PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

FIGAROの図面と原型

2008年01月03日 | FIGARO
カタログ図面を使用しているので一般的な作り方に近いかも知れませんが、適度な省略とデフォルメによって、とても良い雰囲気がでています。4色の微妙なボディーカラーも良く再現されています。ちなみにインテリアはほとんどカタログ写真から再現するそうです。
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PAOの図面と原型

2008年01月03日 | PAO
バンパー、ドアハンドル、ルーフレール、ヒンジ、タイダウンフック、アンテナなどどこまでも忠実に再現されています。1/43になっても良く再現されています。別部品がたくさんあるので最も採算性の良くないモデルかもしれません。コレクターにとっては嬉しい限りですけどね。
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図面と原型

2008年01月03日 | Be-1
これら3台のモデルにはそれぞれ性格の異なる図面が使われています。Be-1には「線図」といわれる主要なキャラクターラインだけで表現された図面、PAOには当時の運輸省への届出図面、FIGAROにはカタログ掲載図面。これらを基に3人のモデラーさんが1/24の原型を手作りしています。それぞれとても精巧に作られていますが、Be-1は正確な表現、PAOはリアルなディテールの再現、FIGAROは彫刻的な雰囲気の重視と個性が出ていてとても興味深いものがあります。

最近のミニカーは原型も含めて中国などで製造されることが多いのですが、これらのモデルの原型は日本で作られました。ミニカーだけでなく多くの製品が製造コストを重視するあまり、中国などの海外で生産されることが多くなっていますが、日本のものづくりの力を維持、継承、発展させていくためには、ものづくりの仕組みを考え直さなければならないと思います。

今たまたま腕時計のデザインをしているのですが、時計業界でも国内で職人技を活かした時計を作れるところは激減しているそうです。スイスの時計が「SWISS MADE」という表記をしているのは有名ですが、単なる「Made in JAPAN」ではなく「JAPAN MADE」と表記できるような時計が作りたくて、たった100個の特殊な腕時計ですが、いろいろな制約をかいくぐりムーブメントからケースまで日本製といえるものを製作中です。いずれお披露目します。

話が少しそれましたが、基になる資料やモデラーさんの技によってミニカーの出来具合がかなり違ってきます。いろいろな市販のモデルを見るときに、どんな資料を基にして、どんな人が作ったのかを想像してみるのも面白いですね。
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