ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

過ぎてしまえば!

2007-08-17 07:16:11 | Weblog


ニセコの猛暑も、一夜にして風の気配が変わりました。
もう、上に何か一枚羽織ってないと、肌寒い、そんな
秋の気配です。私達は『暑い暑いといっても一週間』
が合い言葉です。この夏はまさしく合い言葉通りになりました。
大阪のおばあちゃん、東京の娘たちがこの猛暑を乗り切れるのか
ちょっと心配です。

普段はいている、ズボンの太ももの部分が抜けました。
一年に2本くらい抜けます、教室の生徒さんにも、
ズボン、スカートが抜けるくらい練習すると、『少し』
上達しますよと話しています、『たくさん』は上達しません
練習して練習して、ほんの少し上達します。
自分でアコの音色が変わったと自覚出来れば上等です。

何年も前、岡山で開かれたJAPCの全日本アコーディオンコンテスト
に出場しました。今年と同じくらい、暑い夏だったことを記憶しています。
8月の初旬で、YHも一番忙しい時期でした。ぎりぎりまで仕事をし
夜中、まことちゃんに函館まで送ってもらい、東海楽器さんから
借りたエキセルのコンチネンタルをかかえて(じぶんの楽器はがたがたで
使える代物ではなかった)早朝、大阪行きの白鳥に乗りました。

その晩は神戸の兄の家に世話になり、暑くて眠れなかったのを覚えています、
翌日、岡山へ、桑山哲也君が事故で欠場していて?今から思えば、入賞出来た
みたいです。自分の評価は一寸低い出来だった、大阪の津田さん(ボタン奏者)
が、階段ですれ違い、『久保さん、ダイナミックレンジが凄かったよ』と
声をかけてくれました、TOMBOの真野社長さんも、評価してくださいました。
コンテストもこれが最後だと思っていたので、演奏が終わって、舞台の裏を
通って楽屋に帰る間、熱い思いをこらえきれませんでした。
それにしても、今から思えばあの重いコンチをハードケースのまま
かかえて電車を乗り継ぎ、岡山ーニセコを往復できたことが不思議です。

丘の思い出は、昔、YHの割と近くにあった、
ニセコ町営牧場のサクランボの木です。今の東山スキー場の下になります。

春に、弁当もってよく遊びに行きました、ニセコの山々を一望出来る
サウンドOFミュージックのテーマが流れてきそうな素晴らしい牧草地でした。
一本のとてつもなく大きなサクランボが春にはみごとな白い花をつけました。
緑の牧草地にそびえ立つ真っ白い巨木、絵になりました、
多くの写真家がシャッターを切って行きました。
国土開発に買収されてからは、誰も入れなくなりました。
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