ノースロップ・グラマンが製造したAX-5の中央部胴体。 Photo : NORTHROP GRUMMAN
日本時間の12月16日午前、ロッキード・マーチンがニュースをリリースし、
日本のFACO(最終組み立て検査施設)で製造される最初のF-35Aの組み立てが
12月15日、名古屋のFACOで開始されたことが発表されました。
同機は航空自衛隊向けの5号機(AX-5)で、10月2日にノースロップ・グラマンが
中央部胴体を完成させ、その後ロッキード・マーチンに納入したことを発表していました。
今回の組み立て開始にあたり、すでにこの中央部胴体が
名古屋に搬入されているのかなど、詳しい発表はありませんが、
この機体は2017年に納入される予定となっています
(現時点ではロッキード・マーチンの日本法人、三菱重工とも
このニュースに関する正式なコメントは出していません)。
航空自衛隊では42機のF-35Aを導入する予定で、1~4号機(AX-1/-4)は
ロッキード・マーチン社フォートワース工場(テキサス州)で組み立てられ、
航空自衛隊に納入される予定ですが、残る38機は名古屋のFACOで
組み立てられます。
AX-1については、12月8日にノースロップ・グラマン社パームデイル工場(カリフォルニア州)で
中央部胴体が完成、デリバリーされており、こちらは2016年第2四半期までに
ロールアウトする予定となっています。