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北海道5区の補欠選結果で、野党共闘は十分可能性が見えたゾ。

2016年04月25日 12時26分11秒 | 日記
 注目されていた衆議院補欠選挙 札幌5区。 もともとは自民党の大物政治家 故 町村信孝氏が7回勝っている保守王国だ。

 一時は野党共闘の池田まき氏が優勢という事前報道もあったが、町村氏の後を継ぐ和田よしあき氏が当選した。

 ところで、北海道5区は札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市などが選挙区域である。 筆者などは都市部も多い地域で野党候補が優勢になるとみていたが、千歳市は人口9万6千人の市だが、航空自衛隊、陸上自衛隊があり、人口の3割が自衛隊関係者の町であるという。

 隣接する恵庭市にも駐屯地があり、陸上自衛隊約3千5百名の隊員が住んでいるという。

「合計の得票数は、和田氏が13万5842票。池田氏が12万3517票。票差は1万2325票。市別で見ると千歳市での1万1152票差、恵庭市での6385票差が大きい」と川名氏は指摘している。

 今回の無党派層の多くが、池田氏に投票したという出口調査もあるのだが、もう少し投票率が上がっておれば与野党逆転の可能性もあったかもしれない。

 筆者は今後の衆参両選挙では、野党共闘は非常に効果があるとみた。 少なくとも今の自公与党が圧倒的に強いほど、国民が自民党を支持しているはずがないと思っているからだ。

 残念ながら民主党の自滅があって以降、多数に分かれた野党に共闘が出来ていなかったために、自公与党に必要以上の議席を与えていたと思うのだ。

 共産党の志位委員長の慧眼に、野党がわだかまりなく集結できれば、安倍政権に好き勝手をさせる行為にブレーキは十分掛けられるのだ。


(BLOGOSより貼り付け)

衆院補選北海道5区の結果で考えた野党共闘の可能性
川名ゆうじ
2016.4.25

  衆議院補欠選挙、野党共闘が実現し一騎打ちとなった注目の北海道5区は、和田よしあき氏が初当選した。野党統一候補の池田まき氏は惜敗となったが、投票区(自治体別)で投票結果を見ると、今後の可能性を感じた。

 北海道5区は、札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、石狩郡当別町、石狩郡新篠津村で構成されている。
 得票率で見ていくと、このうち、札幌市厚別区、江別市、北広島市、石狩市では池田氏が勝っていた。

 得票数でも見ると、特に千歳市、恵庭市で大きく票が和田氏に入っていることが分かる。

 合計の得票数は、和田氏が13万5842票。池田氏が12万3517票。票差は1万2325票。市別で見ると千歳市での1万1152票差、恵庭市での6385票差が大きい。

『千歳市は人口約9万6000人。航空自衛隊千歳基地と陸上自衛隊の2駐屯地があり、約9000人の自衛隊員が住む。家族や退職者らを含めると、人口の約3割が関係者と言われる。隣接する人口約6万9000人の恵庭市も陸自の3駐屯地があり、約3500人の隊員が暮らす』(毎日新聞2016年3月24日 北海道朝刊)とされているように、自衛隊票が大きく影響したのでは、と思われる結果だ。

 北海道5区は、過去8回の選挙(補選含む)で自民党の故町村信孝氏が7回勝っている保守王国。この状況で、千歳市、恵庭市以外で池田氏が負けている投票区での差は少ないことは、池田氏は善戦したのではないだろうか。札幌と札幌に隣接しベットタウンでもある江別市と北広島市で池田氏が勝っていることを考えると、特に都市部では野党共闘が力になったと考えられる。

 野党共闘は勝利できなかったものの可能性は大きいと思える結果だった。衆参のW選挙の行方はどうなるのだろう?

(貼り付け終わり)