世界の傑作機No.146『E.E.キャンベラ/マーチンB-57』が、
本日全国の書店さんで発売されます(一部地域では少し遅れるようです)。
第二次大戦後のアメリカ空軍の爆撃機に関していえば、
No.127のB-26(A-26)、No.125のB-36、No.142のB-47、
No.31のB-52、No.64のB-58、No.121のB-1、そして今回のB-57で、
メジャーなタイプはほぼラインナップ化したことになります。
ただメジャーといっても、B-57は他の華々しいタイプに比べれば
これといった新機軸もなく、いまひとつ地味ではありました。
しかし、それこそが本機の最大の長所でもあったのです。
本号に写真と記事を提供してくれた元B-57パイロットの
R.C.ミケッシュ氏も、本機を「戦闘機なみの機動性を発揮し、
かつ長大な航続性能と爆撃プラットフォームとして抜群の安定性をもつ」
と絶賛しています。
本家イギリス空軍ではキャンベラを55年間も運用しており、
後年ではいぶし銀の趣がありましたが、
電子戦訓練機T.17などは前衛的な機首形状をしており、
一種独特な魅力を漂わせていました。
本邦初、空前絶後のキャンベラ特集号、読み応えたっぷりの記事を満載しています。
是非ご購読ください。
写真は南ベトナム、ファンラン基地で発進に備え待機中のB-57B。