PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

紙箱

2008年02月22日 | S12 SILVIA/GAZELLE
ミニカーの紙箱には親切な箱と不親切な箱があります。左から2008年1月にリリースされたビザール1/43 日産200SX サファリラリー#14。そしてイクソ1/43 日産240RS モンテカルロラリー#3、京商1/43 日産Be-1(トマトレッド)。

ビザールの箱の外観はなかなか素敵なのですが、基本的に開封を拒絶する箱です。梱包資材として考えられていて、樹脂ケースを取り出そうとすると内側に貼られた緩衝材の発泡シートがめくれてしまいます。樹脂ケースの上から巻きつけるようにして両面テープで固定して出荷しているみたいで、スパチュラを使ってもはずすのが難しい不安定な構造です。

イクソの箱は最も一般的なキャラメルケースの構造で、差込部分の切込みに注意すれば問題ありません。ただし雲形のトムソン抜きの窓はどうもディスプレイにはじゃまな気がします。最も親切なのは京商の箱。切込みがなく破れる心配がありません。ユーザー心理をよく理解した、なにげない小さな工夫、あるいは余計なことをしない工夫が魅力を高めていて、これもアノニマス・デザインといえるかもしれません。
Comments (3)
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