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「アビガン」が新型コロナ治療薬として、効果があることを期待したい。

2020年04月03日 15時15分11秒 | 日記
 新型コロナウイルスの治療に効果あるのではないかといわれている、富士フィルム系の富山化学の抗インフルエンザ薬「アビガン」が、新型コロナウイルスの治療薬として臨床試験されているようだ。

 筆者はこういう医薬に詳しくないので、日経バイオテクで本日公開されている記事を貼り付けさせていただきます。

 「アビガン」が新型コロナウイルス治療に役立つのではないかという情報で、富士フィルムの株価が急騰したことは知っていましたが。

 日本で2014年3月に承認された医薬品ですが、動物実験で催奇性(奇形を発生させる可能性という事か?)が認められたため、「既存の抗インフルエンザ薬に耐性を有し、かつ高病原性のインフルエンザ感染症の蔓延に備える医薬品」と位置付けられ、厚生労働相の要請がない限りは、製造などを行わないことなどの承認条件が課されている(記事のまま)という事らしい。

 まだ、簡単に使用できる薬品ではなさそうだが、治験を進めることで効果が認められると、新型コロナの治療薬として使用できる期待がもてる。

 物質特許は切れているが、製法特許は失効していない。中国企業がジェネリック医薬品として製造しているらしく、中国の新型コロナ治療にも使われていたのかもしれないが、治療効果の情報共有を、是非して欲しいものだ。

(日経バイオテクより貼り付け)

「アビガン」治験の詳細明らかに 6月末にも終了
2020/4/3

 富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学が、新型コロナウイルス感染症を対象にスタートさせた抗インフルエンザ薬「アビガン」(一般名ファビピラビル)の第3相臨床試験(企業治験)の詳細が明らかになった。第3相臨床試験は、重篤ではない肺炎を合併した新型コロナ感染症の患者を対象とし、新型または再興型インフルエンザウイルス感染症を対象に国内で承認されている用法・用量から、投与量を引き上げ、投与期間も長くする。

■目標症例数は96例
■解析後「速やかに承認申請」
(以上の二項目は、筆者の独断で削除しています)

■新型コロナに効く可能性
アビガンは、日本で2014年3月、新型または再興型インフルエンザウイルス感染症を効能・効果として承認された。ただし、既存の抗インフルエンザ薬には無い作用メカニズムを有していることや、動物実験の結果から催奇形性のリスクが懸念されることなどから「既存の抗インフルエンザ薬に耐性を有し、かつ高病原性のインフルエンザ感染症の蔓延に備える医薬品」と位置付けられ、厚生労働相の要請がない限りは、製造などを行わないことなどの承認条件が課されている。なお、日本以外では、承認されている国・地域は無い。
アビガンの作用機序は、宿主(ヒト)の細胞でリボシル三リン酸体(ファビピラビルRTP)に代謝され、一本鎖マイナス鎖RNAウイルスであるインフルエンザウイルスの複製に関与するRNA依存性RNAポリメラーゼを選択的に阻害すると考えられている。加えて、これまでにさまざまな研究が実施され、インフルエンザウイルス以外にも、エボラ出血熱やマールブルグ病など複数の感染症へ有効性を示す可能性が示唆されてきた。
世界的に流行が広がっている新型コロナウイルスは、一本鎖プラス鎖RNAウイルスだが、同ウイルスに対しても、アビガンがRNA依存性RNAポリメラーゼを阻害するのではないかと期待され、中国や日本で複数の臨床試験や臨床研究、観察研究が実施されているところだ。
ただし、アビガンの物質特許は19年に失効しており、現在は製造特許だけが有効な状況。そのため、中国では中国企業が後発医薬品を製造・提供している。
(日経バイオテク 久保田文)

「既存の抗インフルエンザ薬に耐性を有し、かつ高病原性のインフルエンザ感染症の蔓延に備える医薬品」と位置付けられ、厚生労働相の要請がない限りは、製造などを行わないことなどの承認条件が課されている。

(貼り付け終わり)