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メーカーの完成検査と、乗用車の車検制度は、何故50年前と同じなのか?

2017年11月27日 21時20分49秒 | 日記
 
昨日のブログに続いて、自動車について書こう。

 ご存知のように、GoogleやAppleなどのIT企業も参入して、自動運転技術開発を自動車メーカーも必死で行っている。

 少なくとも、うっかりアクセルを踏み込んで、コンビニなどの店舗に車を飛びこますというような事故は、最新の車では防止できるようになってきた。。

 自動運転技術は日に日に精度を上げており、少なくとも5年もたてばほぼ実用化する技術が確立するだろう。

 一方電気自動車もその航続距離を伸ばし、電池の効率化でパワーも充電時間も、実用域に近づきつつある。

 筆者のように、50年以上の運転経験から自動車の進化の推移を見ていると、基本は同じガソリンエンジンでも、どんどんと燃費効率も上がり、排気ガスの浄化技術も改善されてきた。 そのうちにハイブリッド車が出現すると、その燃費も驚くほど向上してきている。

 筆者はまだ電気自動車を本格的に運転したことはないが、なめらかな加速を見せる電気モーターによる自動車の気持ち良さは別格だという。

 特に中国では、排気ガス減の強力な対策とエネルギーの効率の良い利用法として、今後は電気自動車普及に重点を置くという。 世界の自動車メーカーは必至で電気自動車の開発にエネルギーを注がなければならない時だ。

 自動車業界は急速な構造変化を迎える時が迫っている。そういうときに筆者は、完成検査の非資格者がおこなっていたという、何とも後ろ向きな国交省の告発には、正直恐れ入った。

 なんと完成車検査制度は50年も前に決められた制度だという。 自動車メーカーの生産ラインなど、どんどんと作業ロボットが導入され、50年前と現代では製造ラインなどはすっかり仕様が変わっている。

 前回も書いたように、次々に数分で製造ラインから出てくる新車を、何分かけてどう検査するというのだろうか? 常識的に考えても、製造ラインで部品組み付け後に作動チェックを行って、次の工程に流れていく。

 我々が使用する自動車の車検制度といい、50年を経過しても、ほとんど簡素化の面影もない。 ましてハイブリッド車や電気自動車なども、相も変わらず2年ごとに車検を行うのだろうか?

 筆者に言わせると、安全面だけを見ると、せいぜいブレーキ関係のブレーキパッドや油圧系のチェックだけで安全性は十分なのではないか? 万一の場合に停止しない車は危険だから。

 そのチェックだけなら、車検費など2~3千円もあれば十分だろう。今のように数万円の車検費用は不必要だ。

 本当にブレーキ関係に不具合があれば、修理すればよい。

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