ハコスカCピラーカットの悪夢をケンメリでは払拭したい!
ハコスカのCピラーカットについて、
「日本で唯一の新車スクープ誌「New Model Magazine X」(三栄書房刊・毎月26日発売)の日々のニュース配信に特化した公式Webサイト」にて記事になっていました。
MAGX NEWS
https://mag-x.jp/
って、実車の雑誌がのりだしてくる位の大問題だった訳ですが、
その記事は「アシェット社のハコスカ切断線問題 第7弾 切断線の生写真入手!」
がラストのようです。
https://mag-x.jp/2017/05/26/6982/
今見ても悲しい写真ですが、京商の言い訳(?)も記事になっています。
アシェット社のハコスカ切断線問題 第6弾! 京商からお客様へ
https://mag-x.jp/2017/05/25/6938/
ここでの言い訳は「厚すぎて成形不可」としていますが、
金型ってどういうのもなのかを知らない人を煙に巻いています。
量産される成形品は金型によって作られますが、
イメージはお菓子のプリン形と同じです。
ただ、成形品はプリンのように身がぎっしり詰まっているのではなく、
最中のような薄皮(これを肉厚(にくあつ)と言います)を作ります。
なので、外側の雌型と内側の雄型を作って、
その隙間に熱した材料を流し込んで、
そのまま冷却して固めることで成形品は出来ています。
この時、冷えて固まる硬質な材料を使った場合は、
内側に回り込んだ部分があると成形品が金型から取り出せなくなります。
これを専門用語では「アンダーカット」といいます。
でも、そうしたら、プリン形をした成形品しか作れないことになりますが、
金型には「スライド」という構造があり、
成形時にはアンダーカットでも成形品が冷却されて固まっても、
金型がスライドする事で取り出すことが出来ます。
そして、京商の説明にも「スライド」とありますが、
これは「成形不可」としている内側にも採用することが出来、
これを「内スライド(うちすらいど)」といいます。
勿論金型の製造コストはあがりますが、
技術的に不可能なことではありません。
と言うことで konaki。はハコスカのCピラーカットについて、
その言い訳に納得はしていません。(`へ´)
とはいえ、その事を今更糾弾するつもりはなくて、
改めてケンメリのボディを見てみました。
すると、アンダーカットとなる部分は非常に小さいです。
なので万が一分割されたとしてもフェンダーのサーフェースラインになるかなと。
いやいや、
そもそもスケールモデルで不自然な分割ラインを作ってはダメなのですが。
p(#`д´#)q
KYOSHOさん、改めてその技術力を見せてくださいな!
看板を表に出して作っている製品です。
ファン(私だけ?)の期待をこれ以上裏切らないでください。
何卒宜しくお願いします。m(_ _)m
konaki。
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創刊号のスタートアップ資料で吟味しますよね、
それこそ穴が明くほど隅々まで検討する。
ただその資料は実際に配布されるものと相違があって、その程度も創刊号で判断します。
まぁ謳い文句のドライバー1本で組み立てができる
と言うのはもう誰も信用しませんが、惚れた者の
弱み、ある程度のことならば何とか乗り切ろうと
いう思考に変化します。
あまり模型に精通していない普通の読者が画像を
信じて決心したが途中で挫折するということは
残念すぎる。
そんな人を救うのは konaki さんのブログです。
しかしアシェットはねぇ
まず補充部品はストックしない方針、平気で延長
する。オプションのケースは受注が伸びなければ
なかったことのようにスル―。いまのところ誠実
生はデアゴに分がありますね。
そもそも模型を組み立てるホビーと、
分冊百科の組み立てとは大きく違うような気がします。
これを玄人とか素人とか区別はしたくないのですが、
模型を作るのは難しいけど、
「ドライバー1本で簡単組み立て」と言われれば、
「買って作ってみようかな」みたいな。。。
なので、そういう読者の目にはシリーズガイドの写真が「格好いい」としか映らないでしょう。
でも、だからこそ裾野は広がる訳で、
たとえ初心者でも完成できる製品にしなくてはなりません。
その実「専門誌」とよばれる雑誌でも、
常に初心者を意識した企画を連載していますし、
カーグラフィックみたいな玄人指向の雑誌は憧れで、読者がそれに達しようとするので別物です。
そして、もう一つ問題だなぁと思うのが、
分冊百科を出しているのは出版社で、
パーツは「おまけ」。
メーカーとしての意識が無い事です。
勿論出版社はメーカーではありませんが、
少なくともPL法(製造物責任法)に関わると思います。
と、出版社の分冊百科に否定的な事をいってしまいましたが、
何よりリリースされなくては選択出来ないので感謝です。
ただ、こうして製作ブログを上げるからには、
「こうすればちゃんと組み立てられるよ」とか、
「こうするとディテールアップ出来るよ」を紹介したいと思っています。
何より「失敗を含めて実体験」を座右の銘としています。
そんな初心にかえる気持ちとなったコメントを頂き、
ありがとうございました。m(_ _)m