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みるからに見苦しい 安倍首相の12月下旬の、オバマ大統領訪問。

2016年12月05日 19時59分21秒 | 日記
 今朝の東京新聞 朝刊にかなり大きなスペースで、下記の「トランプ・安倍氏会談に異議 日本へ米政府、対ロ接近を警戒か」と題した記事が出ていた。

 この記事のソースは共同通信の配信らしく、天木直人氏によると地方紙には大きく出ているようだ。ところが読売、朝日などはどこを見ても、見当たらない。

 天木直人氏は自己ブログで、こう書いている。

(天木直人のブログより貼り付け)

安倍・トランプ会談によって決定的に終わった安倍・オバマ関係

 共同通信が大スクープを書いた。
 きょうの多くの地方紙は、それを大きく報じているに違いない。
 その一方で、大手新聞は完全無視を決め込むだろう。
 それだけ見事な大スクープであるということだ。
 それだけ、安倍首相にとっては面目丸つぶれの大スクープであるということだ。

 その大スクープとは何か。
 あの安倍・トランプ会談は、やはり安倍首相とオバマ大統領の関係を決定的に悪化させた、いや、終わらせた、という一大スクープである。
 共同通信が関係筋の話として4日わかったと報じた内容は、要旨次の如くである。

 すなわち、安倍首相が大統領選挙の結果を受けた直後の11月10日にトランプ氏と電話会談し、その電話会談で合意した17日のニューヨーク初会談について、米国政府は異議を伝えてきたという。
 ホワイトハウス内に反対論が強く、その急先鋒はライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)だったという。
 日本側は、トランプ氏が提案してきた夕食会を断り、通訳だけを同席させることによって、個人的で非公式な会談であることを示して理解を求めたが、米国側は納得しなかったという。

 それでも安倍首相はトランプとの会談を強行した。
 その結果、ペルーで会談する方向で調整していた最後の安倍・オバマ首脳会談は実現せず、オバマ氏は、APEC首脳会談の記念撮影後、昼食会場に向かう途中で立ち止まり、数分間言葉を交わしただけで終わらせたという。

 ここまで安倍首相とオバマ大統領の関係が悪化していたとは驚きだ。
 私は安倍・トランプ会談で日本側が安倍首相と通訳の二人だけだったことについて、トランプ側の要請でそうなったと思った。
 そしてこれは、異常で、不平等な会談であり、そのような会談を受け入れた安倍首相を当時批判した。
 ところが、これは的外れだったということだ。

 実際は安倍首相の方から、私的会談を強調するために申し入れていたのだ。
 共同通信の大スクープで注目すべきは、オバマ大統領が安倍首相に不快感を抱いた理由として、単にトランプ会談で現職大統領の面目をつぶされただけではなく、度重なる要請を無視して安倍首相が対ロ融和政策に固執したこともあるという。
 やはりウクライナ問題やシリア問題で見せたオバマ大統領の対ロ強硬政策は本気だったのだ。
 そして、安倍首相の対ロ融和政策に対するオバマ大統領の不信と警戒感は本物だったのだ。

 そしていま我々は目撃している。
 日米関係を損なってまで安倍首相が固執したプーチン大統領の訪日は、肝心の北方領土問題解決の進展が見通せないまま、完全な失敗に終わろうとしている事を。
 米国の信頼を失い、ロシアとの関係強化も見通せない安倍首相。
 もちろん中国との関係は悪化したままだ。
 これ以上の外交的敗北はない。
 この共同通信の大スクープは内閣総辞職ものだ。
 野党が国会で追及しないとすれば、野党の存在価値はないということだ(了)

(貼り付け終わり)

 改めて東京新聞に掲載された共同通信配信の記事を見てみよう。
 ただこの内容に書かれたことは、筆者はどこかの週刊誌で読んだ記憶があるように思った。

 しかし、もっと驚かされたのは、今日(5日)の夕7時ころのTVの報道番組で、速報として安倍首相が、顔を引きつらしたような深刻な顔つきで、オバマ大統領との会談を12月下旬に行うと報じていた。

 おそらく米国大統領官邸側の怒りが、かなり強かったのだろう。 外務省関係者が関係修復のため、必死にオバマ大統領側に頼み込んだのだろう。

 普通なら、もっとにこやかな顔つきで、「オバマ大統領との最後の機会である会談を行うことになりました」と、述べてもおかしくない会談である筈なのにねえ。

 年も押し詰まった12月下旬に会うという。しかも、とってつけたように真珠湾を訪れるという。12月下旬はキリスト教国家では、もうクリスマス関係の集いも多いのにねえ。まあ靖国神社の信者にはわからないだろうがね。

 日本の真珠湾奇襲攻撃も、トランプ氏訪問の電撃訪問も、悪かった。本当にごめんなさいと、安倍さんは言うのだろうか? 高齢の庶民は本当に心配になるよ。


(東京新聞 電子版より貼り付け)

トランプ・安倍氏会談に異議 日本へ米政府、対ロ接近を警戒か
2016年12月5日 朝刊
 
 安倍晋三首相が米ニューヨークで十一月中旬に行ったトランプ次期大統領(70)との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし、米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話にとどまった。日米外交筋が四日、明らかにした。
 首相の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。首相は五月、オバマ氏と被爆地・広島を訪れ「信頼と友情」の日米関係を強調した。だがオバマ氏と首相はその後、三回の会談機会があったが立ち話にとどまっている。日米外交筋は「首相の対ロシア接近を嫌うオバマ氏の外交方針が背景にあるようだ」と指摘した。
 外交筋によると、米政府は、大統領選の結果を受けた十一月十日の首相とトランプ氏との電話会談後、両氏が合意したニューヨークでの十七日の初会談開催に異論があると日本政府に伝えてきた。
 ホワイトハウス内に反対論が強く、ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が急先鋒(せんぽう)だったという。米側は、トランプ氏との夕食会は受け入れられないとの考えも伝達。日本側は夕食会を見送り、通訳だけを同席させ「個人的な非公式会談」と位置付け、打開を狙った。
 日米両政府は、ペルーで十九、二十両日に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場を利用し、首相と退任するオバマ氏による最後の首脳会談を実施する方向で調整していた。
 だが、オバマ氏は二十日、APEC首脳会議の記念撮影後、昼食会場に向かう途中で立ち止まり、首相と数分間会話をして終わらせた。

(貼り付け終わり)

(東京新聞 電子版より貼り付け)
安倍首相が真珠湾訪問の意向 オバマ米大統領と今月下旬に
2016年12月5日 19時02分
 
 安倍晋三首相は5日、今月26、27日に米ハワイを訪れ、オバマ大統領と日米開戦の発端となった地である真珠湾を訪れる意向を明らかにした。
(共同)

(貼り付け終わり)

安倍政権を見ていると、心が萎えるよ。

2016年12月05日 15時07分27秒 | 日記
最近、安倍政権を批判するのにも、飽きがくるのは何だろうか?

先ず一つには、野党の不甲斐なさが目立ち、与党に立ち向かう迫力を感じる事が出来ない現実 に失望しているせいかもしれない。

どう見ても、今の安倍政権に国民が満足し、納得しているとは思えないのだ。

冷静に判断すればするほど、運営の強引さばかりが目立つのだけれど、まるで独裁国家の元首を押し頂いているように、大手メディアも明確な批判精神を見せない。

何度も筆者が、このブログに書いているように、たった5千万人の人口の韓国が、本当の民主主義や不平等を生み出している政治の仕組みを変えようと、あれだけの多くの民衆がデモに参加している。

振り返って日本はどうだろうか? 果たして安倍首相の好き好むほど、法を遵守している国家なのだろうか?

明らかに言葉の上のまやかしで溢れているではないか。

このようなまやかしが溢れ 、それを追求しないメディアがのさばっている国家が、理想を追求できる国になれる筈はないと、筆者は思うのだ。