ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

続けること!

2008-08-11 09:46:33 | Weblog




盛夏という言葉がふさわしい、夏空に見事な雲が浮かぶ。
来るお客様が、口々に『値がある』と宣う。
きりっとした、爽やかな朝晩、かっーーっと照りつける日中。
実にメリハリの利いた気候だ。
それでも、札幌は都会で暑いと聞いた。
東京や名古屋、大阪には比べるベクも無いけど。

昨日、レッスンの合間に、コーチャンフォーによって
2~3冊の本を仕入れた、フジ子・ヘミングさんの
本を、昨夜のうちに読んでしまった。
自分を信じて『続けるしか無い』(練習し)
と書かれてあった。

時々、おニューのアコに触れる機会がある、
メーカー、お値段、内容、様々だけど、
最初から良く鳴るアコと、糞もならないアコがある。
糞も鳴らないからといって、悪いアコとは言えない。
今、私が使っているジュリエッティーも最初来たとき
『う~~ん』と唸った。
タッチも良く、重さ、が体もしっくり身体に合った。けど
音は抜けなかった、(当然だけど)

それまで、もうガタガタのエクセルの940を弾いていた。
あんまりひどいので、コンテストの折には、札幌の楽器屋さん
T氏が、見かねて、半年くらい前からエクセルのコンチを貸してくれた。
ありがたくお借りして、コンチに慣れる練習をした。
コンチが弾けるなんて夢のようだった、けど、重い楽器だった。
丁度今頃と同じ、夏の盛りに、ハードケースに入れたまま、
担いで、電車を乗り継いで、大阪へ向った。
大阪から、岡山へ。
コンテストが終わって、結果をいの一番でT氏に電話した。
一生懸命演奏すること、心を込めて演奏することを学んだ。

一年くらい、ジュリエッティーを弾き続けていると、
ときどき『おっっ』と思う瞬間があった。
『こんな音が出るんだ』自分でも信じられない音が出るようになった。
いつもではなく、時々だった。アコの音色ではないような音がした。
木管楽器??。

当時、同じモデルが北海道に何台か入っていた、
ジャズピアニストの福居良さんも同じモデルを使っていた。
会合があったり、機会がある毎に、他の人が弾いている
同じモデルを試奏させて頂いた、けど
自分のアコと、同じようには鳴らなかった。
それぞれの人が弾き育てて行くしか無い楽器だと思った。

年数が立つと、音は変わって来る、
弾き続けていて、その良さもわかるのだろう。
がたも来るし、微妙に空気も漏れるけど
それらを含めて、今の楽器の音色になっている。
調律をすることによって、微妙に音色は変わる。
ここで、こう弾けば、こんな感じでというイメージが
変わることもあるけど、私の場合はそれはそれで
新しい音色を楽しんでいる。

弾きながら聞いてる音と、楽器の前で聞く音には
結構な違いがある、自分が思う以上に張りのある
音色が前に出ている。

いずれにせよ、練習し『続けるしか無い』


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