野の花を添えて、綾便り

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バナナと芭蕉の違い

2008-09-21 16:22:24 | 古嶋のお花
写真は、お店の北側にある駐車場の風景です。

大きな木が、バナナの木です。

我が家の近くにある、英農園さんから4つのバナナの株をいただきました。
2つづつ、2箇所に植えましたら、
ごらんのように、毎年、大きく育ち南国的な風景を作ってくれます
バナナは、竹類などと同様に草本で、正確には果物ではなく
野菜(果菜)に分類されるそうです。
茎のような部分は、タマネギの球根を引き延ばしたようなもので、
偽茎(仮茎)と呼ばれます。
葉っぱのあつまったものが、茎のようになっているものなんですね。
茎は地下にあり短く横に這いながら,株を増やしていきます。

毎年、霜が降りるころに、葉っぱが溶けて、うらぶれた風景になるので、
ばっさりと切り、すっきりした庭にします。
茎の部分は水分をたくさん含んでいるので、結構、かたずけるのに重いのです。

お店の薪ストーブ席から眺められる、バナナのような木は
芭蕉です。
この芭蕉は、ここに住んで20年近くになりますが、
元々植えてあったものです。

我が家にはバナナと、芭蕉があります。
沖縄では、芭蕉布と言うサラサラと気持ちのよい布を、織りますが、その原料です

バナナと芭蕉の違いは、
あるお客様に教えていただいたのですが、確認して納得です。
見た目はほとんどかわりませんが、
葉っぱの裏を見ると、わかります。

白っぽく粉を拭いたような葉っぱが、バナナ
葉っぱの裏が、緑色でしたら、芭蕉です。
また、花が咲いて、実が大きく膨らむのが、バナナ
バナナと同じような花が咲いても、実が大きくならないのが、芭蕉です。

バナナの花が咲いて、いくつかの房ができて、大きくなってきたら、
バナナの花が詰まった先のほうをばっさりと切ってください。
実に栄養が行き届いて、早く大きな実に成長します。
大きく成長したら、房ごと切ってつるして熟成させます。

今年は我が家のバナナは実をつけませんでした。
残念。昨年は、無農薬のバナナを少し楽しみました。

芭蕉は、花を楽しみました。
芭蕉やバナナを観察してきずいたのですが、
花が咲いた株は、次の年は、栄養を使い果たして、根の奥の株まで
溶けてなくなります。

葉っぱだけの株は、茎を切っても、
また来年も同じ株から新しい茎が伸びてきます。

この葉っぱをお料理に利用したいなぁと
構想を練っているところです。

綾町の本物センターでは、無農薬のモンキーバナナが売っている時期があります。
育てて食べるのを楽しむのには、モンキーバナナがいいかもしれません。
小さく育ち、場所をとりません。

我が家の大きなバナナの株がほしい方は、お尋ねください。
小さな子供の株ができていますよ。
ただし、植えるところを十分検討されてからにしてくださいね。

お声がかかるのを楽しみにしております。