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診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

改善しすぎだろ・・・

2014-09-29 20:04:24 | トヨタ
H16年 KDH200V ハイエース

信号待ちや減速でそのままストンとエンジンが止まるってことでお預かり。
以前も記事にしましたが、ハブのクリップボルト交換した車でス。

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インジェクターも完全に1本死んでるんですけどね
エンジンの振れを見るとそのうちマウントも千切れるんじゃなかろうか。
マウントだけじゃなく、ハーネスとか色々な所に負荷がかかってよろしくない状態なのは
進言してるんですけどねえ・・・

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エンジンのライブデータなんですが、数値の変動が激しすぎ(早すぎ)てまともに観察できません。
今回はお役御免。


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あきらかにSCVのせいなのでとっとと取り掛かります。


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さて・・・届いた新品ですが、まるで違うじゃん。
部品商に間違いの連絡を入れ、返答は「それで合ってます、対策品です。」
最初から言えっつーの。
こんなもんどう見ても部品間違いにしか見えないよねぇ・・・


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色んなもんが付随してきますが、これはSCV挿入時のガイドとなるもの


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なるほどね、もう一つオーリングがあるんですが
ガイドがないとズレて組み付けミスしそうだもん。


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SCVの電流値ってエルフなんかとだいたい同じなんね。
レール圧も前回は結構な開きがあったのに、2Mpa程度で収まってる。


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ポンプも初期化して完了

3日乗ってもらいましたが、エンストしなくなったと報告がありました。
次は イ ン ジ ェ ク タ ー ね



いい車なんだけど

2014-07-23 22:06:58 | トヨタ
H9年 TCR20G ルシーダ
車検でお預かりしましたが、うちの2柱リフトにはトコトン相性が悪い。
遅くなりましたが、抱え込んでたもう一つのもの

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前回の整備時にパテ盛って通した触媒
現在も漏れなく健在ですが、遮熱板がグズグズになり


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中古へ交換


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ブスブスいってるからプラグ見ようとしたらコードからリーク
オイル漏れもしてるしカバーパッキン交換しなきゃ・・・と思いつつ
シート脱着、エンジンカバー外すのにリフトの支柱が邪魔でドアが開けられない


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上げてできる事はすべて済ませて降ろします。


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これが地味にめんどくさい。
カーペット切っちゃう人も居ますが、それは自分の車だから許されること
お客さんのはやっちゃいけません。


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ひさしぶりにやったけど、やっぱめんどくさい。


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20万も走行してると色々な所がグズグズ


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リークしたコードも交換


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カジリ防止塗って装着


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さて中古の足回り
ダメなのはショックだけなのでスとラットのみ交換


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左フロント、エアバック無くてよかったー


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と思ったら、脱着作業で思わず手が滑ってグローブボックスのフタのリンク折った・・・


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こういうことタマニやります。
単品で出て良かった。

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油漏れ、これも2柱リフトじゃ出来ない作業です。


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いつも気持ちよくダメなのはやってくれと言ってくれるので
こういうのはサービス、もちろん気休めだけどライトコーティングもね。


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助手席に22pinあり


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F3-G載せるの久しぶりですが、これ中心で仕事してます。


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なんかしらんけど、最後まで冷却水温度が出なかった・・


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排ガスも綺麗になっておkおk
そろそろ絶滅しかけてる初代エスティマ系ですが、未だに部品が出る人気車種だと
今更ながら感心する。


古めのトヨタ3連チャン

2014-05-19 22:00:50 | トヨタ
H14年 UCF31 セルシオ

2年前に売ったセルシオが車検時期を迎えました。

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左右、ロッカーカバーからオイル漏れ
トラックのV8とかむき出しで簡単なんですけどね
乗用車はややこしい・・


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プラグホールシールなんかカシメてやんの


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ツメをおこして裏から叩くも、カッチカチなため、シールが割れる


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しゃーないからリムーバーでなんとか取る


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洗って部品待ち


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今回大変だったのはオイルレベルゲージのステーを留めてるボルト
ソケットの長さとか調整しながら何とか脱着


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プラスチックに変化したブローバイホースなんかも取り替えて終了


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何台かつなげてわかったことなんですが
GTSの車両接続を押すと、診断できる車両は自動的に車種、型式が振り分けられるんですね
こちらの場合、手動で選べと選択タブが出てきます。


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全システムのスキャン
最初は読み込もうとするんですが、途中でズラーと青いのが高速で右へ流れていき

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スキャンできず。
偽者マングースならスキャンできるのですが、ライブで途絶再起動
何度やってもダメ、TaScanに切り替えて診断を終わらせました。


続いて、H13年 ACR30W エスティマ

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こちらもセルシオと同じく自分で車種選択しなければいけません。


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やはりすべての項目に置いて応答無し。

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偽者マングースに切り替えますが


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ライブではすぐさま途絶

気になって、プレミオにもつなげましたが上記2車種と全く同じ・・・
どうも古い車両は認識できないようです。
偽者のドライバが干渉してるのかな?
最悪TaScanがあるから試してみます。

ん~なんでだろう



拍子抜け

2014-05-14 19:42:07 | トヨタ
まだ途中ですが、一応完結。(追記あり)

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中古の高圧ポンプが到着して装着


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冷間時から暖気までまったく問題無し
ただ、学習値は-80%~-75%あたりをウロウロ
これ、アイドリング時のストイキ燃焼とかが関係してくるんじゃないかと想像
以外に正常?資料だと確か-40%あたりだった気が・・・後で確認


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暖気後、エンジンのフィラーキャップから測定。
HCが1000超えること無くなりました。
もう一度くらいオイル交換しとくかな?


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マフラーから測定
ん?と他にも原因があるかも、と考えましたが


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レーシングし、この値におさまり安堵


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テスト走行しなければなんとも言えませんが、修理としては完了
しかし、一度もバラしてないだろうプラグやEGR流量異常も気になるので
サージタンクを外し


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プラグとインマニを点検。
思っていたほど悪くは無い模様。

拍子抜けするほどアッサリと完治してしましましたが、このあとリフトから降ろした後も
燃圧センサーの数値や動きを、後学のために確認しておきたいと思います。

この年式だと直噴でも燃圧がデーターに出ないんですよね。
それが見れればもう少し診断が楽になっていたかもしれませんね。
このエンジン、難しいなぁ・・・


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さて、自分のレジアスエース
バイクを常時載せているので、若干尻下がりなんです。
フロントのトーション調整しようと何も考えずに、適当にやってたら


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ナメました。
お客さんのだったら怒られてます。


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幸い、部品としては激安なので、カジリ防止のペースト塗って交換。


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マングースプロ、ようやく自分のにつなげられました。


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おおぉぉ、新型ハイエースも追加になってる!
アップデートがあると安心できますねー


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偽者マングースでも自分のは見れてたので、比較としてはイマイチわかりませんが
エアコンの設定ってありましたっけ?
昔からできるオートエアコン用の、マニュアルで操作できる設定かな?

今後はライブが途絶した車両とか中心に見て行きたいと思います。

プレミオに掛かっていた分、その他の車両をおろそかにしてしまい、溜まってます。
忙しいのは良い事だ、うん。

-----------------------------追記---------------------------------------

修理後の燃圧センサーなどを点検

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アイドリングも安定、点火時期も変動するようになりました。


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テスト走行しながらライブデーターを確認
空燃比学習値も40%以下に落ち着く


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高圧ポンプのパルスは以前と変化なし
ドンだけアクセルあおっても駆動が無くなることもなし。


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エンジン停止後の燃圧センサーの数値

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1分後も変化なし
ポンプやインジェクターからのお漏らしは無しと判断

今後の直墳エンジン修理の参考にしたいと思います。


--------------------------さらに追記--------------------------------


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高圧ポンプをバラしてみました。
びよーんと飛び出てるのがエンジンのカムによって押されるピストンです。


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フューエルポンプ(低圧)から送られた燃料が高圧ポンプに入り
ピストンによって高圧縮されるのですが、エンジン側とポンプ側、区切られてるのは
真ん中にあるステムシールのみです。


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ステムシールにまだ弾力はあるものの、ピストンロッドに密着するほどの張力はありません
スカスカです。


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もっと詳しく見たいと思い、外しましたが綺麗に取れませんでした。


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内側にも燃料が進入しないように返しのリップが設けられてました。
おそらくはこのシール不良によってエンジン内部に燃料が漏れたと判断します。
シールだけで出ればなんてことない作業ですが、たぶん単体では出ないでしょうね。

構造は多少変わってますが、まだまだ直噴エンジンはゴロゴロしてます。
燃圧計も買いました、受けた依頼はなるべく自社で完結できるように精進です。




困ったな

2014-05-10 20:34:55 | トヨタ
プレミオ 続きです。

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さて、故障診断のため、燃圧システムの要である燃圧センサー、高圧ポンプをコンピューター側で測定したわけですが
前記事を確認したら燃圧センサー2.2v~3.3vとかウソ書いてました、ごめんさない。
測定値を見ると0.5vのズレがあり、これがどのような影響を及ぼすかわかりません。
しかし、閾値が1vも無いとするとかなり影響はあると考えたほうが良いかもですね。
ひとまずこれは置いておいて

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なんとかセンサーは外したものの、1AZの点検基準で調べて良いものか不明
そもそも端子配列が違ってて、電源電圧掛けたら壊れたなんて目も当てられないので
そっと元に戻しました。これは最終的に行き詰ったら手を出すつもり。

D-4エンジンで、ここまで調子の悪い車両を見るのも初めてであり
どこに腰を落ち着けて探求したら良いか、とても悩む。


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サーキットリレー短絡による


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フューエルポンプ駆動も確認、やっぱり燃圧計は買って置かないとだな・・・


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色々と調べていたら、いたかめさんの所でエンジン内に燃料が漏れる事象があったようだ。
で、ゲージ抜いたらFのはるか上、こりゃー確実にどこからか漏れてるようです。


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ここでポカ
計測前にエンジンオイル交換しちゃったんです。
交換前に測定すればもっと数値は上がっていたはず、痛恨のミス。
変動は大きいですがHCの上限が8000くらいまであがりました。


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調べた箇所はフィラーキャップから。
じゃ、具体的にどこから漏れてるのってお話ですが、なにぶん経験不足
トヨタさんに相談しましたら


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高圧ポンプからの漏れがいくつかあったとのこと。
単体点検はできません、修理書では「漏れる」と言うことは想定していないのでしょうね
不調の場合、新品交換して双方を比較すると・・・これだけなんです。


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稚拙ですが、自分なりの推測を・・・

エンジン内へ燃料漏れによるHC濃度上昇、ブローバイなどに混入し、排ガス中の濃度も濃くなる。
だから空燃比学習値は燃料絞れや!てきな指令を出すため-80%なんていうアホみたいな数値を
叩き出す。

今後は高圧ポンプを交換してみて、それでもP0191が出るようであれば燃圧センサー交換を視野に
入れたいと思います。
ちなみに高圧ポンプは8万以上、センサーは2万くらい。
とてもチャレンジできる金額ではないので中古でいきます。

なにこのプレッシャー、禿げそうだわ・・・