書店で「黄龍士」という本を見つけた。
元々、中国で刊行された本の翻訳らしく、著者は薛至誠。
訳者がマイケル・レドモンドプロの奥さん、牛仙仙プロ。
マイケル・レドモンドプロが監修ということで、
巻頭でかなりのページを使って黄龍士の強さと魅力を語っている。
黄龍士とは中国清代の棋士とのこと。
本書はその打碁集だ。
丈和が「棋力十三段」と評した黄龍士の強さを通じて、
現在中国の強さをの源泉を探るというのが主な狙いのよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1c/79b794b85b1116d502ca6254468b592d.jpg)
ただし当時の中国のルールはあらかじめ4隅の星に、
石を置いてスタートするというもので、さらに白から打つ(素人の語源)。
加えて「切り賃ルール」で打たれるのが特色。
切り賃ルールについてはメーエン先生の「純碁」のサイトか
「囲碁ミステリーツアー」を参照のこと。
収録棋譜数は20数局。
半ページに全局図1図。
1局を10譜程度にわけて記載しており、解説も豊富で、
構成やレイアウトのバランスは悪くない。
また碁の内容も乱打戦で、そういう碁が好きな人にとっては面白いだろう。
しかしいくらレドモンド先生が絶賛しているとはいえ、
ハードカバーのために、ちょっとお高くもなっており、
古碁マニアの中でも、さらにマニアの人でないと手が出ないというのが実情。
でもコンセプトとしては少しは売れて欲しいな。
ついでこの流れから、現代中韓棋士の選集が翻訳されればベスト。
本書を並べ「キングオブ古碁マニア」を目指してはどうだろうか(笑)?
元々、中国で刊行された本の翻訳らしく、著者は薛至誠。
訳者がマイケル・レドモンドプロの奥さん、牛仙仙プロ。
マイケル・レドモンドプロが監修ということで、
巻頭でかなりのページを使って黄龍士の強さと魅力を語っている。
黄龍士とは中国清代の棋士とのこと。
本書はその打碁集だ。
丈和が「棋力十三段」と評した黄龍士の強さを通じて、
現在中国の強さをの源泉を探るというのが主な狙いのよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1c/79b794b85b1116d502ca6254468b592d.jpg)
ただし当時の中国のルールはあらかじめ4隅の星に、
石を置いてスタートするというもので、さらに白から打つ(素人の語源)。
加えて「切り賃ルール」で打たれるのが特色。
切り賃ルールについてはメーエン先生の「純碁」のサイトか
「囲碁ミステリーツアー」を参照のこと。
収録棋譜数は20数局。
半ページに全局図1図。
1局を10譜程度にわけて記載しており、解説も豊富で、
構成やレイアウトのバランスは悪くない。
また碁の内容も乱打戦で、そういう碁が好きな人にとっては面白いだろう。
しかしいくらレドモンド先生が絶賛しているとはいえ、
ハードカバーのために、ちょっとお高くもなっており、
古碁マニアの中でも、さらにマニアの人でないと手が出ないというのが実情。
でもコンセプトとしては少しは売れて欲しいな。
ついでこの流れから、現代中韓棋士の選集が翻訳されればベスト。
本書を並べ「キングオブ古碁マニア」を目指してはどうだろうか(笑)?
目の高さに立て積みされている『黄龍士』に魅せられてしまいました。
ひとことでいうと、「妖しい凄さ」。
気が早いけど、今年の囲碁ジャ-ナリストクラブ賞は、これだと確信しました。
そもそも去年は何だったということすら知らない。
井山プロだったかなぁ…。
凄いですけれど、諸々大衆受けしないような気がします。
病的なマニア向け(笑)。
買った人がいたら教えて欲しい…。