本日午前中の更新に対するコメントで、執筆をご担当いただいている田辺義明先生が
紹介してくださいましたが、『航空ファン』の最新号2011年2月号は、明日12月21日に
発売になります(一部地域で発売が遅れる場所もございます)。
今月は強力な特集3本立てで、まずそのうちのメイン特集は中国の最新戦闘機事情。
中国空軍は、先ごろ行なわれた珠海でのエアショーチャイナで殲10(J-10)に
機種改変した八一飛行表演隊による見事なフライトを披露しました。
9月の尖閣諸島での中国漁船衝突事件以降、朝鮮半島情勢の緊迫などもあって
日本周辺はにわかに不穏な状況となっており、殲10も将来、
いまだ提案要求(RFP)すら発表されない空自F-Xの強力なライバルとなる
可能性があります。ということで誌面では徳永克彦カメラマンによる
エアショーチャイナのフォトリポート、田辺先生の詳細現地ルポに加え、中国空軍の
最新主力戦闘機殲10、殲11(J-11、中国版Su-27)についてその実力を
徹底分析します。
またこのほかに日本周辺の関連する話題として、北朝鮮ヨンピョン島砲撃事件の際に
一触即発の状態だった南北朝鮮の航空機部隊についても岡部いさく氏が
緊急リポートします。
第2特集は2010年シーズン、パトルイユ・ド・フランスを率いてきた初の女性編隊長、
ヴィルジニー・ギヨ少佐をはじめ、世界のアクロチームや戦闘機部隊で活躍する
女性パイロット。表紙もギヨ少佐が飾っています。日本ではまだ作戦機に搭乗できる
パイロットは存在しませんが、世界的に見ると多くの女性が第一線で
活躍しているという好例を、一部紹介したいと思います。
また映画『アメリア』日本公開にも関連して、航空史に名を残した女性飛行家も
紹介します。
そして第3特集は日本とその周辺の偵察機について。航空自衛隊のRF-4E/EJの
後継機として開発中のF-15偵察機型や無人機など、自衛隊の偵察機戦力について
現状と将来を詳しく解説します。加えて先ごろグアムに配備され、日本でも導入を
検討しているといわれるグローバルホークと、東アジア地域の偵察網についても
細かく分析します。
ほかにもついに退役となったオーストラリア空軍のF-111、レガシーから
スーパーホーネットへの機種転換のため一時帰国したVFA-195、
スウェーデン空軍ヒストリックフライト、カンタスのエンジントラブルと
スカイマークの導入というA380関連ニュース詳報など、国内外のイベントリポートも
満載です。
そして1月号では誌上限定通販を企画しましたが、2月号ではクリスマス&
お年玉プレゼントとして珠海のエアショーチャイナのおみやげを一挙大放出。
J-10の大型バッグや八一飛行表演隊のボールキャップなど、田辺先生が身体を張って
集めた絶対手に入れることのできないグッズが盛りだくさんですので、
どしどしご応募ください。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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