PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

輸入

2008年02月29日 | PAO
ニューヨーク探検は文房具を探すためではなく、当時アメリカで流行していたカリフォルニア発祥の衣料品店「バナナリパブリック」の店舗や商品を調査し、車のネーミングのヒントを探すためのものでした。まだ「PAO」という名前がつく以前で「まるPA」という開発記号で呼ばれていた時代です。さしずめアイデアのヒントの輸入といったところでしょうか。ちなみに「Be-1」の開発記号は「まるEB」(アルファベットを○で囲みます。)でした。

現在バナナリパブリックはGAPの傘下にあり、近年日本にもたくさん店舗展開されていますが、「トラベル&サファリクロージング」というコピーを使っていた頃の面影は全くありません。GAPのハイグレード版のようなラインナップで、あまりにもGAPとのギャップがなくてとまどいます。

画像は設立初期のバナナリパブリックのコンセプトが色濃く出た旅行記風のカタログと京商1/43 PAO。バナリパの店舗には本物のウイリスジープやジャングルに不時着した雰囲気のセスナなどがリアルにディスプレイされていました。
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輸出

2008年02月28日 | Be-1
これは当時ニューヨークの雑貨屋さんで偶然見つけたサンリオ製ミッドフィルダー。スナップ写真の上にちびっこチョロQを置くと、ちびっこBe-1がやけに大きく見えます。なんとコンバーチブルと称されて輸出。国内では黄色しか見たことがなかったのですが、4色あったことがわかります。すでに黄色を2台持っていたので買いませんでしたが、あと3色買っておけばよかったかな。
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気になるディテール

2008年02月25日 | Be-1
「日産Be-1」っぽい「サンリオ製ミッドフィルダー」と1985年東京モーターショーのパンフレットです。フロントピラーからルーフに回り込むモールの流れや、ルーフ後端のハッチバックタイプのパーティングラインも同じです。モーターショーに参考出品された時点では、生産車のようなトランクタイプではなくハッチバックの構造でした。バンパー周りやリアコンビランプ、リアライセンスプレート周りは、文房具のギミックのためか変えてあります。

このパンフレット、なかなか特徴をよくとらえた写真なのですが、いまだに気になるのはフロントのライセンスプレート。なぜか右に傾いていてプレートの縦横比が一般的なものと違っています・・気になる気になる。
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記念品

2008年02月24日 | Be-1
これは日産Be-1のオフライン式の来賓用記念品です。この時点ではまだBe-1ブランド商品はアパレル関係の商品とセレクトアイテムくらいしかありませんでした。選ばれたのはサンリオ製のミッドフィルダーというBe-1のようなカタチをした文房具セット。当時「チームデミ」に代表されるようなコンパクトな文房具セットが流行していて、「かわいい」とか「愛嬌のある」というキーワードが誤解も含めて大衆的に支持され、ポスターなどの広告表現としても拡散していきました。

このモデル、ヘッドランプがボールペン、エンジンが消しゴム、リアバンパーがはさみというように、いろいろなアイテムが組み込まれていて、似ているけど違うというBe-1の微妙なパクリ第1号商品です。ベースになっているのは明らかにモーターショーに参考出品したプロトタイプモデルで、1本アームのワイパーやドアハンドル、ロードホイールなどに痕跡がみられます。記念品の特徴は「Be-1マークのシール」だけ。ボディーに貼られていましたが中に貼りかえました。
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本当の誕生日

2008年02月23日 | Be-1
きょうは日産Be-1の本当の誕生日です。1987年1月13日に発表会が行われましたが、2月23日、当時横浜ドリームランドの近くにあった高田工業(Be-1の製造委託工場)のラインから限定1万台の1号車が生まれました。1号車はパンプキンイエローではなくトマトレッド。スナップ写真中央に写っているのは当時の日産自動車の久米社長。続く2号車はハイドレインジアプルー。その横には23日の目標台数「20台」という看板が見えます。

まさに感動の瞬間です。一発でエンジンがかかるかどうか・・一番緊張したのは1号車のドライバーさんでしょう。無事かかりましたけれどね。なぜ23日だったのか・・たぶん「にっさんの日」だったからでしょう。2月22日は「にゃんにゃんにゃん」で猫の日。日本人はだじゃれが好きですね。
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紙箱

2008年02月22日 | S12 SILVIA/GAZELLE
ミニカーの紙箱には親切な箱と不親切な箱があります。左から2008年1月にリリースされたビザール1/43 日産200SX サファリラリー#14。そしてイクソ1/43 日産240RS モンテカルロラリー#3、京商1/43 日産Be-1(トマトレッド)。

ビザールの箱の外観はなかなか素敵なのですが、基本的に開封を拒絶する箱です。梱包資材として考えられていて、樹脂ケースを取り出そうとすると内側に貼られた緩衝材の発泡シートがめくれてしまいます。樹脂ケースの上から巻きつけるようにして両面テープで固定して出荷しているみたいで、スパチュラを使ってもはずすのが難しい不安定な構造です。

イクソの箱は最も一般的なキャラメルケースの構造で、差込部分の切込みに注意すれば問題ありません。ただし雲形のトムソン抜きの窓はどうもディスプレイにはじゃまな気がします。最も親切なのは京商の箱。切込みがなく破れる心配がありません。ユーザー心理をよく理解した、なにげない小さな工夫、あるいは余計なことをしない工夫が魅力を高めていて、これもアノニマス・デザインといえるかもしれません。
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スパチュラ

2008年02月21日 | 西部警察ガゼール・シルビア
缶ドリンクのプルタブ復元や紙箱を開けるときに活躍するのが、このスパチュラです。ヘラという意味ですが、工作用、彫刻用、コスメ用、キッチン用などいろいろなものがあります。その中で最も気にいっているのが歯医者さん用の「セメントスパチュラ」。歯の詰め物をする時などに使うもので、二液性の接着剤やパテを使うときにも大活躍します。台座に留まったミニカーのビスをはずすときにはドライバー代わりにもなります。もともとヘビーデューティーな業務用品なので、つくりが非常にしっかりしています。両端は尖ったタイプと丸いタイプになっていて、しなり具合はやや硬め。軸は滑り止めがついた八角形でやや細め。小回りがきいて汎用性のある素晴らしい道具です。誰が考えたのか知りませんが「アノニマス・デザイン」の一品です。歯医者さんからもらったものですが、カタログを見ると500円くらいです。

ミニカーの箱はキャラメルタイプが圧倒的に多く、エブロ、イクソ、トミカなどほとんどといえます。これらには差込部分にストッパーとかロックといわれる切込みが入っていて、ここから箱が破れることが多いのです。このとき活躍するのがスパチュラ。模型店などでは竹ベラを使っているようですが、特定のメーカーならば箱の構造が分かっているので問題ありません。厄介なのは始めて遭遇する箱。慎重に開封しないと破れる可能性大です。

画像右側はセガのアミューズメント専用景品箱。中身は西部警察ガゼール。こういう得体の知れない箱のときこそセメントスパチュラの出番です。このモデルは最近ネットオークションで存在を知って手にいれた2003年製の珍品。ジョージア西部警察シリーズのモデルの出来にも驚きましたが、さらにキッチュな出来。よく石原プロモーションの許可がおりたものです・・。どうやって見られるようにするか難題です。
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ジュース

2008年02月18日 | Be-1
ジュースです。オレンジ、グレープフルーツとウーロン茶がありました。サッポロビール製、250cc、100円。ビールをつくろうといって盛り上がったのですが、自動車メーカーがビールってのは・・ということで無難なソフトドリンクに落ち着きました。シンプルな缶のデザインは今でも通用しそうです。

サッポロビールと日産自動車は同じ芙蓉グループという企業集団に属していて昔からつながりが深く、Be-1グッズだけでなくPAOの発表会が恵比寿ガーデンプレイスで行われたり、アンテナショップ「PIKE FACTORY」を共同で運営するなど、このあともいろいろなカタチで協力してもらいました。

さて、画像のオレンジジュースの缶はプルタブが付いた状態になっていますが当然中身は飲んであります。当時の缶飲料にはステイオンタブ式のものはほとんどありませんでした。わずかにプルタブを開けて中身を出して元に戻してあります。プルタブを元に戻すのは結構難しく、特殊な道具と技をみつけだしました。缶コレクターの人達は一体どうやっているのでしょう?
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アイスクリーム

2008年02月17日 | Be-1
アイスクリームです。Be-1ブランド商品のひとつで森永乳業製。詳しくいうと森永北陸乳業株式会社富山工場製。パンプキンプディングとブラックチョコレート味、100円。セブンイレブンで買いました。パンプキンプディングはかすかにそれっぽい味になっていました。原材料には一応「かぼちゃペースト」と表示されています。昔からセブンイレブンはこういう企画ものに積極的でしたね。和光堂製のボックスティッシュもセブンイレブンのみで限定販売されました。

画像は20年前のアイスのパッケージと、時を経て2006年3月に登場したセブンイレブン限定のちびっこチョロQたちです。オリジナルのちびっこチョロQのフロントにはライセンスプレートがついていないので、当時の日産アルファベットを縮小して再現してみました。
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ケーキ

2008年02月16日 | Be-1
スイーツつながりでケーキです。Be-1ブランド商品ではありませんが、東京杉並にあったアプリーテクラブという日産ショールーム(今はありません)のチラシに掲載されたBe-1のカタチのケーキ。小麦粉やチョコレートで作られていたようです。これはデザインコンセプトだの、カタチが似ている似ていないの問題ではありません。どこのどなたが作られたのか知りませんが、お見事と言うしかありません。

ロードホイールは東京モーターショーに参考出品したときに付けていた「メイジュ・ソーサー」っぽく仕上げてあります。ディテールも含めて前出のチョコレートと気合の入り方が違いますね。ところで誰が食べたのかな?
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チョコレート

2008年02月15日 | Be-1
チョコレートといえばBe-1のブランド商品の中にも存在しました。株式会社松風屋(株式会社スイートプラザ)の500円、700円(陶器とセット)、3000円の商品。ここまでくるとデザインコンセプトの自然志向だのナチュラルテイストだのというキーワードはすっ飛んでしまいます。このような勘違いも含めて「極めて大衆的な商品」良く言えば「大きなビジネス」になってしまいました。唯一Be-1との共通点は限定生産。左のほうにある妙な形のチョコレートは3000円のタイプで5000個限定。

お菓子の型のことはよくわかりませんが、模型の型とは大きく異なるようです。デフォルメの仕方もチョロQなどとは全く違います。技術かセンスかコストか・・。左上のペンギンは偶然バレンタインデーに入手したスイートプラザの最新作。20年の進化の結果か、このくらいの完成度があればよかったのになあ。下にあるのは全商品を紹介した総合カタログ。Be-1のコンセプトブック(500円)と同じサイズでこちらの表紙はナミナミのダンボール製。
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フィガロの誕生日

2008年02月14日 | FIGARO
きょうはフィガロの誕生日です。Be-1とPAOの誕生日は1987年と1989年の1月13日ですが、フィガロだけちょっと違います。本当は3台とも同じにしたかったのですが、諸般の事情というやつでフィガロだけ1か月遅れになりました。2月13日というのも芸がないので、1日ずらして1991年のバレンタインデーに発表発売となりました。

発表会にはちゃんとフィガロをかたどったチョコレートも配られました。画像左上はそのケース。さすがに中身は食べたのでありません。樹脂ケースにはフィガロのロゴも入っていて中身はコロンバン謹製。セブンイレブン限定のちびっこチョロQがぴったりおさまる高さです。Be-1は実車と同様に4色の構成ですが、なぜかフィガロのちびっこチョロQはトパーズミストがない3色の構成。手前は京商1/43 フィガロ(エメラルド)。下はエメラルド色の表紙の公式広報資料。
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80年代のモータースポーツ

2008年02月11日 | S110・US110 SILVIA/GAZELLE(後期型)+240RS
80年代のモータースポーツといえばグループC車両による世界選手権「WECジャパン」、世界ラリー選手権「WRC」、グループA車両による「全日本ツーリングカー選手権」などが思い出されます。日産GTP ZX-T、スカイラインRSターボ、GTS-R、R32スカイラインGT-R そして240RSや200SXなどが活躍した時代でした。

画像はプラズマエンジンのカタログとエブロ1/43 シルビアスーパーシルエット(1982)、イクソ1/43 240RSモンテカルロラリー#3(1984)、ビザール1/43 240RSポルトガルラリー#20(1985)。
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エンジンの表現

2008年02月10日 | S12 SILVIA/GAZELLE
左はトミカ1/43 リミテッドSシリーズ、右はトミカ ダンディのシルビア(S12)に搭載されたFJ20E・Tエンジン。Sシリーズはダンディと同じ金型を使って少しリアルに仕上げたモデル。エンジンも黒塗装や部分的な色差しを加えていますが、トミカではこれが限界なのでしょうか。

原型がもう少し実物を観察して作ってあれば良かったのですが、あまりにも省略されすぎているのでいまいち感心しません。赤色の部分をアズキ色に、黒色の部分をシルバーグレーくらいにすると少しは雰囲気がでたのかもしれません。「HOBBY」商品を目指した「TOY」商品の限界が感じられます。
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いろいろなエンジン

2008年02月09日 | その他
いろいろなプラズマエンジン。左上から時計回りにタミヤ1/24 フェアレディZ(Z31)のVG30E・T、トミカ1/43 シルビア(S12)のFJ20E・T、ダイヤペット1/40 フィガロのMA10EGI、バンダイ(新正工業)1/35 Be-1のMA10S。

1/24プラモのエンジンの出来栄えと小スケールのダイキャストミニカーを比べるのは酷ですが、ダイヤペット、バンダイのMA10エンジンは何だかよくわかりません。さらに小スケールのhelpaの超精密エンジンと比べるのも酷ですが、もう少し頑張って欲しかったところです。下にあるのはプラズマエンジンのカタログ。(この中にはMA10EGIはまだ登場していません。)
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