン調子悪いってんで調べたら
エアコン作動時のアイドルアップが働かず、低回転ぎみになりエンスト多発
アップ用のバキュームがイカれて(ダイヤフラム?)るんですが
発注掛けたら8月後半だって。
うちの地域にある部販で20個のバックオーダー抱えてるようなこと言ってた。
そんな壊れるんかい!と思ったけど、未だにそんだけ100系走行してんのかとw



お次はフォワード
温風しか出ないって事でお預かり。
冷-温の切り替えが出来ないんで、コントローラーを真っ先に疑う。





ハタからみて色々こぼしてる跡があったので期待したんだがコントローラは意外にも問題無し。



電源、抵抗の変化アリ、でも不動。
やっぱしモーターの故障だったか・・・残念。



フラップ調整で冷風を出したけどすごく温い。
冷媒不足?とお客さんに電話すると、「こないだスタンドで補充したよ」と。



あからさまに怪しいのでACSでの施工了解をとったら案の定、冷媒過多。
正規650gですよ?アナログで入れても過多な状況はわかるはず。



適当に左端の吹き出しで計測してましたが、もう冷え冷え。



どやぁ。

さて・・ボツ記事にしようかと思ってましたがせっかくなんで。



今年から見させて頂くようになったお客様。
FKファイターなんですが、2年位前からエアコンが効かない、ガス入れてもらってもすぐに効かなくなるという訴え。
ガス漏れ点検したらコンプとマグネットから漏っていたので、軸のシールダメですねと



お取り寄せ。



で、いざ抜いてみたら・・・な・ななひゃく!?
正規量450gですから300も過多!
これじゃ軸から漏れるだろってのも納得。



交換後、正確に充填させてもらったら後日、ドライバーさんがじきじきに寄ってくれて
長い間、悩みの種が解決したよ~と喜んでもらえました。
正直に冷媒過多で効かなかったようですよ。と話したら
「前のトコは行ってもガス補充するだけだったんだよね~」って
希望通り直してくれるなら細かい事は気にしない気にしないと
なんだか妙な期待を持たれてる気がしないでもないけどま、いいか。

ACSが来たときから心に留めていることですが
「勘、多分、こんなもんか」と曖昧にしていた部分をハッキリさせてちゃんとお金をもらう。
入れればいいって気持ちじゃトラブルを誘発するだけってのがACSを使いはじめてから
身に染みてます。

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