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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

航空観閲式関連情報

2014-10-20 18:16:05 | BLOG×記事
例年秋に実施されている自衛隊記念日行事は、皆さんご存じのとおり今年は
航空自衛隊が担当する「航空観閲式」の開催年で、来週末の10月26日に
茨城県の航空自衛隊百里基地で実施されます。

この行事は残念ながら一般には非公開で、関係者や政府要人、大使館など海外要人を
招待して行なうイベントで、各種航空機の航過飛行や機動飛行など、短時間で
航空自衛隊(および航空部隊を中心とした一部陸海自衛隊)の任務や装備を紹介する、
凝縮された内容となっています。

この行事、航空自衛隊を上げて数ヵ月にわたる準備の上で開催されるのですが、
昨日は総合予行を兼ねた「事前公開」が行なわれ(「公開」といっても
入場できるのは限られた招待者のみなのですが)、取材に行ってきました。

地上には一部の陸自、海自航空機を含め地上展示機が並び、3自衛隊の隊員が整列し
観閲式が行なわれます。

その後観閲飛行として、陸自、海自の航空機、空自の主要航空機がパレードを行ない、
機動飛行などの訓練展示が実施されます。



なお、今月号(12月号)スペシャルファイルでも紹介している第305飛行隊の
F-15J空自創設60周年記念塗装機は、諸般の事情から、今回の航空観閲式には
残念ながら参加しないとのことです。
そんななか、今年の航空観閲式の目玉といえるのが、初参加となるXC-2。
訓練展示の最後に岐阜からC-1FTBとともに飛来、1パスしましたが、
いまだ技術研究本部のもとで実用試験中の機体ですが、空自創設60周年を飾るだけに
ここで初めて飛行中の姿をお披露目することになったようです
(C-1とともに1号機コンビでのパスというのも貴重ですね)。



そして1号機といえば、もう残っている機体も少ない未改修のF-4EJも飛行開発実験団の
1号機(#301)が地上展示されていました。



ただ、これは事前公開のみの可能性が高く、26日の当日には同機が展示されていた場所に
スペシャルな機体が展示されるそうです。
その機体とは、米海兵隊のMV-22Bと、空自が導入を決めたF-35Aのモックアップ。
MV-22Bオスプレイはもちろん百里には初飛来となります。
飛来日程は公表されていませんが、前日あたりの飛来になる可能性が高そうです。

26日の航空観閲式当日には、基地外周からその様子を見ようとお考えの読者の皆さんも
多いかもしれません。ただし、当日は政府要人が百里を訪問すること、周辺住民への
配慮などから、基地周辺は大規模な交通規制が行なわれます。
地元小美玉市のホームページ上に交通規制に関する案内も掲載されていますので、
お出かけを検討中の皆さんは、必ず事前に確認してください。

そして最後にお知らせを。
当日の天候にもよりますが、文林堂では航空自衛隊創設60周年の年にあたる
今年の航空観閲式を、DVD&写真集のかたちでまとめて、年末ごろまでに
発行する準備を進めています。
詳細は『航空ファン』本誌や本ブログで追って紹介しますが、どうぞこちらもお楽しみに。
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