対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

誠文堂新光社は大丈夫?

2006-11-05 21:55:17 | 棋書
月刊「囲碁」に、付録の形で「名局細解」が付くのは囲碁ファンにはご存じの通り。
口の悪い人の中には、この付録の方がメインだという人もいる。

これとは別に半年に一回ぐらいの割合で、もう一冊「第2別冊付録」が付く時がある。
単行本になった上村邦夫プロの「新四天王のここが凄い」も、この付録4回分をまとめたものだった。

来月号、2007年新年号にもこの第2別冊付録がつく。
しかし予告でその内容をみて、たまげた。

「碁罫紙」

対局を記録するあの「碁罫紙」。
当然、ごっくんバージョンではあるまい。

値段は据え置きというから文句をいう筋合いはないが、誠文堂新光社が本格的に囲碁に対する熱意を失ってきたことを、まざまざと見せつけられた感じ。
もはや付録の企画を考えるのも億劫なのだろうか?
第2別冊がつく間隔もだいぶ広くなってきている気がする。
最近刊行の単行本も書き下ろしはなく、「囲碁」に連載されたものを適当にまとめて出したものがほとんど。
そろそろ棋書業界から撤退を考えているのではと、心配になる。

連載も代わり映えなく続く模様。
決して今進行している連載に大きい不満があるわけではないが、やはりマンネリは否めない。
巻頭のアマプロ戦打ち込み戦も、現在の企画をそのまま続行するようだ。
今後は万波奈穂プロなどが登場するのだろう。

この企画に対しても、今月号の伊瀬英介さんの観戦記に、
「アマの先から始まったので、今月で打ち分けになればプロの勝ちだろう」
なんて書かれていたのを読んで、その視点を
「甘いなぁ」
と感じているのだが…。

ただ今月号で万波佳奈女流棋聖がアマに破れ、通算プロの5勝7敗と負け越したのには驚いた。
「後はデキゲームだ」なんて書いて、企画の真剣度を疑ったことは素直にお詫びする。
お見それしました。
ただ現役女流タイトルホルダーがコミ3目半とはいえ、負けるなんてやはり考えがたい…。

尚、これで来月号は互先でスタートするとのことです。


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2 コメント

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プロが負ける (aizomechou)
2006-11-07 17:06:45
初めまして
私の入っているネットにプロアマのオープン戦があります。予選リーグ・挑戦者決定リーグ・挑戦手合いなど全て互い先ですが、プロがアマに星を落とすことがたまにあります。
こういう碁を観戦していると、嬉しいような、少し寂しいような感じで、初めはアマの応援みたいな観戦が、若手プロの声援をしながらに替わります。
先日は相手指定のプロ・アマ先で、アマの先コミ貰いを観戦しました。最後までは見なかったのですが、どうも盤面で良い勝負でしたから、白(プロ)はコミ6目半は出せないようでした。
繰り返しになりますが、こういう碁を見るとアマでも高段者は凄いなと感心する一方、プロにはそんなに簡単に負けて欲しくないという感じです。
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いらっしゃいませ (GO!)
2006-11-07 23:10:43
「初めまして」とは他人行儀な(笑)。

おっしゃることはその通りですね。
もっとも私はアマにそんなに思い入れがないせいか、どうしても主観がプロ側の動向に傾いてしまいます。
そういう意味で、
「不甲斐ないなぁ」
という思いの方が強いですね。
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