診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

よく気づいたと思う

2017-03-20 21:02:15 | トヨタ
ZVW30 プリウス
出先でエンジンの調子が悪くなり、異音と振動、エンスト等
恥ずかしいから診てくれとのご依頼。



こりゃ一発死んでるハイブリッドの典型的な症状だね~と
アクティブで順番に気筒を止めるも、みんな同じように止まってくれて困惑。





ならばとメンテナンスモードにし、ダイレクトコイルのカプラにて抜き差ししても同じ。





プラグを外すと4番コイルが見た目で超怪しい。
こりゃオシロで本格的に調べるべきか迷いながら



ライブデータでおかしい所が無いか、じっくり見る。
失火も無いし、何か手掛かりがないか。



ISCが未学習?
試しに学習しようとしても、調子悪いから受け付けません(当たり前か)



さらにじっくり観察するとエンジン稼働中なのにインマニの圧力が大気圧に近い。(通常大気圧は100くらい)
キャブいじってたアナログでもわかるこの負圧、ありえない。ツーツーじゃねえか!



だとすると、ディーゼルでも似たような事例があるのでEGR。
診断機上では0step、閉じてますね。



車上でモーターバラしたらバネが縮んでるし



引っ張ったら動くし。



元に戻って調子良くなったし。
大気圧の83kpaが解せませんが。

プリウス延長保証

見事に嵌ってんじゃないの・・・
おかげで無料修理で済みましたが、半日潰れました。
いや、一か八かでプラグ、コイル交換しないで良かったと安心するべきかw
いい勉強させてもらいました。