対局日誌

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新刊棋書情報「世界一役に立つ実戦手筋」

2010-12-25 17:51:35 | 棋書
MYCOMからの今月の新刊は石倉プロの「世界一役に立つ実戦手筋」1冊だけ。
構成は高見亮子。

2008年9月に刊行された同じ石倉プロの「世界一役に立つ実戦詰碁」の
好評を受けて発売されたものと思われる。

第1章 攻め合い(33題)
第2章 石を取る(31題)
第3章 地の中に手あり(35題)
第4章 ヨセ(32題)

第1章から第3章は始めに簡単な例題を出している。

黒先統一。
1題あたり解説図は3図から4図。
多いときは6図近く使って丁寧に解説。

また問題も「形を整える」といった説明が難しいものは避け、
即効性の高いものに限定している。
第3次猿十番碁第5局にも登場した形(下辺)が巻頭を飾るなど、
実戦的といえばその通りと思う。

ただ「詰碁」の時のような例題からの手取り足取りといった雰囲気は大分影をひそめ、
淡々と問題が出題されていく。
第4章のヨセは例題がないし。
ちょっと厳しい言い方をすれば普通の手筋問題集とあまり変わらない。

また難易度も

☆…低級者向け
☆☆…上級者向け
☆☆☆…初段向け
☆☆☆☆…三段以上向け

と星でランク分けされているがバラつきがある。

確かに手筋は詰碁のように分類がしにくい上、
多岐にわたるので致し方ないと思うが、
詰碁」の時の良さはあまり継承できていないように感じた。
ひと目の手筋」の後にちょうど良いかは微妙なところ。


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