奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

学内実習三回目終了!

2005年10月30日 | 奈良大学お勉強日記
博物館学芸員の学内実習の三回目。
本日は「文献資料」と「美術資料」の回。
これにて終了です。

まず、午前中は文献資料。
座学中心で、Power Pointにて補修の様子や手順などを見ます。
久々の座学なので、なんだか安心しきってしまっていますが
(初回、二回目は、ホントドキドキで…気が抜けなかったから)
のほほ~んと見ていると、ポイントを見逃します(ぎゃ)
つうことで、メモはきちきち取りながら見ます。

今回の実習と呼べるものは、「こより」を作り、それで「横帳」を綴じるってもの。
この「こより」ってのが、なかなか難物でして。
普通何気なく作っていて、これでええやろ?て思っていたものでもNG。
紙の端を45度の正バイヤスにして、そこから巻き込んでゆき、最初は右手で
後は左手でよっていくってなもの。これがピンと立つほどの固さであればGood。
さすがはご年配の方は、見本になるようなこよりを作っていましたが、
私のは「へにゃ~」とたれてきちゃいます。よりは固いつもりなんですが…。
この分では、わらじ(わら)をなう、とか、糸をつむぐとか、いう作業も
私には無理な作業かもしれないなあ…。

それでもどうにかこよりを二本作って、紙本を綴じることに。
二人一組になって、紙を持ってもらい、綴じた後もさらにこよりをよって、
最後までより直しをしました。結構力がいって、指先に油分がない私は指先ボロボロ。
かなり痛かった。

午後は美術資料の授業。
一階の展示室での実習ということで行ってみると。
軸層と仏像をやるようで、用意がしてありました。

まずは、軸の扱い方。
座学の時に配られたプリントを再度もらって再確認。
そういえば、やったなあ(ヲイ)
あの時は、説明を聞いただけで終わったのだけど、今回は実際に扱います。

まずは、軸の外側だけがある、練習用の軸を使っての扱い方の練習。
箱から出し、開き、掛けて、調子を見て、はずし、しまうの一連の動作。
うちに掛け軸なんてないので(実家にはあったけど、私は触ったことないもんな)
そんなものを扱うのはほぼ、初めて。
どきどきしながらの扱いです。

とりあえずは、軸に何も書かれていない練習用のものを扱ったのだけど、
それが一通り済むと、『本物』の軸を扱うことに。
各班、一本ずつの本物を扱うことになったのですが、こりゃドキドキだわさ。

中を見ると、とてもシンプルな絵で、他の班の方よりも調書が楽だったかも(ははは)

後は軸の外箱の紐のかけ方や、巻物の扱い方などを助手の方から
教えてもらっての実習。一度覚えてしまえば無意識にできるようになるものなんだろうけど
素人のわたくしはシドロモドロ。

後半は仏像をやることに。
立像と、胸像と、頭部ってのがあったんだけど…。
その後、複雑な作業のことを思ってか、立像の前にはぜんぜん人が集まってこず。
胸像と頭部が人気(苦笑)
まあ、せっかくだからってことで、立像を選んだのですが。
これをスケッチせよってお達しが出て、「出た~(笑)」でした。
これがあるからみなさん、小さい方へ行ったのよね。

実際、立像は測定する位置がたくさんあって大変でしたが、
他の方が図ってくれるのをメモするだけに徹し(おいおい)
スケッチは、小学生なみの絵でがんばりとおしました。

これにて、博物館学の実習は終了。
スクーリングは終了です。

しかし、安穏としてらんないのだな>レポート書かないといけないし。
加えて来年の「博物館学実習2」に進むためには、必須の科目合格が義務付けられているし。
そっちの方が問題かも。
本は読んだけど、レポート書いてないし、それゆえもちろん試験も受けてないからなあ。
やらねばなりません。

とりあえずは、第一弾終了おめ(←なのか?うかれてたらいかんぜよ)
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行くべきか・行かざるべきか

2005年10月15日 | 奈良大学お勉強日記
すげー迷った>秋の三連休スク。
いや、今年の11月前半のお休みは、正確には三連休じゃないのだが。
(今年は飛び石連休で、三日が祝日、四日が普通、五六日が土日だから)

本来ならば行くぞって思っていたのですが、ダンナが入院してしまったのでちょっとためらい。
まあ、その前にもさんざん、学芸員学内実習には出ているので、行くことに罪悪感を
持っているとかそういうのは無いのだけど。

実家から親が「顔を見に来たい」って云っている。
「顔を見て」帰るわけはないので、そうなると『観光』へなだれ込むわけだけど。
三連休あたりに来るとなると、スクーリングどころじゃないしなあ。
てことで、さんざん悩んで悩んで…。
スクーリングガイドを見たら、実は今日が申し込み締め切りだったのでした。
気が付いたのは昨日の夜なので、もう申し込みに間に合わないのは明々白々。
(いやいや、奈良中央郵便局に駆け込めば、あそこは24時間営業窓口があるから
なんとか申し込み日着の配達に間に合うのだと思うけど。それ以前に、本学に
直接持ち込みって方法は無効か?有効か?今度聞いてみようっと)

ちゅうことで、またしてもスクーリング初参加の夢はかなわず。
ああ、いつになったら初受講できるんだろ。

とりあえずスクーリングには参加しないことを決めたので、心置きなく
「唐招提寺補修工事現場見学会」に申し込みをすることにしました。
(日程は、11月5日・6日。まさにスクーリングとかぶっている)
スクに行かないことに決めたんだから、こっちは行きたいぞ。
当たれ!抽選!!
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梱包実習やってきた~☆

2005年10月09日 | 奈良大学お勉強日記
博物館学芸員・学内実習の二回目は「梱包」でした。

前回は測量でさんざんな思いをしたので、ドッキドキで今回を迎えたのですが。今回は梱包。美術品、工芸品などなどを搬送する際に「ブツを痛めないため」に行うのが梱包ですが…私に美術品なんてさせた暁には…以下略。
前半は梱包に使われる用具の説明。これらは常識中の常識で、これっと指定されたら、誰でも共通認識で知ってなくてはいけないってもの。(包んで欲しいものを指定しているのに、それが違っていたら…まずいでしょ)

その後、薄葉紙で綿を包んで、『ふとん』を作る練習。ここらへんは楽勝でさくさくこなしてました。その後、実際にそれを使って梱包してみるという練習。最初はレプリカの鏡の予定だったのが、「それではあんまりおもろない」ってことで急遽「たこ壷」をやることに。試行錯誤しながら梱包してみたり、他の方がやっている方法を見学したり、センセの手法を拝ませていただいたり…。午前中は割りとなごやかに(私の中では)進みました。

問題は午後です。
午後は梱包したものをさらに箱を作って入れるという練習のため、「丈夫な箱を作ろう!」講義。これが、またまた「展開図」なんか出てくるものでして…理解できるかなぁ(不安)

で。
結局、知能テストだの、数学の問題なんかでお目にかかっている展開図は、所詮机上の空論で(そうか?)厚みとか、のりしろとかいうことは全然考えてない。厚みのあるダンボールで、箱を作るってのは、実は思っていたほど簡単ではなくて…。

またしても、実測と、足し算と格闘しなくてはいけなくなって。箱の外寸が、作るべき箱の内寸だってのは頭では判っていても、この面は、どことどこが重なるもので、だからどれだけの数を足したらその厚みまでも内包する値になるのかってのは、単純な計算なのだけど、その計算ができないときている>暗算ができない女なだけでなく、電卓叩いても判らんあたり、もう救いようがないです←自分で自覚してます、もちろん。

それでも先行して作ってみてくれた人に尋ね尋ね作ってみました(別に理解できたワケではない)。この箱、せっかく作ったんだからってことでお持ち帰りしましたわ。

後は、仏像の梱包と、さまざまな話を聞いて終了。楽しかったような、四苦八苦したような…。とりあえず、実習は後一回。は~。がんばれ後一回>ぢぶん
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