対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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新刊棋書情報「ひと目の2択」

2012-06-30 23:55:55 | 棋書
趙治勲プロの「ひと目」シリーズ最新刊、
ひと目の2択」はタイトルの通り
今回はアテる方向やツグ方向、攻めや守りの形などを、
全問2択で応えるという問題集。

全177問、黒先統一。
1ページ2問で上下の問題が類似型になっていて、
ダメや敗石のちょっとした違いによって、
選択肢が変わるということがわかるようになっている。
2問で1問といってもいいかも。

初期の「ひと目の詰碁」「ひと目の手筋」に比べ、
やや難しくなってきた近刊の印象を払拭するためか、
ページをめくる速さで即断することも難しくはない
本当に「ひと目」という易しい問題が続く。
シリーズとしては「原点回帰」といったところか。

勿論、正解か否かについてはきちんとしたヨミの裏づけがあるのだが、
「このような形ならば直感的にどちらが正しいか判断」し、
「石の形編」のサブタイトルの通り、
石の形に対する「直感」「感覚」を養成するのが
執筆者、構成者の意図と思われる。
この「直感」というのは「早碁」において特に効果的。

ということで、内容的には悪くはないと思うのだが、
やはり私の基本セオリーからすると選択式というのが大減点材料。
第1章のアテの方向はともかく、第2章の「ツギ」や
第3・4章の「攻め・守り」は2択に収まらないケースが多いし…。

まぁ、そういったことを気にしないならば、
さすがに有段者には物足りないと思うが、
級位者向けには、そこそこオススメ出来る内容と思われる。


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