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原油安や素材価格の下落など、デフレに向かう世界とちぐはぐな日本経済の動き。

2014年12月14日 15時49分50秒 | 日記
 金曜日(12日)のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は大幅に値を下げた。

 12日の日経平均株価はなんとか110円高で引けていたが、週明けの月曜日以降の日経平均株価の動きには目が離せない。

 総選挙の結果も出ているだろうから、国内の政治の環境はほゞ予測通りであると思えるので、いよいよ世界的な原油の影響や中国、米国など国際的な景気の環境が、もろに日経平均株価にも影響を与えるだろう。

 原油価格の下落や中国経済の減速、米国のエネルギーコストや素材価格の下落など、世界的な動きはインフレどころか、デフレに向かっている。

 日銀の追加金融緩和による無理やりのデフレ政策は、日本経済が世界と違う動きで孤立する恐れがあるようにしか見えない。 

(ブルームバーグより貼り付け)

米国株(12日):反落、ダウ平均は週間で11年来の大幅安

 (ブルームバーグ):米株式相場は反落。原油の売り浴びせが続いたほか、中国の工業生産統計を受けて世界経済の減速懸念が広がった。ダウ工業株30種平均は週間ベースでは3年で最大の下げとなった。

 S&P500種株価指数では素材株が最大の値下がり。エネルギー株も下落した。ダウ工業株30種平均では構成する30銘柄全てが値下がり。特にIBMやデュポン、エクソンモービルの下げが目立った。

 S&P500種 株価指数は前日比1.6%安の2002.33。取引終了前の1時間で下げ足を速めた。週間では3.5%安。ダウ工業株30種平均は315.51ドル(1.8%)下落し17280.83ドル。週間では3.8%安と、2011年11月以降で最大の下げとなった。

 ウォレン・ファイナンシャル・サービス・アンド・アソシエーツで1億ドル超の資産運用に携わるランディ・ウォレン氏は電話取材に対し、「原油相場の状況が影響しているのは明らかだ」とし、「当初は原油の供給過剰というだけだった。だが今は世界経済の成長が遅過ぎるとの懸念も加わっている。そうした懸念が国内で見られる前向きな兆候を打ち消しているのは確かだ」と続けた。

 米国株相場は取引終了前の1時間に下げ足を速め、ダウ平均は100ドル超下落した。S&P500種はテクニカル分析で注目される50日間移動平均を約2ポイント上回る水準で終了した。

●原油安

 原油価格の急落で世界経済への不安が高まる中、世界の株式市場では今週、時価総額にして1兆ドル余りが吹き飛んだ。原油相場は3日続落。石油輸出国機構(OPEC)の主要生産国が米国産シェールオイルとの競争で、シェア防衛に動くとの観測が広がっている。国際エネルギー機関(IEA) は2015年の石油需要見通しを下方修正した。下方修正はここ5カ月で4回目。

 シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は今週78%上昇と、週間では4年余りで最大の上げとなった。

 中国の11月の工業生産は前年同月比7.2%増と、市場予想の7.5%増を下回った。これに反応し、世界的に株価が値下がりした。欧州ではストックス欧州600指数がこの日2.6%安。週間では5.8%安と3年ぶりの大幅な下落率となった。

●米経済指標

 米消費者信頼感の指数上昇が示されると、米国株は一時下げを縮める場面があった。米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は12月に93.8と、前月の88.8から上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値89.5を上回った。

 また11月の米生産者物価は市場の予想以上に下落した。エネルギーコストはここ1年余りで最大の低下となった。米労働省が12日発表した11月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.2%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想 の中央値は0.1%低下だった。前月は0.2%上昇。

 S&P500種の業種別10指数は全て下落。特に資源やエネルギー、金融の指数が大きく下げた。

 S&P500種の素材株指数は2.9%安。フリーポート・マクモランやダウ・ケミカルの下げが目立った。エネルギー株指数は2.2%下げた。

(貼り付け終わり)

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