
羽田空港からの搬出時に撮影されたYS-11量産初号機(JA8610)
『航空ファン』6月号P.61で紹介したとおり、
国立科学博物館が所有するYS-11量産初号機(JA8610)は、
今年3月下旬に20年にわたって整備・保管されてきた羽田空港から、
茨城県筑西市のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」に移動しました。
日本機械学会の「機械遺産」、日本航空協会の「重要航空遺産」にも登録された本機を
今後多くの方々に見てもらえるような公開態勢を整えるために、
現在準備が進められています。
現状としてはトレーラー輸送のために分解した機体の組立作業が続けられていますが、
昨今の新型コロナウィルスの影響による臨時休館や入場者数制限もあり、
入館料収入が激減、財政状況が悪化しており、
YS-11の組立作業にも支障が出ているとのこと。
そのため、クラウドファンディングサイトA-portで支援の資金募集を始めました。
クラウドファンディングには少額の募金から
特別報告書やスタッフワッペンがつくコース、
セレモニーやイベントに参加できるコースなどもあるので、
ぜひ日本の航空の歴史を残すためのプロジェクトに、
多くの方に協力いただければと思います。
「YS-11」量産初号機公開プロジェクト
https://a-port.asahi.com/projects/kahaku_ys-11/
なお、国立科学博物館では本プロジェクトについてSNSでも発信しており、
また「ザ・ヒロサワ・シティ」では、窓越しになりますが
作業や機体の様子も見学することができます。
Facebook:https://www.facebook.com/ys11project
Twitter:https://twitter.com/ys11project
ザ・ヒロサワ・シティURL
https://www.shimodate.jp/index.html
そして、明日8月6日には11時から格納庫の工事にともなう
機体のトーイング(移動)作業が実施される予定で、
この様子も窓越しに見学できるとのことです。
前回のトーイング作業時のタイムラプス映像はこちら。
https://youtu.be/g0tDODn9O5s
さらに、8月30日(日)には格納庫からのライブ配信も予定されています。
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