対局日誌

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棋書評「万波佳奈の囲碁上達ハンドブック」

2010-06-19 08:52:19 | 棋書


万波佳奈の囲碁上達ハンドブック」(MYCOM:万波佳奈箸)

人気棋士、万波佳奈プロがファンの悩みや疑問に答えるというコンセプト。
疑問といっても、男性棋士の本のように、
ある特定の局面を解説するという訳ではなく、
「年齢に合ったを上達法を教えて」
といった根源的なものから、
「これだけはまず、おさえておきたい死活や手筋、定石」
といった質問まで広範にわたる。
中にはいわゆる「ムチャブリ」な質問もあるが、
それにも真面目に答えているカナボーがいじましい(笑)。
構成は古作登。

第1章 誰も教えてくれなかった質問(12)
 ex.「インターネットでは1日どれくらい打てば強くなりますか?
(ちょっと一息)(8)
 ex.「囲碁をやると頭がよくなりますか?
第2章わかりやすい布石の考え方(7)
 ex.「大きいところがわかりません
第3章 わかりやすい定石の考え方(2)
 これだけは知っておきたい定石10
 ex.「小目は定石が多くて苦手です
第4章 わかりやすい中盤の考え方(10)
 ex.「厚みが理解できません
(ちょっと一息)(4)
第5章 詰碁、手筋はむずかしくない(11)
 ex.「最低限これだけ知っておけば大丈夫という詰碁・死活を教えてください
第6章 石の形と効率(8)
 ex.「一間トビと二間トビの違いは?」

()内数字…質問数

かなり断定的に答えているため、
級位者は安心出来るが、
既に一定の囲碁観を持っている有段者には、
ツッコミ所も多い。

あまり肩肘張って読むのには向かない。
級位者はサラッと読んで、時々
「そういえばカナボーがあんなコトを言ってたなぁ」
と、思い出すような感じでいいと思うし、
有段者はお酒でも飲みながら、
時々ツッコミを心の中でいれながら、
読み物として楽しむのがオススメ。
勿論、有益と思えば、取り入れればいい。

人気棋士を起用したにも関わらず、イラストが…(略)…
華やかさはあまりないが、思ったより楽しめる本だ。

【参考】新刊棋書情報「囲碁上達ハンドブック


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