何の因果か重松清を読むことに。
嫌いなんだけどなんか引っかかる作家なんだよな。
ドロドロした愛憎劇というか、
読むたびに
未来への暗雲垂れ込める兆しのようなもの
を感じずにはおれないのだが、
人が変われば見方も変わるもので
読むと希望がわいてくるという人もいて。
実に不思議な作家だ。
今回のカシオペアは予想とは少し外れたけど
やっぱりなんだか生きることに不安になってきた。
2時間ドラマにぴったりだよな。
余談だがこの本を読んでいる最中、
舞台となった北海道北斗市とほんのちょっと接点をもった。
昔から書物に妙な縁を演出してもらうことが多く
いつも驚かされる。