ずるずると延び延びになっていた宿題を片付けねば~。
ってことで、会期が終わりに近づいてきた「誕生!中国文明」を観てきました。
夏休み最終日ということで、子供多いかなって思ったけど、
みんな宿題の追い込みに忙しいのか(違うか)
小学生と思しき年ごろの面々は殆どおらず。
暑いからなのか、人出も少なく、快適に見て回れました。
まあ、青銅器が多い展示ながらも、私のお目当てはもちろん(?)
「金縷玉衣(きんるぎょくい)」
卒論でちらっと扱ったので、資料としては知っていたけど、
まさか間近で対面できるとはねえ。
玉の小片をつなぎ合わせて全身を覆う衣を作るのですが、
その本物が日本で拝めるとは思ってなかったので、感涙ものです。
死者の体を玉で覆うと、その腐敗を止めることができると信じていたようで、
体のすべてを覆いつくす衣を作って、埋葬の際、死者に着せるのですが、
今回は耳栓や鼻栓、蝉玉まで出品されていてびっくり。
体中の穴を塞ぐと良いとされていたので、耳栓&鼻栓をして、
(もちろん他の”穴”にも栓をするのだけど、今回は割愛か(笑))
口には蝉をかたどった玉を含ませます。
蝉というのは復活の象徴でして、長いこと地中にもぐっていても、
数年後には再び地上に戻ってくるという習性に
古代人はあやかりたかったのでしょう。
今回は豚をかたどった玉もあって、
こちらは死者の手に握らせるんだそうで、
それは初めて知ったし、初めて見た。
しばしベッタリとくっついてガン見して堪能しました。
後オモシロいなって思ったのは、
匜(い)
手洗いをする水を入れておくものにも、それ専用の名前が付いているのだ。
この容器に水を入れて、
盤(ばん)と呼ばれた洗面器状のものを敷き、
その水を手に掛けて手を洗うらしいのだけど。
となると、おつきの人が水を掛けてくれるような
エライ人が使っていたことになるかと。
その形ってのが、シャレたレストランに行くと、
カレー頼んだらご飯とは別容器で出てくる場合のアレ、そっくり。
なんだか、とっても贅沢な気分になった。
炉(ろ)とされた名称のものは、現代でいうところのバーベキューコンロ。
四隅に足が付いていて、四角の中に炭を入れて、焼き物をするもの。
何故か、そのコンロの上では「蝉」が焼けておりまして…。
見ている人は口々に「蝉って食べるの?」「どんな味?」
とマジ考え込んでおられました。
さっき蝉玉見てきたばっかりだから、確かに造作としては
それは蝉に見えるんだけど。
蝉をBBQで食べるのか。
確かに、中国の屋台で蝉売っているのTVで見たことあるから、
今でも蝉ってよく食べられているものなんだろうけど。
なんかパサパサしてておいしいのかな~?
カラっと揚げた方が、若干抵抗なく食べられるカモ。
てな感じで堪能してきました。
午前中は不忍池隣接の下町風俗資料館へ行き、
東博出た後は、旧東京音楽学校奏楽堂へもハシゴ。
上野に行くとどうしても一日丸まる居座っちゃいますね。
見所イッパイあるし。
さ、夏休みの宿題も片付いたし、
そろそろ秋の自主学習シーズンに突入だあ~。
ってことで、会期が終わりに近づいてきた「誕生!中国文明」を観てきました。
夏休み最終日ということで、子供多いかなって思ったけど、
みんな宿題の追い込みに忙しいのか(違うか)
小学生と思しき年ごろの面々は殆どおらず。
暑いからなのか、人出も少なく、快適に見て回れました。
まあ、青銅器が多い展示ながらも、私のお目当てはもちろん(?)
「金縷玉衣(きんるぎょくい)」
卒論でちらっと扱ったので、資料としては知っていたけど、
まさか間近で対面できるとはねえ。
玉の小片をつなぎ合わせて全身を覆う衣を作るのですが、
その本物が日本で拝めるとは思ってなかったので、感涙ものです。
死者の体を玉で覆うと、その腐敗を止めることができると信じていたようで、
体のすべてを覆いつくす衣を作って、埋葬の際、死者に着せるのですが、
今回は耳栓や鼻栓、蝉玉まで出品されていてびっくり。
体中の穴を塞ぐと良いとされていたので、耳栓&鼻栓をして、
(もちろん他の”穴”にも栓をするのだけど、今回は割愛か(笑))
口には蝉をかたどった玉を含ませます。
蝉というのは復活の象徴でして、長いこと地中にもぐっていても、
数年後には再び地上に戻ってくるという習性に
古代人はあやかりたかったのでしょう。
今回は豚をかたどった玉もあって、
こちらは死者の手に握らせるんだそうで、
それは初めて知ったし、初めて見た。
しばしベッタリとくっついてガン見して堪能しました。
後オモシロいなって思ったのは、
匜(い)
手洗いをする水を入れておくものにも、それ専用の名前が付いているのだ。
この容器に水を入れて、
盤(ばん)と呼ばれた洗面器状のものを敷き、
その水を手に掛けて手を洗うらしいのだけど。
となると、おつきの人が水を掛けてくれるような
エライ人が使っていたことになるかと。
その形ってのが、シャレたレストランに行くと、
カレー頼んだらご飯とは別容器で出てくる場合のアレ、そっくり。
なんだか、とっても贅沢な気分になった。
炉(ろ)とされた名称のものは、現代でいうところのバーベキューコンロ。
四隅に足が付いていて、四角の中に炭を入れて、焼き物をするもの。
何故か、そのコンロの上では「蝉」が焼けておりまして…。
見ている人は口々に「蝉って食べるの?」「どんな味?」
とマジ考え込んでおられました。
さっき蝉玉見てきたばっかりだから、確かに造作としては
それは蝉に見えるんだけど。
蝉をBBQで食べるのか。
確かに、中国の屋台で蝉売っているのTVで見たことあるから、
今でも蝉ってよく食べられているものなんだろうけど。
なんかパサパサしてておいしいのかな~?
カラっと揚げた方が、若干抵抗なく食べられるカモ。
てな感じで堪能してきました。
午前中は不忍池隣接の下町風俗資料館へ行き、
東博出た後は、旧東京音楽学校奏楽堂へもハシゴ。
上野に行くとどうしても一日丸まる居座っちゃいますね。
見所イッパイあるし。
さ、夏休みの宿題も片付いたし、
そろそろ秋の自主学習シーズンに突入だあ~。