奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

晴れた~!

2010年06月28日 | 奈良大学お勉強日記
お天気が心配だったけど、大丈夫でした
>矢田丘陵を歩く会。
晴れ女のパワー恐るべし(笑)←あてのことですが。

またまた波乱万丈な行程でしたが、なんとか無事に慈光院でゴロ寝もできたし(謎)

しかし今回のバスでは熱帯夜のせいか殆ど寝れず、
今朝弾丸ツアーで新宿に着いたらヘロヘロでございました。
眠いので、もう今晩は早く寝てしまう予定(笑)。
(もう風呂もはいっちゃったさ♪)

ご参加頂きました皆様ありがとうございました★
メルマガと雑用が済んだら、また記事アップしま~す。
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雨が降らねば

2010年06月20日 | 奈良大学お勉強日記
徒歩ですが、雨が降ったらタクシーです
>来週の矢田丘陵を歩く会。
まあ、雨天決行ですが。

んじゃ、そろそろ最終確認。

今回のスタートは近鉄郡山駅前集合で。

バスにて、「矢田東山」へ行きたいので
(72系統8:45発、または、9時5分発)

早いほうで乗りましょうか
>となると8時40分までには駅前集合。
遅いほう希望であれば9時集合。
早めの方がオセオセにならなくて済むだろうから、
8時40分集合でお願いします。

スケジュールは前掲のとおりです。
昼食は時短のため弁当持参で。
雨天時を考慮して、矢田寺近くの喫茶工房でいただくことにします。

雨天でも東明寺までは徒歩でと考えていますが、
ギブアップというかたは随時タクシーに乗ってください。

悪天候の場合は東明寺→矢田寺、矢田寺→松尾寺もタクシー移動にします。

松尾寺から慈光院は時短のため全員タクシー乗車。

その後、慈光院からはバスで
50系統で16時53分、
72系統で16:55、17:15のバス乗車で、流れ解散です。

その後、ご飯食べるオプションがあります。
(ひろこさん予約よろしくお願いします~。)
現在のところ8名参加ということで。

5時から始めて二時間程度で、状況に応じて流れ解散。
以上です。
変更希望事項あれば書いてください。

あとは、曇ることを祈るばかり。
(快晴じゃないほうがいいし、かといって雨は降ってほしくない)
テルテル坊主でも作るか。
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矢田丘陵を歩く会(決定)

2010年06月06日 | 奈良大学お勉強日記
矢田丘陵を歩くかい?に返答いただきましたので
改めて「矢田丘陵を歩く会」を実施いたします。

日は6月27日(日)
今回は「祈りの回廊」の特別ご開帳をやっている矢田の三つのお寺を中心に、
尾びれ背びれをつけたラインアップでお送りしようかと。

今回のルートは、
大和郡山駅からバスにて、「矢田東山」へ。
(72系統8:45発or9時5分発)

そこから徒歩で
奈良県立民俗博物館→大和民俗公園→矢田坐久志玉比古神社→
(山へ向かって)→東明寺
(山道を通って)→矢田寺
(山道を通って)→松尾寺
(山道を下って)→慈光院

というルートにて動いてみようかなと。
※奈良大和路 歩く地図帳をお持ちの方は「矢田丘陵」の項をご参照ください。

途中の矢田の寺みっつについては、「徒歩組」と「タクシー組」に分かれて
行動するものとします。

なお私は徒歩ですべてのルートを移動の予定です。
まあ、お寺であればどこからでもタクシーは呼べば来てくれると思うので、
その都度タクシーを呼ぶ形にすれば、不測の事態にも対応してくれるかと思うし。

松尾寺から慈光院のくだりの道は50分ほどかかるというので、
自力で降りるのがだるければ全員タクシーでもいいかな。

その後、夕飯を食べるというオプションがつくかと思います。
慈光院を早めに出て終了とすれば、
50系統で16時53分、
72系統で16:55、17:15にバスがあるはずなので、
それに乗って流れ解散です。

昼ごはんはどうしましょうね。
山歩きであれば、弁当持参が好ましいけど。
徒歩組と車組で時間がずれちゃうと、一緒に食べれない可能性もあるし。
矢田寺前にそば屋なんかありますが、ハイシーズンの日曜日なので
入れない危険性ありあり。そんなところで時間を無駄にしたくないし。
矢田寺近くの「矢田山ふるさと工房」ってとこならば弁当持ち込み可の
喫茶店があるそうな。なので個人的には弁当持参希望です。

もしかして、誰も全行程歩きって人、いないのかな?(笑)
そうなった場合は、全員まとめて乗れるジャンボタクシーなりを
チャーターして移動するのがよろしいかと思うので、
いちおう、「徒歩組」か「車組」かを表明してください。
車組みが少数派であれば、フツーのタクシーをその都度呼ぶってことで。

ではご参加表明お待ちしております。
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国宝求めて右往左往

2010年06月06日 | 奈良大学お勉強日記
昨日は昨日で山くだり、今日は今日とて坂登り(謎)
せっかく奈良にいるんだからと、本日5月23日は国宝ご開帳巡りの旅です。

朝イチは長谷寺へ。
桜井駅前の皆花楼に泊まったので、アクセスは楽々です。
しかし、この日は昨日とはうってかわって雨。
晴れ女のパワーも二日は続かなかったらしい。

朝飯をいただき、思いっきり頑張って予定より一本早い電車に乗ろうと思ったら、
タッチの差で乗り遅れ。南口(JR側)と、北口(近鉄側)は結構あるのだな。
あ~次の電車はすぐ来るさと思ったら、近鉄大阪線はそんなに甘くない。
準急や特急が通過してゆき、長谷寺駅に止まる普通電車はなかなか来んかったよ。
先が思いやられるゼ。

それでも待ち続ければ電車は来る。
普通電車にたった二つ揺られて長谷寺駅到着です。

そこからは徒歩。タクシーおごってもいいかなって思ったけど、
先着のお客さんを乗せたタクシーが走り去った後は他のタクシーも無く、
待つのもなんなのでテクテクと。
長谷寺は自力で歩いていけるのでいいのです。
雨さえ降ってなければもっといいのですが。

長谷寺に到着した時は9時を少し過ぎたくらいでしたが、
なんと長谷寺、今の時期は8時半から開いているらしいのだわさ。
きゃー、先がキツキツのスケジュールだったので、少しでも早い時間から
スタートできればそれだけスケジュールに余裕が出来るものを。
通常営業時間だとばっかり思っていたわたしが悪ぅございました。

みなさま、お寺は季節によって開門時間が変わることもありますので、
マメにチェックしてからお出かけされることを強く強くおススメします。
(とくに、朝イチ訪問を狙っている方は要チェックですわよ)

長谷寺はこれまた山を登った上にあるお寺で、ゼーハーすること必至ですが、
屋根つき登り廊があるので若干気は楽です>今日は特に雨だし。
残念ながら牡丹の盛りは終わっていましたが、それでも若干残ってる花もあり、
それを眺めながら上がっていきます。

本日は春の寺宝展をやっていたので、それを見学したのち本堂へ。
とりあえずフツーにまん前正面からおまいりして、その後”舞台”からお参りして、
いよいよ内陣へ上げていただきます。
手にお香をすりこみ、左手に観音様とのご縁を結ぶための
五色の輪(ブレスレット)をしてもらい、いざ内陣へ。

低い天井の廊下を進むと、一層低いくぐりになっていて。
その先には巨大な足!で…で、デカイ!
まん前から見たら腰から上しか見えない巨大な観音さまですが、
その足元が今まさに、目の前にあります。どどーんと。

足の甲は人々に撫でられて、つるつると黒光りしています。
上半身のキンキラキンの金色とは異なり、足元は人の手垢で磨かれている感じ。
今なら限定!このオミアシに触れらるのですよ、素手で。
おお、なんという贅沢(違うか)。
いいんですか、アタシなんかが触れてもと思いつつ撫で撫でさせていただきます。
亭主足が悪いんですよぉ、なんとか治りますようにとナムナム。
するってーとボロボロと涙がこぼれてきました。
うわー、仏様拝んで泣いたのこれで二度目だ。
(一度目は新薬師寺の薬師さんとその取り巻き≒眷属に会った時)
なんだか不思議な感覚に襲われつつ、ナデナデさせていただきました。

足をさすった後は、観音さまのまわりをグルっと一周させていただき、
さらに右足を撫で撫で。(さっきは左足をナデナデした)

こんなチャンスはもう二度とないかもしれないと思い、さらにもう一回ずつナデナデグルグル。
その後内陣の中の仏さまなどを拝ませていただき、去りがたい雰囲気からもう一度
観音さまの足元を拝んでから帰りました。

その後、ドバドバと白い法被を来た集団の方が入堂されたので、ほっと一安心。
やっぱり寺は人が来る前に見て回るほうがいいね。
おかげでゆっくりと好きなだけナデナデさせていただいたし。

その後は、これまた特別開帳している大画軸を拝みに興教大師祖師堂へ。
日本最大級の縦16m×横46センチという大画面の掛軸。
しかもこのお軸、掛けると16m以上必要ということで、
なんと室内でスキージャンプ台のような台に載せられて展示されているのでした。
横から見ると、直角三角形の長辺にざーっと軸絵が置かれていて、
その脇にスロープが作られているのでそこを登って眺めるというシステムでした。
お軸の大きさにもびっくりだけど、その見学方法にもビックリ。
掛軸なのに、掛けてない!

お軸を拝んだ後通った廊下では、西国三十三所霊場の名前が書かれた座布団が置かれていて、
そこを踏むと三十三箇所を巡ったと同じ効力があるようなんだそうな>お手軽ぅ。
せっかくだから、そのお砂踏みの証書も頂いてきましたよ。
私はまだまだお遍路さんに出るつもりはないので、これにてご無礼いたしますが。

気がつくとなんと午前11時半を過ぎていました。おお、時間超過じゃないか。
気がすむまでのんびりと仏様とのご縁を確認していたんだけど。
そういえば先を急ぐ旅なのであった。
急いですたこらと下山して、一路駅を目指します。

結局、途中いいな~と思っていたお茶屋さんや、草もち屋さんも、おみやげ屋さんも
すべてすっとばして駅へと急いだのですが。
しかぁし!ここは行きより、帰りの方が過酷なのを忘れていたよ。
駅から国道に出る道は結構急な下り坂。行きはヨイヨイ、帰りは怖いなのだった。

そういえば、だだおしの時、真冬にもかかわらず、この駅までの道でゲロゲロして、
坂道&階段に汗だくになったっけ。その坂道が、最後に目の前に、どどーん。
山門から15分でなんとか国道との交差点までは来れたのだが、
最後の最後の坂道と、本当に最後の階段で、息があがってしまった。
もしかすると昨日の登山よりも、いや六根清浄を唱えた春日山原始林よりもしんどかったかも。

階段を上がりきった所で、ホームに止まっている電車を確認できたのに、
乗れなかったよ>タッチの差で。
今回はこんなんばっかりですな。とほほ。

それでも次の電車でも、予定していたよりは時間が一本早いのでいいや。
そこで、待ち時間となったので、ホームにて昨日仕入れた埴輪まんじゅうを取り出すないなや
ばぐばぐばぐーっと完食。ヒルメシ完了です!(をい)
そんなもんです、一人で行動時は。ホームでパン立ち食いとか、待合室でおにぎりとか平気。
同行者がいなくてよかったですよ。今回。
雨だし、乗り遅れだし、予定変更だし、足はガクガクだし。ふん。

気を取り直して、次に来た鈍行(をい)にて一路西へと移動します。
目指すは当麻寺。
当麻寺駅は南大阪線なので、橿原神宮前まで戻って乗らないといけないけど、
時間短縮のため、このまま大阪線で西へゆき、どこかの駅からタクシーで時間を稼ぐ算段。
大和高田で降りるか、五位堂で降りるか迷っているうちに高田を発車してしまい、
結局当初の目的地だった五位堂からタクシーで。
けっこう運ちゃんが東へ戻って運転しているのが気がかりだったけど、
田舎(五位堂)から田舎(当麻寺)への移動だったため、道路事情もよくすいすいと到着しました。

ここへ来た最大の目的は、太子堂ご開帳。
しかも今日がその最終日で、なおかつ、開いている時間は午後の1時から午後の3時。
どんだけピンポイント公開なんだー。

しかもこの情報、ホームページに当たって初めてぶち当たった情報で、
祈りの回廊やら、その他の資料やらでは、日にち限定のお知らせはあっても、
時間限定(極めて短い時間しか公開してませんよ)ってのは出てなかった。
あぶねー。HP見ていてよかったー。
最初はここを最終訪問地点にしようと思っていたもんで、それを知って急遽変更したさ。

とりあえず到着したのが1時前だったので、中の坊から回って、導き観音さまを拝ませていただくことに。
いつもここ来てもお堂は開いてない。なので初めて今日中も上がらせてもらいましたよ。
導き観音様は本当におかわいらしいお顔をしていて、お人形さんみたいなかわいらしさ。
修復作業を終えられてのお出ましってことで、久しぶりの公衆の面前でちょっと緊張気味か?
頭の両サイドにリボンを結ぶ形は、不退寺の仏さんの様式と似ているかも。

今日はいろいろご開帳が重なっている日ということで団体さんも多く、そういうのに
巻き込まれないように一生懸命がんばりました(謎)。
中の坊の庭の正面には当麻寺東塔。おお、そうそうここも棟内公開しているんだよ。
後で行かねば。

ぐるっとお庭を巡ってきたら、写経道場では写仏を行っている方が結構いらっしゃいました。
心静かにここで落ち着けて、ぬりぬりすればいいんでしょうが。
私は先を急ぐ旅ゆえに、これにてご無礼いたします。
サクサクと霊宝館のお宝を見て終了です。

次は、西南院へ。
実はここ、入るの初めてであります。
何度も当麻寺には来ていますが、ここ縁がなかったんだなあ。
この度、ようやくご縁が出来たようで。

入ってびっくり。
お庭が素晴らしいと触れ込みでしたが、ウワサにたがわず素晴らしい庭でした。

最初、こちらのスーパースター御三体(十一面観音立像・聖観音立像・千手観音立像)を
拝ませていただこうとしたら、団体さんの集団が一杯入堂されていて「ただいま満員です」
え?そんなアナウンス初めてきいた。
なんでも堂内が一杯なので先にお庭を回って来て下さいとのこと。

ということなので、庫裏の前庭あたりをフラフラしていたんだけど。
それもすぐ終わってしまう程度じゃん。と思っていたら、なにやらお堂の脇の道をくぐって行くと、
裏山に作られた庭に出たのでした。しかも展望台まで備えた、本当に山の斜面を利用したお庭。
水禽窟はあるわ、階段はあるわ、池を見下ろすわ、展望台はあるわでびっくり。
ここ、紅葉の頃に来たら凄いことになっていると思う。
今度秋に来るときには、絶対ここ外さないようにしよう・そうしよう。

庭をぐるりと巡って庫裏前に戻ってきたら、昨日ご一緒したpunipuniさんとyumekoさんを発見。
午前中は久米寺へ行ってこられたご様子。

庭は見たので、お堂へ入りたいなと玄関へゆくと団体さんはまだ居座っていたものの
「お入りいただけます」とのことなので入れてもらうことに。
その団体さんは専用ガイドさんが着いて、いろんなオハナシをされていました。
名古屋からのバス会社の団体さんらしく「名古屋の方は」「名古屋の方は」を連発していました。

なんでもウワサによると「当麻寺展」が数年中に奈良博で行われるらしいですのよ皆様。
当麻曼荼羅もその時には本物の現物を見られるらしいので要チェックです。

まあ、そのオハナシを聞きつつも時間が押してきたので、正面になかなか座れないけど、
脇の方から三尊さまに目をやれば、おおこんな所にこんな仏様が隠されていたとは知らなんだ。

聖観音様というベーシックタイプに加えて、頭上が賑やかな十一面さんや、
ムカデもびっくりは千手観音さんもいて、これより三役揃い踏みって感じでした。
普段は公開されてないってもったいない話。
お堂も新しいのだから、どんどん公開してほしいわ~。

そのうち団体の方が腰をあげて堂内をうろつき始めましたので、
すかさず正面の場所を陣取ってしばし拝観。
ああ、いいもん見せていただきましたわ。

外へ出るとpunipuniさんとyumekoさんペア~が並んでおられて、
すでに太子堂にはいかれたとのこと。
「んじゃこれから当麻寺行ってきま~す」
といったら、呆れられました(笑)

さて、次なる目的地は太子堂です。
ここがメインでこの日程になったのだから当然外すわけにはいきません。
雨にもかかわらずすごい人出です。
こんなに人がいる当麻寺ってお練の時くらいしか見たことないもんで、ちょっとびっくり。
(いつも日没近くになってから出没するからだよ)
木戸銭(をい)払って堂の中に入れてもらいます。
しかし受付が受付らしくなくて、拝観料いるって判らない人も多かったのでは?

普段非公開なので、もともと「人に見せる」という構造になってない堂内。
おじさん連中が「暗いなー、電気ないの?」と騒いでいたけど。ないやろなあ。
しかも外は雨なので、薄暗くて、うっかりペンライトを当てて見ていたオバサマは
「ライト禁止です!」と注意されていました。うーん、秘仏非公開の場だし、そうかもね。
(法隆寺の金堂なんかはペンライト持ってきている常連さん多いけど)

太子堂の名のとおり、弘法大師のお姿がどどんと中心にあって、奥にも仏様たちが鎮座。
堂内はいぶし銀の魅力といいますか、すすけた天井というのもオモムキがあります。
(ここってパンフレットなど一切なかったのか…)
なんか、ここを見るために日付を今日にしたんだけど、
結構薄暗くて、先を急ぐゆえにあっさり見て来ちゃったんだなあ。
また開く機会があったら、もっとゆっくりと見てきたいと思います。
(しかし、一日2時間ってのは厳しいよね)

さてさて次は西塔と東塔をめざします。
西塔は西南院の脇の急坂を登った上。
この坂自体も結構急だけど、そこから更に急な階段をつけて、
初層の内部まで近づいて、中を見せてもらいました。
ここの安置仏は大日如来さん。
中には入れず、堂の外から中を覗きこむような形です。
まあ、中には入れないだろうなあ。雨でもあるし。
土足厳禁なんだろうしさ。

次は東塔。
こちらは金堂脇の道を行った、足元のぐちゃぐちゃした道の突き当たり。
こっちは足場はなく、もともとの塔の基壇の階段を上っての拝観でした。
こちらの安置仏も大日如来さん。
こっちの水煙は魚骨形、西塔の水煙は火焔形なんていう説明を
ボランティアガイドの方がしていましたっけ。

結構雨が降り込んでいましたが、無事二つの塔とも内部を見ることができました。
本日は特別ご開帳めぐりの旅ゆえ、本堂&金堂&講堂にはお邪魔せず
そそくさと駅へ向かいます。
(ホンマせわしないのぉ)

駅へは徒歩でも15分ほどで着くのですが、ここからの電車のアクセスが悪いんだよね。
二つ先の、尺土で特急の待ち合わせをして、時間を消費。
思い余って特急に乗っちゃおうかと思いましたが、結局それに乗っても
壺阪山駅からのバスで待ち時間が発生してしまうので先を急いでもしゃーない。
ぐだぐだそこで時間をつぶして、無事吉野行き急行に乗り換えに成功。
壺阪山駅に着いてバスに乗り換え、本日の最終目的地壷阪寺へ。

奈良交通のHP上では、壷阪寺からの最終バス時間が16時発だったので
運転手さんに降車時確認したら「最終は16時45分ですね」とのこと。
やったー、それなら駆け足ではなく、ゆっくりできるではないか!
帰りは自力で下山してもいいかと思ったけど、雨だしバスがあるならそれに乗りたい。

さて一年ぶりくらいで壷阪寺へは来ましたが、駐車場が変わっていました。
以前来た時にはバス停が坂の下あたりにあって、結構山門まで
歩いたように記憶しているのに、今回バスは山門のすぐ脇まで
きてくれていたのでこれは本当に楽。
いいことだー。タクシー呼ばなくていいし、本当にラッキー。

午後三時を過ぎたくらいなので、これから入山する人はほとんどいません。
その証拠に私が壺阪山駅から乗ってきたバスは私のための貸切バスでしたから。
大雨の中、傘をさしての巡回でしたが、人が少なくて快適と思わねば。

今日は出欠大サービスのごとく、あちこちのお堂の扉が開いてまして、
多宝塔も灌頂堂も扉が開いていましたよ。
上部へは階段からではなく、ぐるっとスロープの方から上がって、礼堂から八角堂へ。
もう時間が時間なためか、人もほとんど居らず、係りのおっちゃん(をい)は
お賽銭集計をしていたりして、すでに気分は予定数終了な感じ。
しかし私はここでもビッグイベントを体験しなくてはいかんのだ。

そう、ここでも出来ます>ご本尊の十一面千手観音さまに触れる機会。
白い法被を着て、手ぬぐいをいただき、香を手に刷り込んで身を清め(二度目)
階段を登って仏様のお膝元まで近寄って、そのおみ足をふきふきするというもの。

坊様いわく「お膝を拭いてくださいね~手を触ると取れますので」「ぎょぎょ!」
確かに手首から先ははめ込み式なので、私が膝をさするたびに、印を結んだ
手が小刻みに揺れます。おお、取れてきませんように!

悪いところを拭けというのですが、頭を拭くわけにもいかず。
またまたダンナの足がよくなりますようにってことで、
右足を重点的に拭かせていただきました。
その間、誰もいない。
外ではバリバリと雨の音。

いいですよ~静かで、ヒマで、ゆったりとしてて。
帰りのバスまでまだ時間があるしってことで、ゆっくり何度でも、左右交替しながら
膝を拭き続けました。もうこんな経験できないよなあ。
ううう、来てよかった。

心ゆくまでナデナデさせていただき、堂内をぐるっと一周してご朱印を頂いて
本日のミッションは全て終了です。
わーい、時間もちょうどいい感じだし。
と三重塔の前に出てきたら、特別ご開帳開扉って書いてあって。
ぎゃ!忘れていた「祈りの回廊」として、壺阪寺では三重塔が初開扉だったんだ!
さっき見た多宝塔はついでに開かれていたもの。
本当に見たかったのはこっちの方ではないのか!

慌てて、急ごしらえの階段を登っていくと、仏様が待っていてくださいました。
「忘れんでや」
「スンマセン」
いろいろありすぎて、ここの存在を忘れておりました(忘れてんじゃん)。
無事に一日回れたようです、ありがとうございます。
あとは無事に東京に帰れますように。
ナムナムしてバス停に向かいますが、最後の最後で思ったよりも時間をとられ、
バス発車の時刻にギリギリ。受付を抜けたところで、帰りのバスが
滑り込んできて、慌てて乗り込み、慌しく発車となりました。
セーフ。

雨脚が強くなってきたので、本当帰りのバスがあってよかったわ。
この雨の中、徒歩で下界までおりるのって大変だもん。
タクシーおごらなくて済んだしホクホクよ(笑)

バスで壺阪山駅へは無事に着いたけど、吉野線のアクセスは本当に悪い。
南大阪線もたいがいにせーよって思ったけど、吉野線はそれ以上だ。
次の電車まで25分以上あります。
30分に一本間隔なのだな>橿原神宮以南
まあ、後は帰るだけなので、どんなに待っても構わんよってことで、
荷物の整理などしながら電車を待ちましたけど。
待ち時間の間になんか飲もうかと思ったら、ドリンクがすべてコールドだった。
昨日ならいいけど、今日は気温低いし、雨だし、暖かいものが欲しかったぞ。

ヒルメシを食い損ねたのと寒いので、橿原線で北上して西大寺駅中の
立ち食いそば屋でラーメンを食べたのは私です。暖かかった~。
その後、何故か近鉄生駒に遊びに行ったりして。
(雨降っているから、濡れずにいける場所って考えたら、わが故郷生駒の
近鉄百貨店が浮かんだのだ。久しぶりに行ったら、中身が結構変わってた)

それはさておき、本日もよく歩きましたね。
ありがとう仏さま。
無事歩きとおせましたよ。

本日も盛りだくさんの内容でした。
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登ったりくだったり

2010年06月02日 | 奈良大学お勉強日記
してきました
>飛鳥周遊ウォークin多武峯

今年は、9時半談山神社集合!
なんていうハードルの高さゆえか、
参加者は100名程度と若干少なめ。

まあ、私みたいに夜行高速バス乗り付けで、8時12分の定時バスに
乗れちゃうような人ゆえ困難は無かったですが。
遠方から来られるかたにとってはこの時間と早さと、
集合場所のマイナーさ(笑)では
集まりが悪かったものと思われ…。

ま、年々会を重ねるごとに歩いた場所も、ルートも消費されていくので、
次年度はどこになるか今からワクワクなんですけどね。

高速バスで京都へ乗り付けて、即桜井へ。
ついたらすでにのぼりが立っていて、バスも待ってました。
早いけど定時バスに乗ってしまうかと思ったら、
すでに車中にはゆずさんご夫妻とひろこさんが乗っておられました。
どんだけ気合入ってるねん(笑)
私も乗り込みいざ談山神社へ。

今回も奈良大生があちこちに配置されて一生懸命ご案内係してました。
ご苦労様です。
受付をすませると水野センセ発見。
「今日も宜しくお願いします~」
センセは人気者なのであちこちで学生やらファンに囲まれてます。

今回は談山神社スタートですが、神社そのものでの見学は
時間がないっていうので(係の人に聞いた)
慌てて「祈りの回廊」関係のご開帳ものを見てしまうことに。

「特別ご開帳見にいく人~」と募って、何故かわたくしここで本殿方面へ。
石段コースの方へと向かい、一度階段を下り、
さらに本筋の階段を登って本殿前に出て
「特別ご開帳どこですか?」
「この下です」
「え?」
神廟拝所ってところです」
ぎゃー!!
またしてもやってしまいました。
さっき待機していた所のまん前じゃないですか。
すびばぜん…よく調べもせずに、引率してしまいました。
いつも拝殿で「いいもん」見せてくれているからって、
今回もそうだろうとここへ来ちゃって失敗しました。

みなさまに平謝りしつつ、その神廟拝所へと向かうと、特別拝観料も要らず、
入山料のみでここ、あがれました。うぉ~ふとっぱら。
「談峯如意輪観音」さんや、「増賀上人」坐像など見せていただきました。
この如意輪観音さんは足の甲に傷があり、その傷は衆生の身代わりとなって
ついた傷だといい、足腰の悪い人の痛みを和らげるとのこと。
必死に拝ませていただきましたよ
>本日、歩きとおせますようにって。

そうこうしているうちに集合時間。
飛鳥保存財団の方の挨拶と、講師二人のお言葉などが続き、
若干自由時間があるというのでさっきはショックのあまり素通りした
本殿&拝殿に行ってみることに。

するってーと、さっきは一度くだった階段ですが、
よくよく記憶を辿ってみれば、ここ、降りなくても、上に登れる通路あったよな…。
今回は工事現場の資材置き場になっていたため幕がかかっている場所でしたが、
そこを覗いたら通り抜けられそう。
そこから行けば、一度降りなくても、ささっと本殿前に上がれました。
おーまいがっ。さっきの皆様、本当に失礼しました!
楽々上がれましたよ(滝汗)

拝殿で本殿を拝んでから、部屋に配置されているお宝を見て廻り。
「百味の御食(ひゃくみのおんじき)」も元気(?)にしてました。
いや、これ飾りじゃなくて「食べ物」ですから、痛むんですよ。
秋にお供えしているものにはカビ生えているのを見たこともあります。

で。
集合時間になって、いざ出発。
しかし、ここで「山くだり」のみならず「山登り」することも発覚(笑)
今回の地図にはさらりと「談い山」って文字はありますが、まさかホントに登るとは。
最近は上り坂登ってばっかりなので、わたしゃ行く気満々だったのですが。
(一人では上っていきたくはないけど、これだけの人数いたら遭難はしないだろ)
足腰に自信がない人は、登らずに降るだけのルートも可、でした。

さ~て、登りますよ~。
語らい山(談山)は中大兄皇子と藤原鎌足が談合した場所とされます。
「くそー、こんな山奥まで来て語るなー!」
「後世の歴史好きを困らせるようなところで談合するなあ!!」
はい、マジで叫びました。

先日、春日山原始林の道なき道を登ったり、岡寺を自力で登ったりしたので、
山道には抵抗がなくなっている私。結構サクサク登りましたよ。
あっさり談山には到達です。

そこは狭い広場みたいな場所に看板が立っているのみ。
上野センセが「ここが談合の現場です」に笑いが…。
くー、こんな所で談合するなああ!

「某業界もここで入札とかしたらいいんじゃない?」
「それか、一番最初に到達した人が落札とかさ」
「新入社員には『求む!山の神』とかって人集めしたらいいしさ」
「山登ってきて、一番の人が落札とかね。目に見えて簡単でいいぞ」
そんな業界はイヤです。

さて、次です次つぎ。
登った坂を一旦おりて、更なる高みの御破裂山を目指します。
破裂とは穏やかじゃないなあと思っていたら、なんか政変があると
この山がまさに「どっかーん」ってなるらしい。おお、クワバラクワバラ。

結構山道登ってきたけど、登りきると忘れちゃうのか、
道中のひどさは忘れちゃいました。
御破裂山は談山からすぐでした。なので大丈夫大丈夫。

この山頂には「藤原家」のお墓があったのですが…。
お盆、お彼岸、年忌と、ここにお墓参りに来ねばならんのだったら
「実家に帰らせていただきます!!!」だなとか思っちゃったべさ。
(実際にこられてる方、失礼しました。でも私にはムリです。里にかえしてください)

で。
登ったら、降りる。これ基本です。
「せっかく登ってきたのにぃ~」
「じゃあ、ずっとここにおるんか?」
「……」
ゆえに、ナンギして登ってきましたが、おります。

近年飛鳥方面から二車線の実に快適な良い道路が出来て、
桜井方面からではなく、明日香の方から直接談山神社まで
これるようになったそうなのですが。
もともと、徒歩にては談山神社から飛鳥には下りられるのでした。

しかし、素人にはその道は危険。なのでこういう集団での催しでも
なければ歩けない道ってことで楽しみにしていたのですが。

この、くだりってのも、かなり、悲惨でした。
ある意味、登りよりも過酷。

雨上がりに高取城に行って、何も判ってない私が先導した時ほどではないにしろ、
かなりの急勾配を滑らないように気を使って下りてくるような道。
一人がやっと通れるようなぐねぐね道が続きます。

途中何度か、蛇行している車道路を横断するようなポイントがあり、
とんでもない山道をくだってきて、文明の利器のアスファルト道路。
またまた藪道。みたいな行程の繰り返し。

何度かそれを繰り返して、どうやら舗装した歩道に出たようです。
着いたところは、気都和既(きつわき)神社。
またの名を「もうこの森」。

ここで水野センセのお話ポイントです。
変な名前の神社ですが、「きつわき」「けつわけ」などとも云われ、
「けつ」といえば現代では「尻」が連想されますが(をい)、
「みけつ」といえば食べ物の敬称。
「御食国(みけつくに)」は「皇室に御食を貢いだ国」。
志摩ならアワビ。若狭は塩。そういうものがみけつ。
なのでここの神さまは食物の神さまってことらしいです。
ワキ・ワケも「うじのわけいらつこ」とか人名でもあるしね。

また「もうこの森」といういささか変な名前はアレに由来しているらしい。
アレとは、中臣鎌足が蘇我入鹿を首ちょんぱしたとき、首だけになっても
入鹿の首が追いかけてきた(ひょえ~)
そこでゼーハーここまで逃げ込んできて「もーここまではこんやろな」
ということで「もうこ(ない)の森」→「もうこのもり」うーん。

しかし、上野先生の別説では、「もうこ」≒「蒙古」なんだとか。
蒙古ってのは怖いものの象徴。鬼とか、なまはげとかと一緒?
悪い子していると親が「蒙古が来るよ」といって子供を諌めたんだとか。
「悪いゴはいねーがぁ~」ですな。

この先は坂道ながらも舗装されているし、路面を見なくても歩けます。
おお、文明ってステキだ。

棚田と昔ながらの村を見ながらダラダラとおりてきて石舞台古墳に到着。
いや~懐かしい場所に出てほっとしたさ。

昼ごはんを食べて、しばし休憩ののち、水野センセのワンマンショー♪
本日のお題は「藤原鎌足」

鎌足は家臣という立場で天皇家、中でも中大兄皇子を支えた人。
もともとは神官の家に生まれて、中臣氏だったのが、その功績をたたえられて
藤原って名前をもらったと。その藤原って名前を、独占的に受け継いで、
他の中臣が藤原って名前を使えないようにしたのが不比等。
その子孫たちは、いつの間にか、天皇家と同等の権力や地位を求めて
暗躍するようになるのだから、鎌足自身はそのことどー思っているのかなあ。

本日の水野センセの同行はここまで。
去年は「雨が降らんように願かけてきましたで」とおっしゃられたとおり、
センセがお話おわって帰りの車に乗り込んだ途端に「ざばーーーーー」っと
雨が降ってきたというお笑いつきでしたが。今年はその後もお天気はよく。
午前中は山の中なので気になりませんでしたが、うす曇のハイキング日和でした。

今回は山登り&山くだりがメインだったからか、後半戦の歩きは軽め。
石舞台から飛鳥板葺宮の「掘りごたつ」に集って、上野センセのお話を聞きます。

本日のお歌は「吾はもや安見児得たり皆人の得かてにすといふ安見児得たり」
現代語訳では「私はね 安見ちゃんを手に入れたぞ 皆がね 得がたいといっている
あの安見ちゃんを得たぞー」にぶっとび。
まあ、確かに現代ならそんな感じですけど。

皆の憧れの「やすみこちゃん」をゲットできたヨロコビがストレートに出ている
よい歌なわけですが。やすみこちゃんは采女。
采女ということは、すべてが天皇の子を産む可能性のある女性たちであるからして、
大奥の女達みたいなもんです。巷の男にはどうもできない存在。
その采女(天皇の女)にちょっかいだしたら推して知るべし。
親分のオンナに手を出したら、どうなるか…お判りですね?

だからこそ、その采女を天皇からいただくことが出来た!というヨロコビと、
自分だからこそ天皇はその采女をくださったのだ>俺ってスゴイ!というダブルの喜び。

でもさ。鎌足くんって、天智天皇の妃の鏡女王(かがみのおおきみ)ももらってるよね?
不比等の母は鏡女王ってウワサもあるし。
鎌足くんの「ツマ」って、いつも天智天皇からいただく人なの?
それはどーなの?

あと、そーゆーことなんですが。
「この歌を、結婚式で、『好きだった人をゲットできたぞー』って意味で
朗々とご披露する人がいるんだけど、あの歌は『上司の女をお下げ渡しでもらえたぞ』
って歌なので、結婚式で歌うには不適だ」とのこと(あへへ)。
くれぐれも気をつけましょう。

ここから最終ポイント、入鹿の首塚へはものすごく近いのに、時間稼ぎのためか、
大原の里へ。途中ちょっと上り坂もあって、下山してきたわたしとしてはちと疲れたぞ。

大原の里は鎌足の生まれた地とのこと。
産湯につかったという井戸もありました。
(二つあって、どっちがそれか判らんかったけど)

上ってきたので、ちょっとさっきの場所より高い場所になり、
土地の関係上、歴代の飛鳥の宮があるような場所はそこからは見通せません。
しかし、歩いてこれる(10分とか20分とかなもんです)距離にいて、
お付のモノに「ちょっとこれ、ヨメに届けてきて」と歌を出すなんて、
どんだけヒマなんだ>天武天皇。

「おお、雪が降ってきたよ。古びたそちらの里にはこれから降るんだろうね。けけけ」
そういう歌をもらった藤原夫人(藤原五百重娘@鎌足のムスメ)は
「なーにいってんだか、こっちで振った雪の残りがそっちに飛んでいっただけよ!」
って返したとか。
寒い中、役人使ってナニやってんだか(笑)
まあ当時はそれが「風流」だったのかもしれませんが。
現代人としては指一本で「ピッ!」と送信できますので。
昔の役人、ご苦労さまでした。

次はいよいよ最終地点へ。
大原の里をおりていったら万葉文化館への道に出ました。
この敷地内につつーっと入ると、駐車場が満車状態。
ええ?なんでこんなに混んでいるの?
恐るべし、平城遷都1300年記念ってこと?

最後のチェックポイントは、入鹿の首塚。
飛鳥寺の東門から入り、そこを素通りして、西門へ抜けて中は見ず(笑)
首塚をナムナムして、上野センセのワンポイント講習を聞いて終了です。

今日は修学旅行生の自転車集団が多かったのですが、
その集団を率いているボランティアガイドの方が「おお、上野先生!」
ってつぶやいているのがおかしかったです。

メインの行動としての飛鳥周遊ウォークはこれにて終了。
ここで流れ解散となるので、本体よりも先に飛鳥資料館を目指します。
(だってー、集団で入館したら、また待ち行列が長くなるもん)

へろりんと歩いてきたら飛鳥資料館入り口前の看板に「待ち時間0分」の文字が。
えええ?わが目を疑いました。
さっき通ってきた万葉文化館の混雑とは対照的に、
こっちは本当に待ち時間ゼロ?

入ったら、本当に待ち時間ゼロでした。
丹念に見ていったら、サクサク前進組に遅れを取りましたがゆっくり観覧できました。
館内の展示物前でもさほど混雑も無く、本物の壁画に至っても若干の交通整理のみで
目の前に出ることができましたし。ラッキー。

壁画は見て判るものと、見ても「うーん」なものがハッキリしてましたが。
さすがに初公開の朱雀は色がきれいに残っていて見やすかったです。
今年2010年初公開ですからね。これ、奈良検定に出るね(笑)

お宿には「キトラ古墳壁画を見てから行くので、遅くなるかもしれません」
といってあったのに、ナンなんだこの待ち時間ゼロってのは。
まあ文句言う筋合いじゃないけどさ。
あまりに早く終わってしまって、5時過ぎには飲みにいけたじゃん(ははは)

ということで、橿原神宮前までバスで戻って、
明るいうちから反省会を行い、
本日の予定は無事に終了です。

明日の予定はもっと過酷なんですけど…ねむー足だるー予定たててなーい。
ぐーでした。
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5月9日の自主スク

2010年06月01日 | 奈良大学お勉強日記
昨日は一日中山の中にいたので、今日は極力平地でと思い。
今日のはじめは岡寺から。

前日に岡寺のすぐ下の民宿「若葉」に泊まったのですが、
二階の窓からは岡寺の三重塔が見えてました。
おお、こりゃ近所~&楽々じゃな~い、とご機嫌だったのですが。
朝飯をいただき、開門時間前には山門にたどり着こうと意気揚々と出発したら
そこからの最後のひと登りの坂道がキツイことキツイいこと。
げーこんなにこの坂、きつかったっけ?

以前ここを大雪の日に登って来たこともあったわけですが。
なぜこんなにきついんだと思いつつ、たった1分ほどの道のりで
すっかり息があがってしまいました。
おそるべし岡寺。

しかし朝イチの岡寺はすがすがしく、前回来た時には大雪で叶わなかった奥の院
までいけたのでよしとしよう。しかも今日は石楠花が花盛りだ。
(ウソ、ちょっと盛りは過ぎてた感じだ)

ここでの本日の目的は、日本一の塑像如意輪観音さまを間近で拝めるというもの。
これも平城遷都1300年記念行事の一つです。

内陣にあげていただいて、さらに進むと内々陣に如意輪観音さまの左の足元のあたりの
壁にある扉が開かれており、そこから仏様を仰ぎ見ることが出来るのでした。
おおお、触れたりはできませんが、手を伸ばせばそこに仏様の足が…。
こちょこちょとかしたら、くすぐったがってくれるでしょうか(バカ)
あー、こんなに間近で見られるなんてアリガタヤアリガタヤ。

仏さまの廻りに鎮座しているさまざまな仏さまたちも拝んで内々陣をぐるっと一周。
もったいないので、もう一回巡ったりして。
だって、朝イチですもん。まだ人出は多くありません。
やっぱ、寺は朝イチに限る!何度も何度も下から目線(もちろん)。
堪能させていただきました。

園内を回れば石楠花の時期。花の寺は冬に来るよりも春来た方がいいです。
宿から見た景色はすっかり山の中みたいな景色ばかりでしたが、
ここまで登ってくると、すっかり「頭一つ抜きん出てる」感じで(すげー登ったからだよ)
正面には葛城・金剛の山並みもしっかり見えるほど。おそるべし坂道。

奥の院も拝んで、ぐるっと一周したら先を急ぐ旅ゆえにそそくさとおいとまいたします。
山から降りてきたら「岡寺前」バス停にバスが止まっていまして、
「あれ?反対方向のバス?」なんて呑気なこと。
行き先表示を見たら、橿原神宮前行きで、私が乗るべきバスでした。
おお、なんとか目的にしていたバスに間に合ったよ。
っていうか、バスなのに時間に正確すぎじゃないか(笑)

バスで明日香村内をくるっとまわって橿原神宮前駅へ。
そこから徒歩にて久米寺へ。

久米寺は大和七福八宝めぐりで行ったっきり。
その時はご朱印をもらうのが楽しみで行ったようなもので(をい)
本堂にあげてもらうことはなく、さっさとおまいりだけして帰ってきてしまったのだけど。
今日は特別ご開帳、多宝塔公開があります♪
これは本堂拝観をした人のみに、オプションとして行ってくれたようです。

係りのおっちゃんが一人しかいなかったので、先に多宝塔にゆかれた参拝者の方を
お待ちしていて、おっちゃんが戻ったところを「中あげて~」と申し出て入れてもらいました。
立派なお堂ですが、外からおまいりする人がいても、中まで入る人はなし。
ってことで、完全に独り占めです。

「お厨子の前まで行ってもらって構いませんえ」
「へい」
本尊の薬師如来さん、しずしずと近寄って拝ませていただきます。
ぐるっと周囲の仏様も拝ませてもらって。
「多宝塔もみして~」
おっちゃんの先導で多宝塔へ。

普段は閉まっている門を開けて、一人ひとり対応しているようです。
おっちゃんが鍵を開けてくれて中の仏さんを拝ましてもらいますが。
さすがは非公開となっていたものらしく、仏さんも塔内も色がキレイに残ってます。
雨だと公開せずになっていたのでよかったよかった。

ぐるぐるっと境内を歩いてその後、橿原神宮前から一路奈良市内へ移動。
本日で春の部の平城遷都際が終わりなので、最後のイベントを見ようと思うのだけど。
若干、午後の催しまでに時間があるので、急いで奈良博へ行ってくることに。

本日の奈良博は「大遣唐使展」
西新館が耐震工事中ということで、東新館と本館を使用しての展示というイレギュラーなものでした。
(おかげで久しぶりに本館にも入ったさ>展示物は一新していたけど)

いろんな見所はあるんだろうけど、一番笑った(?)のは、吉備真備の入唐絵巻。
(けして笑うようなものではない筈なんだが…)

囲碁の対局でなかなか決着がつかず困った真備。
ずるっこをして、相手の碁石を飲み込んでしまいます。(え~!)
すると相手もそれに気がつき、「お前いま碁石を飲んだだろう!
出せ!」と相手に下剤を飲まされてしまいます(え~!!)
しかし真備は下剤の拷問(?)にも耐え、その碁石を腹の中に収めたまま勝ちます。
なんで腹の中に収めたままかって判るかというと、下剤を飲まされて、
その腹下しを現場(!)を吟味されるのですが(をーい)
よくよくそのブツを眺めてみても、碁石が入っている様子はありません(うーん←シャレ?)
その時の吉備真備の得意そうな顔がたまらんのだな。
※ビロウなハナシで申し訳ない。

そんなピンポイントな興味もこつこつ満足させていたら、あれよあれよというまに
二時間以上過ぎており(げ!)、すっかり平城宮跡に行くのが遅くなってしまった。

奈良博の前から直通のバスが出ていたのでそれに乗って西を目指します。
到着した時にはすでにお目当ての「1300人の天平行列」は終了していたのですが、
途中でせんとくんファミリーに遭遇したり、奈良装束を着た人々とすれ違ったりして
それなりに楽しめました。

大極殿の前庭では、坊様と神主さんによる祝詞やら声明やらが行われてました。
舞台からは大量に散華が舞っていたので、散華マニアのわたくしとしては垂涎の的。
ああ、欲しいよー。
有料なのか、関係者席なのか、囲いの中の席に座っていたオコサマたちは
散華の雨が降るたびに走り回って拾い捲っていました。ううう、ぐやじい。

その後、奈良を現す漢字一字を描くパフォーマンスとか、
幼稚園のみなさんによるお歌とか続いてます。

で、せっかくだから大極殿に入ってみようと思い入り口を探すと、行列もなくサクサク入場。
今まで何回か工事現場の頃には来ているけど、完成してから来るのはモチロン初めて。
工事用足場を登り、見学しに来た時には、手を伸ばせば瓦が触れるとか、
天井絵が肉眼で見えるとかの距離まで近寄れたのに、こんなに立派に成っちゃって(笑)

何故か大極殿内部には高御座(たかみくら)が置かれてあった。
うぉ、奈良時代から高御座はあったのかあ~。

高御座は天皇の正式な在所を現すもので、これがある場所こそが皇居だという説があるらしい。
今現在、高御座があるのは、京都御所の紫宸殿なので、そここそが皇居であり、
現在の皇居となっている江戸城跡は、まさに東の京(東京)という行宮だというワケ。
(ここらへんが、未だに京都の人が日本の中心どすぇ~と言い張っている根拠でもあるらしい。
『オカミは東の京へ行っておられるだけどすぅ。高御座はここにありますよって』みたいな(笑))

明治・大正・昭和の各天皇の即位の礼は、高御座のある京都御所の紫宸殿で行われましたが、
今上天皇の時は、高御座を京都から運んできて、東京で即位の礼を執り行いましたっけ。
ちなみに、皇后がおつきになるのは高御座ではなくて「御帳台(みちょうだい)」

おお、ここに天皇がいたのね。
世が世なら、こんなトコロにはけっして入れん(笑)
大極殿の正面には朱雀門。
ここで意味もなく手を振ってみたりして。気分はすっかり元正天皇です。
(元明じゃだめか?聖武天皇では?称徳天皇では?
光仁天皇じゃあかんのか?>あかんのだ(笑)女帝限定なのだ。ワシ女だし)

そうこうしているうちに前庭での催しは終了した様子。
本日は平城遷都祭の春の部の終了日だったので、
ステージの催しが終わり、ぞろぞろ人が帰って行きますが。
わたしのお楽しみはこれからだ!

朱雀門広場にある平城京歴史館に入るには整理券が必要ということで、
その一番遅い時間帯の入場券を求めて並んでみることにしました。
今日は日曜日で、ステージが終わったら大抵の人は帰っちゃうのか、
整理券の列も出来ておらず、そんなに混んでいません。
無事17時20分の回入場の整理券をゲットです。
その時間までに戻ってくればいいとのことなので、エントランス広場あたりを散策。

とりあえず、「市」で大仏プリン買ったり、ワッフル食べたり。
すっかり昼ごはん食べ損なったので、今頃変なもの食べてます。

そのうち、午後五時になると朱雀門が閉門する際に、
衛士の閉門式があるというのでそれを見に行くことに。
とりあえず20分までには歴史館に戻らないといけないので、
終わったとたんに移動する羽目になりましたが、
とりあえず扉が閉めるセレモニーの瞬間は見れました。

移動して、門の北側に来たらセレモニーはまだ続いていたようですが、
わたしは時間が迫っていたのでその場を離れました。
でも別段10分くらい遅れても平気だったみたい。
だったら最後まで見てたかったなあ。また行けばいいか。

で。
平城京歴史館へ入館。
ビデオを見ながら館内を進んでいくシステムで、最後の二つは、シアター形式。
一つ目はビデオそのものなんだけど、二つめがバーチャルリアリティ。
鳥瞰から見る奈良時代の平城宮跡ってのは結構凄かったなあ。
鳥肌ものでした。

それが終わると、野外に展示されている、遣唐使船の復元船に乗り込み写真をパチパチ。
すべて見終わって外へ出たら、生駒山に夕日が沈むような時刻でした。

一日盛りだくさんで、たくさん歩いたけど、さらに徒歩にて奈良ファミリーまで行き、
久しぶりにフードコートで「スガキヤのラーメン」も食べちゃったさ。

今日も一日よく歩きました。
コメント (2)
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