KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

車窓に降る詩

2017-08-24 00:09:43 | 本と雑誌
 前回は少しだけの紹介となりましたので、今回はもうちょい話を膨らませようかと。


さる5日および6日の「鉄道模型コンテスト」にて、T-TRAKコーナーの隣にブースを構えていたのが、挿絵を描かれた松本忠さんの鉄道イラストでした。

イラストと言うよりは写真に近いようなタッチ。これは只見線を応援する文章を添えたパンフレットではありますが。
ブースが隣同士だったこともあって、手が空いたときにはよく話もしたり、われわれのジオラマも喜んでみてくださった(その間なぜか自分が店番・・・(^^;)ので、そのお礼もかねて、先の本を買ったのでした。

そして時が2週間ほど飛んで、先週土曜日に、この詩の朗読会があることを知って、

実際に行ってきたわけです。朗読は浅田志津子さん本人でした。

前回、その感想として、深い、というか重い、という意味のことを書きました。
それはたとえば「たたんだ千円札」という詩で、帰省先から東京へ戻るときに駅までついてくるという母から渡された千円が、いつも使わず部屋の引き出しの箱の中へ・・・。母思いから使わなかったのか、それとも親離れ、子離れができず恥ずかしいと思ってのことだろうか。

と思えば、「もし いつか」という詩では、「もし」離れて暮らす母親がだんだん呆けて、ひょっとしたら娘の自分のことも忘れてしまったとしたら、と思った時の言い知れぬ恐ろしさと、自分がとるべき覚悟と決意(というと少し大袈裟?)のあらわれのようにも感じた。

幸いなことに(!)ぼくは両親ともに元気(ひょっとして自分以上に!?)なので、今はそのような状況を想像しにくいが、もしいつか、同じような状況になるかもしれない。そのときに、逃げたりせず、はたしてそんな親たちと向き合うことができるだろうか・・・。

もしご興味がございましたら、参考までにこちらのリンクを参照なさってはいかがでしょう(書店では扱っていないようです・・・)。
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