僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

カシオペアの丘(重松清)

2012年09月18日 | よむ

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何の因果か重松清を読むことに。

嫌いなんだけどなんか引っかかる作家なんだよな。

ドロドロした愛憎劇というか、

読むたびに

未来への暗雲垂れ込める兆しのようなもの

を感じずにはおれないのだが、

人が変われば見方も変わるもので

読むと希望がわいてくるという人もいて。

実に不思議な作家だ。

今回のカシオペアは予想とは少し外れたけど

やっぱりなんだか生きることに不安になってきた。

2時間ドラマにぴったりだよな。

余談だがこの本を読んでいる最中、

舞台となった北海道北斗市とほんのちょっと接点をもった。

昔から書物に妙な縁を演出してもらうことが多く

いつも驚かされる。