
本日4月17日、GA-ASI(ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ)は
都内で記者会見を開き、同社の開発した大型遠隔操縦無人機、ガーディアンを使って、
長崎県の壱岐市で実証実験を行なう計画であることを発表しました。
GA-ASIはトマホーク巡航ミサイルでも有名ですが、最近は米軍などで運用される無人機
MQ-1プレデター、MQ-9リーパーの製造会社として広く知られており、
今回話題となったガーディアンはMQ-9の胴体にさまざまな捜索レーダーやカメラ、
センサーを搭載した観測用無人機。
日本には海洋監視や地震・火山噴火・台風被害などの自然災害時に有効活用できる
機材として、提案をしている機体です。
長崎県壱岐市ではその地域特性を活かし、将来の無人航空機実証フィールドへの発展も見据え、
平和利用の無人機運用に関する今回の実証試験に協力することに合意しました。
記者会見にはGA-ASI太平洋地域国際戦略開発担当副社長テリー・クラフト氏のほか
日本大学危機管理学部教授の勝俣秀通氏、壱岐市長白川博一氏が出席、
それぞれの立場でプロジェクトや危機管理に関する無人機の有用性、
壱岐市のプロジェクトに対する協力体制などを説明しました。

向かって左から勝俣教授、クラフト副社長、白川壱岐市長
GA-ASIでは現在、壱岐空港をベースに5月以降、約3週間の実証試験を実施する方向で
政府関係機関に認可を申請中とのこと。これが実現すれば、
GA-ASIとしては海外で行なう初の民間向け無人機の実証試験となります。
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