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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

『航空ファン』4月号は恒例の自衛隊航空特集

2012-02-17 13:03:13 | BLOG×記事


『航空ファン』の最新号も無事校了(編集作業をすべて終えて印刷にかかること)、
21日火曜日に店頭に並ぶ予定です(一部発売の遅れる地域もあります)。

政府の予算編成のために防衛省では年末に新年度予算案を公表しますが、
毎年4月号ではこれに関連する話題として、自衛隊航空全般と
防衛費航空関連予算にみる装備計画・部隊状況を特集しています。
2012(平成24)年度予算では、約7年にもおよぶ選定作業が決着、
ようやく導入が正式決定された航空自衛隊の次期戦闘機F-35ライトニングⅡに始まり、
新機材の導入や改修、部隊編成など一般的にも注目度の高いニュースも少なくありません。
震災復旧、島嶼部防衛といった自衛隊が直面している課題山積のなかで、
XC-2、XP-1など新鋭機の開発と購入も含めた航空関連の予算・計画に
スポットを当てるかたちで3自衛隊について詳しく解説していきます。
そして表紙は、AB前回で離陸していく第305飛行隊のF-15Jです。

第2特集はボーイング787の日本を舞台にしたバトル。
多くの日本企業も機体製造の一翼を担っている787ですが、
キックオフカスタマーとなって昨年同機を受領したANAは、年明けには北京、
フランクフルトへの国際定期路線にも就航させています。
そして一方のJALもまもなく787の1号機を受領、4月22日から新路線として開拓した
米ボストン線に同機を就航させる予定で、ANA対JALの熾烈な787バトルが
まもなく幕を開けそうです。
本号ではお馴染み航空評論家の青木謙知氏が最新情報を解説、
さらにJALの787運航乗員部部長・小川機長のスペシャルインタビューも収録しています。

このほか、核開発疑惑に端を発する軍事衝突の危機に揺れるイラン情勢の解説や、
2011年前半期航空ニュースまとめなどの記事も充実。
カラーではカラフルな米海軍航空100周年CONAスキームの練習機空撮や、懐かしの
オールドジェット空撮シリーズ(ミーティア、FJ-4Bフューリー、MiG-15/-17)一挙掲載、
徳永カメラマンによる空撮二本立て―ベルギーのC-130&アレニア・アエルマッキM-346など
空撮三昧、さらに東日本大震災以降のブルーインパルスのメンバーにスポットを当てた
短期新連載も始まります。




『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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7 コメント

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F―35キャンセル、F-X再選定の可能性について (イタヤン)
2012-02-22 20:08:23
今日の産経新聞のモバイルニュースで日本政府が、これ以上の機体価格上昇等があれば、調達見直しもあり得るとアメリカ側に伝えたと報道していました。前に再選定の可能性はないのかと言うことを、当ブログにコメントし、編集部からその可能性は低いとのお返事を頂きましたが、やはりこのニュースを聞いて、再選定あり得ると思いました。航空ファン編集部の見解を聞かせていただけたら幸いです。お願いいたします。
返信する
編集部より (編集部)
2012-02-24 22:14:53
>イタヤンさん
価格と納期の確認については、昨年末にF-Xを決定する前の段階で、米政府とロッキード・マーチンに念押しをしていたと言われています。つまり、そのリスクを負ってまでも航空自衛隊としてはF-35Aを導入したいという表われでもあり、そしてその念押しの結果、導入を決定したのがF-35Aだった、というのが実際の流れだと編集部では考えています。
では実際に納期どおり、価格の大幅な高騰なくF-35Aが配備になるのか、といわれれば、不確定な部分が多いのが本当のところで、近年ではAH-64Dのように調達数減の事例もあります。
とはいえ、ここまで時間をかけてF-X選定を行なってきたなかで、また再選定をするという可能性は引き続き非常に低いと思います。また、3月号でも紹介したとおり、一部メディアでは必要以上のF-35Aに対するネガティブキャンペーンが見受けられるのも事実です(これはほかの政治ニュースにも見られるような、マスメディアの体制批判の一環だと捉えることもできるでしょう)。
編集部としてはF-35A以外の選択肢も充分に考えられると決定前から申し上げてきましたが、現状を見るかぎり、すべてのプラス面、マイナス面を勘案した上で防衛省はF-35Aを選んだ、というのが冷静な見方だと思います。
もちろん、再選定の可能性をゼロとは言いませんし、現実的な路線を歩むのも大事なことではあると思います。ただ、どちらにしてもF-Xは“待ったなし”の状況であることは、疑いのない事実ですね。
返信する
Unknown (イタヤン)
2012-02-25 03:11:22
編集部から回答を頂きありがとうございます。ただ今回の場合はF-X決定からまだそんなにたっていないのに、アメリカ側にキャンセルもあり得るというかなり異例とも言える申し入れをしており、念を押したとはいえ、価格高騰や開発及び調達先送りの影響が日本側にとって予想以上だったということなんでしょうか?しかも他のF-35採用予定国も調達機数をかなりカットするか調達先送りを決めるなど、やはり決定通り調達できるか心配です。やはり3タイプ同時開発に無理があったのではと考えてしまいます。
返信する
再度編集部より (編集部)
2012-02-26 03:56:20
>イタヤンさん
再度申し上げますが、編集部を含む多くの航空関係者が、F-35に関する価格高騰と納期の遅れの危惧を持っており、以前から問題としてはあったことです。しかし防衛省は導入を決めたわけですから、リスクを負ってでもF-35を導入したいということなのです。
少々突き放した言い回しになってしまいますが、編集部の人間は日本政府の見解までは分かりませんし、いまさら予想以上だったなどと言うことは聞きたくない意見です。また私たちが心配しても仕方のない次元、と言わざるを得ないのも事実です(F-X選定の時点で多くの人が心配していたわけですから)。しかしとにかく、今回の報道も「公式発表」ではありませんので、そのあたりを冷静に受け止めていただきたいと思います。

もう一点については申し訳ありませんが本ブログにて言及すべきことではないため、今回はコメントを差し控えさせていただき、まことに申し訳ありませんがコメントも削除させていただきます。ご理解下さい。
返信する
そういえば (かつひこ)
2012-02-27 12:37:36
ロングボウも何とか1個飛行隊を編成可能な機数が揃いそうで、ホッとしております。ところで今日、某サイトにて中国国産の攻撃ヘリ「WZ-10」の最新の画像が掲載されているのを見つけました。AH-64やティーガーといった、欧米製攻撃ヘリを意識したと思われる統合型ヘルメットを装着したパイロットも写っており、着々と戦力化が進んでいるように見受けられたのですが。陸自は低下する一方であろう攻撃ヘリの勢力を、どう考えているのでしょうか?
返信する
質問です (JAXA)
2012-03-01 20:47:46
こんばんは。

実は、4月号のリーダーズリポートで採用されたのですが、掲載誌が届きません。
問い合わせがわからず、こちらに投稿しました。
問題があればなんだったんだろうと思いましたが。
おくらられてこないのであれば購入しようと思うのですが。
よろしくお願いいたします。
返信する
掲載誌の件 (編集部)
2012-03-04 17:59:29
>JAXAさん
返信が遅れ申し訳ありません。いつもご愛読、ご投稿ありがとうございます。
また、掲載誌未着の件、失礼いたしました。じつは4月号より発送会社を変更しているのですが、それが原因なのか、弊社の発送リストの手違いなのか、調べてみないと分かりません。大変お手数ですが、月曜日以降に編集部宛にお電話いただくか、monoshopのお問い合わせフォームより、航空ファン編集部への質問のかたちでご本名でご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
返信する

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