トノカバー

パオにトノカバーを取り付けました。スピードウェル(http://speed-well.jp/)さんにお願いして、中古のフレームを再生して革(シートの色に近いオリーブグレイに染色してから裏打ち)を張ってもらいました。オプションパーツを超えた純正品のような仕上がりに大満足。いい仕事です。真ん中に「うなオフ2008」の記念品の革製キーホルダーを置くと完成度が益々アップ。

20年を経過したインナーパネルのビスの特殊ビスへの交換は、なかなか緩まず手間取りましたが、日産のディーラーに持ち込んで解決。さすがプロはいい道具をいろいろ持っているものです。

団子より花

三色団子と京商製1/43パイクカー三台。ピンク、白、緑の伝統的配列。ピンクは桜、白は白酒、緑はヨモギで春の意味。ピンクと白は紅白の縁起物、緑は邪気払いの意味。ピンクは厄祓いと健康を祝う桃の花、白は清浄と雪、緑は穢れ祓いと萌える若草。・・とか配色には諸説があります。

それにしても昨今のクルマは「花より団子」的で実利一辺倒。ミニバン、SUV、ハイブリッドカー、軽カー・・選択基準が乗車定員、空間、燃費、維持費のような実利的な要素ばかり。なんか寂しいクルマの選択肢。「団子より花」の提案が欲しいものです。クルマ離れの原因はここにもあります。

さくらもち

桜餅とピンクのフィガロ。左はクレープ状の長命寺餅（江戸風桜餅）。右は大福状の道明寺餅（上方風桜餅）。関東，山陰の一部が前者、近畿以西、北陸、北海道が後者といわれますが、入り乱れているような気がします。当地では両方とも存在します。塩味の桜葉と一緒に食べたときの相性は前者のほうが良いような気がします。

さくらの砂糖

「さしすせそ」の醤油(せうゆ)の次は砂糖。ソメイヨシノはすっかり葉桜になりましたが、山桜と八重桜は満開。桜は散っても食材として生き続けます。お取り寄せで手に入れたいろいろな砂糖。「さくらのお砂糖」「いちごのお砂糖」「ブルーベリーのお砂糖」の三点セット。バタートーストや紅茶との相性が良い一品。パッケージも素直でいい感じ。

たれびん

日本のミニチュアボトル・・醤油入れと、ちびっこチョロＱのフィガロ。正式名称は「たれびん」「たれ瓶」「タレビン」。崎陽軒のひょうちゃんの陶磁器製の「たれ瓶」は瓶というのにふさわしいと思いますが、樹脂製のものを「瓶」というのにはやや抵抗感があります。

でもマイナーなモノの名前というのはとても面白い世界。あれってなんていうんだろうという疑問が解決したときのスッキリ感がいいです。この「たれびん」はほんの数社しか作っていない商品で、コレクションしている人も極めて少ないと思います。魚型、豚型、角型、鉛筆型などいろいろな種類があって、同じ魚型でも顔つきやヒレの形、サイズ、型番、キャップなどの違いがあり大変な種類。

ブロー成型なのでロットによって金型に忠実に成型できたものやドロッとしてアマい感じのものなどさまざま。味わいを感じる領域のものもあります。近年のものはプラマークなどが成型されており趣がなくなりつつあります。きちんと分類したことはありませんが、少なくとも300種類くらいはあります。初期のものは価値がでるのだろうか。・・でません。

ミニチュアボトル

いろいろな香水のミニチュアボトル。ガラスという素材を使いながら、このサイズに凝縮する技術はなかなかのものです。むしろ通常サイズのものよりも良くできているような気もします。

左からプワゾン(Dior)、N°5(CHANEL)、オーソヴァージュ(Dior)、レールデュタン(Nina Ricci)、ミスディオール(Dior)、ファーレンハイト(Dior)、N°19(CHANEL)、N°19オードトワレ(CHANEL)、デューン(Dior)。

毒とトパーズ

京商モデル1/43フィガロのトパーズミストとトパーズのペンダントとクリスチャン・ディオールのプワゾン。古代ギリシャ人はトパーズが力を増し、緊急時にそれを身に付けていた人を見えないようにする力を持っていたと信じていたそうです。トパーズは毒を入れられた食物や飲み物の前で色を変えるとも言われました。

ディオールのプワゾンはBe-1がモーターショーでデビューした1985年の誕生。その後1990年初頭にかけて話題を・・「香り」を・・その名のとおり毒々しい「匂い」をふりまいた香水でした。

エメラルド

京商モデル1/43フィガロのエメラルドとペールアクア。そしてエメラルドの原石。フィガロのボディーカラーはどれも宝石の名前に由来しています。この緑色の宝石のもとになる緑柱石はアルミニウムやベリリウムを含んだ鉱石。これにクロムやバナジウムがわずかに混じり、緑色の結晶になったものがエメラルド、淡青色のものがアクアマリンといわれる宝石になります。元素記号は「Be」。「Be-1」のDNAはこんなところにも潜んでいます。

ベリリウムは軽くて融点が高いのでロケットの先端部分の部品にも用いられています。また甘味があるそうですが微量でも死に至る猛毒・・。エメラルドを舐めると死ぬのだろうか？　ちょっと毒のあるパイクカーにふさわしい成分です。

ラピスラズリ

国産名車コレクション85号　日産フィガロのボディーカラーはラピスグレイ。無難にイメージカラーのエメラルドでくるかと思いましたがグッドチョイスです。ラピスラズリは日本語にすると瑠璃色で、もっと鮮やかなウルトラマリンのような色を想像してしまいますが、深みのある部分の色を取り出してアレンジした上品な色です。

モデルは右からノレブ、京商、ダイヤペット、チョロＱ。チョロＱ以外はどれも実車に近い塗色です。モデルの下にあるのは広報資料のカラーチップを貼り付けたページ。

国産名車コレクション85号

国産名車コレクション85号　日産フィガロが発売されました。例のごとく雑なモデルだと思っていましたが、ややヘッドランプが小さめでグリルのカーブが単純で味気ないのを除けば比較的良いまとまり。

フロントピラーの付け根の細さの補正、ヘッドランプ間のパーティングライン補正、バンパー端末のタッチアップあたりでなんとかなりそう。このシリーズ、90号までのはずだったのが150号までの延長。期待したのですがパオはラインナップには追加されませんでした。別シリーズの日産名車コレクションでの登場に期待します。24号(2009年9月頃)にBe-1が登場予定。

とりあえずこのブログに関係する国産名車シリーズはこれにて完結。サクラチル・・。47号ガゼール、70号Be-1、72号シルビア、85号フィガロ。90台中の4台のリリースは大健闘でした。

春の小川

今年は3月下旬に一週間くらい寒い時期があり、その後風雨のない穏やかな天気が続いているので桜の花がとても長持ち。近所の「古九谷の杜」親水公園の桜が満開です。自然の河川を取り込んで1993年にできた公園。設計は象設計集団。モデルは京商1/43 フィガロ・ピンク　日産オンラインショップ限定300台。

八分咲き

うちの前のソメイヨシノが八分咲き。数えたことはありませんが周辺には300本くらいのソメイヨシノがあります。お花見をしながらBe-1のワックスがけ・・。モデルは京商フェア2008・名古屋マルエイ　Be-1 PINK。

さくら

ソメイヨシノが五分咲き。今週一気に咲きそうです。チョロＱパオの後ろにはさんだ100円玉は桜のレリーフ。日本のコインの中では一番立体感が表現されていると思います。ちなみにこのレリーフはヤマザクラだそうです。

凹凸

パイクファクトリーのバッジと巾着タイプの大型網バッグ。バッジはコイニング、バッグは樹脂シートの溶着。凹凸の関係が反対になります。

コイニング

金属板を金型でプレスしてコインのようなものを作る工法をコイニングといいます。パオのエンブレムはアルミ板をコイニングして着色してあります。画像はいろいろなコインと、パオの着色前のエンブレムと、ヨネザワ製ダイヤペット・インゴットシリーズの1/40パオ。異種の金属を組み合わせたバイメタルコインはいい雰囲気です。日本のコインもこんな感じにならないものか・・。

このインゴットシリーズは3作目まではアンチモニー製(鉛88%、スズ2%、アンチモン10%)で、その後は安全性に配慮した亜鉛ダイキャスト製。パオは2作目。まさか舐める人はいないと思いますが、ちょっと危なくてずっしりと重い230gのほぼ鉛。