診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

4HJ1 続き

2015-12-10 22:15:12 | イスズ
4JJ1に引き続き、一筋縄ではいかない修理です。
現在も作業中ですがやっとメドが立ったのでなんとか今週中に納めたい。



ヘッドはお任せなんですが、作業の大半はススの除去。
正直もうムリ飽きた。



いい仕事してますねえ
手強かったよと喜びながら言ってくる。
職人ってだいたい変態。



やっぱ鋳物ヘッドに極太ヘッドボルトですよ。
再使用だけど折れる気配がまったく無え。



バルブすり合わせもしてますからね、どうせバラしたならと
ロッカーアームでバルクリ調整した後、ブリッジキャップ側も調整してみる。
面倒だけどやっておかないと折損の恐れがあるから。



無事、エンジンは掛かって、何度も洗浄してはテスト走行を繰り返したのですが・・



これで問題が出なければ納車って時に、走行中タンタンと叩く音。
冷や汗ダラダラになりながら急いで分解。
どうやら異物を噛ませたまま組んでしまったみたい。



幸い、30秒で戻れる場所に居たのでダメージは無いもよう、助かった・・・



分解、オイルライン等洗浄し丁寧に組みつけ、あとはベアリング待ちのところで終わらせた。

さて、冷却経路に混入したオイルの洗浄ですが
高温洗浄機や走行して何度も抜き替えって作業は普通だと思います。
しかし、やはり水と油、出てくるのはヨーグルト状のヘドロだけ。。
何度やっても終りの見えない作業はとってもムダ。



時間を見つけては洗浄剤を探して、一か八かで購入。
これが大当たりしちゃって、2L原液を5倍に薄めたものを注入
サーモが働くまでアツアツを2回やっただけで、ヘドロがまったく出ないほど中和してくれました。
ただ、かなり泡立ってしまうので水道水での洗浄が3回ほど必要なんですけどね。
車用ではないのでメーカーなどの詳細はカットさせていただきました。