ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

優しさ/繊細/抑制!!

2008-08-27 06:08:36 | Weblog




男心と?秋の空。
降ったり晴れたり、ころころお天気が目まぐるしく変わる。
ときどき爽やかな秋の空に、ぽっかりと雲が浮かんだりする。
高い山に雪が降るのも、もう、時間の問題です。

夏は、瞬く間もなく過ぎた。
あったのか???  と聞きたいくらいだった。

冬よ!   来るな!!!と叫ぶ。
灯油のお値段をご存知なのか??
冬よ!   来るな!!!と叫ぶ。
北国の者は皆、凍えるぞ!
ジッと  空を  見つめる。


昨夜は、北海道大学マンドリン倶楽部『アウロラ』による
コンサートがあった。
マンドリンソロ、では聞いたことがあったけど
オーケストラは、始めての経験だった。

こんな音の世界もあるんだ??!!?????。
目から鱗が落ちた。
リハーサルも少し聴かせていただき、
本番も聴かせていただいた。

60人くらいの若者が集まり、非常に繊細で、優しい
実に抑制の効いた演奏が紹介された。
ピアニッシモとかが見事に表現された。

ふと、心配になったのは、60人もの若者が集まって
日々、あれほど抑制の効いた音楽を想像している過程で
逆に彼らの中に『フラストレーション』は蓄積されないのだろうか?

変な心配だけど、実感としてそんな心配が思われる程
繊細かつ、優しさに満ちあふれた、表現内容だった。
欲を言えば、ある所では、もっと抜けが良くても、
生の若者の思いが瞬間的に溢れ出しても、良かったのではと
感じた。

俺が/オレが、私が/私よ という音楽が多い中で
このような表現方法があるということも学んだ。

来場者には恵まれ、それぞれの町民が
異なった次元の音楽の世界に引き込まれて行った。
8月の23日に、同じ場所で道警音楽隊の演奏も披露されている。
方や音圧が嬉しいブラス、方や癒しが優しい弦の調べ、
対照的だったと思う。

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