奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

奈良で学ぶ一年

2010年04月26日 | 奈良大学お勉強日記
奈良商工会議所から封筒が届きました。
なんだなんだ?と思ったら、体験学習プログラムの受講票でした。
おお、もうそんな時期か。

私が申し込んだのは、
5/8(土)世界遺産春日山原始林 神々の社をめぐる

その他に申し込んだのは
9/26(日)大和の仏たち
10/30(土)華麗なる舞楽 その楽しむコツ教えます!
10/31(日)大和の古道めぐり2 都祁山の道を訪ねる
の三つ。
10月は連ちゃんですな。

来年1級を受験しようとしたら、必ず一つは受けていないといかんということで、
まあ、先のことはどうなるかわからないから、早く受けてしまうに越したことはない。
ちゅうことで、とっとと受講できるものを選んでみました。

その際のポイントは、「自力でいけない場所に行こう!」ということ。
その会でしか見られない見学地があることや、
車がないとなかなか自力では行きにくい場所などなどを考慮して
熟慮に熟慮を重ねた結果、上記の内容に。

春日山原始林は、独楽さんやyumekoさんが体験済みで
「修行」とか「苦行」とか思っていましたが、やはり禁足地ですから
一人では入れない場所ということで、ついついチョイス。

当初は長谷寺&室生寺&當麻寺のツアーに申し込もうと思っていたんだけど、
當麻寺の特別ご開帳群に間に合わせようと思ったらその日(6月20日)では遅いのだ。
ちゅうことで、比較的行きにくい室生寺に連れて行ってくれるツアーに乗り換え。
こちらの方は安産寺が入っているってのもポイント高かったから。

後は、車持ってないと行くのが不便な都祁は絶対行きたいと思っていたので
限定10名が取れてホクホク~。

と思ったら、どうやら、今年の認定ツアーって人気無いらしいのだ。
何が何でも1級も受験しようという人がすくないってこと?
という考察を独楽さんがしていたけど、なるほどそういうことか。

まあ、最低一つ受講すれば受験資格を得られるのだから、
別にたくさん受講する必要はないのだけれど。
なんか受けないと損なような気もするし(笑)
それになんてったって今年は「1300年」ですから。

これを錦の御旗として掲げて今年は”上京”しまくりの予定です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塾行きました

2010年04月22日 | 奈良大学お勉強日記
といっても、学習塾ではなく、「薬師寺 東京まほろば塾」ってとこへ。

今まで三越劇場にて行われてきた「まごころ説法」が
去る2月25日を持って300回を迎えたのを区切りに、
いったん終了となり、このたび新たに「まほろば塾」として、
年に四回の講演会としてリニューアルしたのの第一回目が今日。

「まごころ説法」も一度くらい聴きに行きたかったんだよな
と思っているうちに300回を持って終了してしまい、残念無念。

それが先日、読売新聞を読んでいたら
「まほろば塾」ってのが催されることを知り、即その場で申し込みの
ファックスを入れたんだけど、音沙汰がなし。
どうしたもんかと思っていたら、緑色の「来てもいいよ」って許可証が届きました。

で。
行ってみてびっくり。
三越劇場そのものが初めてだったので、その重厚さに驚き。

1927年に開場てんだから、昭和2年開場?!
もしかして、そのままの状態を保ってあの現状だったんだろうか。
座席数は514っていう、大きなものじゃないんだけど、
天井は低いが、装飾は凝りに凝っているもので、それが見れただけでも文化財気分。

しかしその少ない座席が、なんと、開場5分後には、
一階席前半部までソールドアウト(って、売りもんじゃないっての)。

私だって別に遅く行ったわけじゃなくて、せいぜい開場してから
5分10分程度で入場したわけだけど、その時点ですでに前から
席が埋まっているなんて。
奈良大の授業で「何時から来てんねん!」って思うこともあったし、
「前から埋まる」って現象も体験しているけど、
5分程度で前がぎっしりって、どんだけヒマやねん(をい、そーゆーことでは…)

三つ目のびっくりは、このまほろば塾。
申し込みで、抽選制だったそうで。
申し込み総数2600以上(!)
座席数は514。
さて、倍率はいかほどだ?(計算する気は無し)

司会の大谷徹奘さん曰く「みなさん、実は運のいい人なんですよ~」。
(この前振り説明会が始まったのが、開場15分後&開演15分前。どんだけ前倒し?)
うーん、そんな競合を勝ち抜いて来たのか~。
うーんうーん、ご利益感アリアリ。

本日のプログラムは、まほろば塾塾長の安田長老からの挨拶と、
読売新聞東京本社社長の老川さんのご挨拶、
そして記念講演は塩川正十郎氏。

塩川…っていうか、塩ジィですな。
この方、長年薬師寺の信徒総代を続けてこられてました。
すでに国会議員は引退されてますが、昨今の「どーなってるの?」
状態の政治に対して「渇っ!」なお話をされました。
なるほどなー。
今日、政治記者とか来てないよなあ。
聴いたら面白かっただろうに。

その後、デューク更家氏の健康体操。
あの方も関西テイストな方なので、話が自然と笑える方向へ。
「どーですか、生デュークは?(ポーズ)
(くるっと後ろを向いて)お尻なんてちっさいでしょー」
つかみ、うまいなー。
その雰囲気は、おっさん版”綾戸智恵”。

その場でできる、続けたらええことあるで~な体操を教えてもらって、
「これを続ければ、死ぬまで生きられます!」
はい、ありがとうございます。

最後は、現管主の山田法胤さんによる記念法話。
レジュメには「天武天皇と日本の心」とあるんだけど、
いろんな話が、西へ東へ縦横無尽。

ま、一番伝えたかったのは、レジュメの最後に記してある
「家ごとに仏舎を祀る令」を天武天皇がだされたってことだろうと。

一家に仏壇と神棚はセットで祀るべしってのはこの時から。
現代では、仏壇も神棚もない家が増えているが、
毎日仏壇と神棚に手を合わせる習慣のある家の子供は、
その姿を見て育つからねってことだったと思う。

うちは、仏壇はないけど、お位牌と仏具はあるし、
神棚はないけど、天照さまと氏神様のお札は掲げてあるし、
あ、もちろん薬師寺様の御札も玄関に貼って
朝と夕には「ありがとうございます」してるよ。

ちなみに、本日4月22日は「よい夫婦の日」だそうだが、
(それゆえ、演題が天武天皇と持統天皇だったらしいのだけど)
3月27日は仏壇の日、らしい。

その日に仏壇を買いに行くと一割引って話だが、本当だろうか?
(また、山田管主の戯言?)
まあ、実家帰ったら紫檀の仏壇のデーンとしたのはあるので、
この先仏壇を買う体験はしなくてもいいはずだが。

ちなみに、仏壇の日がなぜ3月27日になったかというのは
前出のとおり、天武天皇が685年に
「いえごとに佛舎(ほとけのみや)を作って、仏像とお経を置いて
礼拝せよ」と詔を出したことによる。
「仏壇業界も、『日本書紀』読むんですな~」
証拠写真を見る人は→ここをクリック♪
一つ勉強になった話でした(そこかい!)。

ありがたい一日でした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本業に復帰(予定)

2010年04月17日 | 奈良大学お勉強日記
学費を納めたので、学校から「ハンドブックなど一式」がドドンと届きました。
うわーい。
これで勉強ができるー(棒読み)

いや、別にテキストはとっくの昔に配本済みなんだから、
やろうと思えばいつからでもできたはず。
(てか、去年度で終わっていてもいいはずだ)

うーん。
今年こそはと思ったからには、思い立ったら吉日。
今年度のスケジュールを確認しました。

東京で受けられる試験は年間わずかに5回
(卒業年度なので3月は受験不可)

東京での初回試験が6月。

6月に試験を東京で受けようと思ったら、
5月20日~27日までの期間に試験申し込みをせねばならない。

となると、それまでにレポートが合格になっていないといかん。
レポートは提出してから返却までヒトツキかかるから、
4月27日(GW前!)までにはレポートを提出しなくてはならん。

そうすると、あと一週間くらいでレポート一本あげねばならんではないか!

べ、勉強しなくちゃ…。
奈良検定のお勉強はしばらくお休みかなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自主スク計画修正

2010年04月15日 | 奈良大学お勉強日記
飛鳥ウォークの翌日自主スクは、
やっぱ盛り込みすぎで計画自体無理と判断。
(昼ごはんは駅のホームでおにぎり&トイレにいく時間もない有様)

しかしこの期間を逃すと見れない!ってのがあるので(当麻寺の大師堂)
そこを中軸に持ってくると、以下の三箇所なら大丈夫かな、と。


<西国三十三箇所結縁ご開帳をめぐる旅(修正案)>

★長谷寺
◎十一面観世音菩薩御影大画軸、本尊特別拝観(3/1~5/31) 

スタートを9時に設定すると見学&昼ごはんがゆったりになるかと思う
ので現地集合で9時前後スタートするとなんとかなるかな。

・大和八木8:42→長谷寺8:55(徒歩で長谷寺へ)
拝観一時間半ほどで

早めに昼ごはん11時くらいから~1時間くらいで
(12時前には駅に向かって歩かないといかんです)

移動で長谷寺駅へ。(15分くらい)
・長谷寺12:13→12:38五位堂到着
or
・長谷寺12:33→13:00五位堂

五位堂からタクシーで当麻寺へ(15分くらい)

★当麻寺
◎東塔・西塔初層公開、当麻寺太師堂公開、中の坊導き観音、中の坊霊宝館中将姫特別展
(5/20~5/23)

大師堂が三日間の限定公開&13:00~15:00の二時間限定(ここがネック)

13:15くらい~1時間半くらい拝観(~14:45くらい)
その後徒歩にて当麻寺から駅まで移動時間15分

早く済めば
・当麻寺14:45~14:48尺土
          14:50→15:05壺阪山着
or
ゆったりめなら
・当麻寺15:15→15:18尺土
          15:21→15:36壺阪山着

壺阪山からバス
・15:15
or
・15:45←これで行くと16時までに間に合うかと…

★壷阪寺13時 3/1~5/31 16時まで受付
◎三重塔初層内陣、本尊特別拝観

(あ、帰りはバスないわ…なぜ?てことで帰りはタクシーになるかと思います)

以上なら回れるかな~と。
どんなもんでしょう。
この弾丸ツアーじゃ無理ですかね(汗)
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

H22.自主スク予定表

2010年04月13日 | 奈良大学お勉強日記
とりあえず、ざざっと素案を掲示しておきます。
本年度自主スク予定表。

詳細は後程ってことで詰めます。

===
<5月22日(土)飛鳥ウォークに参加>

翌日のっかり自主スク♪
<5月23日(日)西国三十三箇所結縁ご開帳をめぐる自主スク>

★岡寺(オプション)
◎本尊特別拝観

★長谷寺からスタート
◎十一面観世音菩薩御影大画軸、本尊特別拝観

★壷阪寺
◎三重塔初層内陣、本尊特別拝観

★久米寺
◎多宝塔初層公開(雨天の場合中止あり)

★当麻寺
◎東塔・西塔初層公開、当麻寺太師堂公開、中の坊導き観音、中の坊霊宝館中将姫特別展

基本、長谷寺~当麻寺のラインなのですが、岡寺も特別拝観ありなので
ここも行きたいなと思います。岡寺のあたりで民宿に泊まれば
、早朝に岡寺に行くのもできるかなと。

===

<6月 矢田丘陵を歩く自主スク>
日付未定(たぶんどこかの土曜日)

アジサイの季節に合わせてなのか、矢田丘陵の寺は6月にご開帳が多いので
この時期に行くのがいいかと思って。

◎は特別開帳行事

★奈良県立民俗博物館

★大和民俗公園

★矢田坐久志玉比古神社

★東明寺
◎薬師如来坐像、吉祥天立像、毘沙門天立像、お宝などなど

★矢田寺
◎地蔵菩薩立像、本堂

★松尾寺
◎役行者像、大黒天立像

★慈光院
茶室

ここ、矢田寺~松尾寺の”山道”を歩く予定なので、
例によって例のごとく、難航しそうです(ははは)

===

<10月 酔狂会 本年も実施予定>

<11月 秋の特別ご開帳めぐり予定>

※7・8はお休みです(暑いので(笑))

あと、個人的には「天平の宴」って平城京の時代の料理の体験をしてみたいんだけど
結構お高い…。飯だけ食うツアーはないのかなあ。
奈良パークホテル天平の宴体験プラン

ご飯だけなら12000円ほどでいいみたいだけど。
今もやってるのかなあ。


て、感じ。
どれか乗っかりたいコースがあったらご参加ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとのはなしをきく

2010年04月11日 | 奈良大学お勉強日記
本日は奈良歴史地理の会、24回講演会で浦和へ。
今回の講師は、白石太一郎先生で、
お題は「高松塚古墳と平城京」でした。

平城遷都1300年記念ということで、今年の前半の部は
平城京にまつわるお話を…ってことなんですが。

白石先生の守備範囲は古墳時代、飛鳥時代あたり。
それでいて平城京とどんなつながりがあるのかというと、
「高松塚古墳は平城京の時代に作られた古墳である」←結論
というお話でした。

ほー。
こういう会に出て思うことは、やっぱりひとのはなしは
聞いた方がいいなあってこと。
そりゃ、自分で本も読み、あれこれ調べたりもするけど、
人の話を聞いたら「おお、そういうことなのか!」って
氷解することも多々あるのを体験しているので。

知識として聞きかじったことや、ほんの少しさらっと知っていることが、
断片的にどかどかと記憶領域にあっても、
それらがどのように結びついているかわからないままに
ストックしておくこともしばしば(てかほとんど)。

それが、こういうことは、こういう理由で、こうなんですってのを聞くと、
んじゃあれとあれも関係があるのね、あれとこれも関係があるのね、
というシナプスがつながる瞬間があるので。

なんとなく知っていることが、おおそういうことだったのか!
に変わる瞬間。
ヘレンケラーが冷たい、手に触れるものに「水」という名前が
ついているのを知った瞬間みたいな感動。
それが今回もありました。

今回は、持っていった水性ボールペンがインク切れになるという
アクシデントがありましたが、かばんをあさって化粧ポーチに
眉墨があることを思い出し、それでメモ取っちゃいましたよ。
(8Bの鉛筆並みにやわらかくて難儀しましたが)
押してダメなら押してみなです(謎)

さあ、この勢いで、学芸員の科目もがんばって取らねば。
(掛け声だけはいいワタクシ)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうすぐ大学生

2010年04月09日 | 奈良大学お勉強日記
「学生するなら金おくれ」用紙が届きましたので、
耳をそろえて払っておきました>3000円。

これで今年も「大学生」を名乗れます。
うけけ、まだ大学生じゃないの。
もうすぐ大学生なの。
ワクワク。

ってバカ云ってる場合じゃなくて、今年こそは修了しないとね。
「残りの三つは、例の二つと違って比較的楽ですよ」
って話を聞いたので、今年こそはおさめねば。

毎年毎年使いもしないレポート用紙を送っていただくのも気が引けるし、
勉強もしてないのに、博物館に行くときだけ大学生料金ってのも申し訳ない。

大学は出たけれど…やり残し科目を抱えての、部分留年。
これも通信生のなせるワザってことで。
勘弁していただこう(謎)

今年こそ、必須科目が増える前に!
なんとか終わらせましょう!!
オオ!!!
(金がからむと尻に火がつくタイプ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良検定に呼ばれてる

2010年04月05日 | 奈良大学お勉強日記
先週末奈良に行ってきたばかりだってのに、
本日22年度の「奈良まほろばソムリエ検定」の体験学習プログラム実施要項が届きました。

この先、1級も受けるんだったら、このプログラム受けてね。
受けないと、受験資格ないよという脅し(をい)つき。
またアタシに奈良へ来いというわけね?
来いといわれたからには、行かずにおれないでしょう。
判ったよ行ってやろーじゃないですか。
(行く気まんまん)

さて、何を受講しようか。
いろんなのがありすぎて困るほどなんだけど。
困って、悩んで、考えている暇は思ったほどない。
もう来週初めには申し込みが始まるんじゃないですか。

おおお。
今年は遷都1300年とのからみで、
特別ご開帳と重なっているものもあるし、
自主スクで行こうと思っていたものでも、
バスハイク(違います)になっているものもある。
おお、これに便乗してしまうのが簡単だな~。

スケジュール帳と相談して綿密な計画たてねば。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

特別開帳で西へ東へ

2010年04月03日 | 奈良大学お勉強日記
そろそろ観光の季節。次回の奈良行きはどうするべと思っていたら、
「飲み会あるよ来るヨロシ」との召集を受けたので、
呼ばれたら・行かずにおれん・飲めんのに、
とめてくれるなおっかさん、奈良の桜が呼んでいる!
とばかりに行ってまいりました>奈良。

例によって例のごとく高速バスで乗りつけ、一路近鉄京都線を南下。
一番最初は西ノ京で降りて大安寺へと思っていたものの、時間が早いので
さてどうしたもんかと思い、そのまま乗車して大和郡山へ。
お城祭りです。

電車や車ではしょっちゅう通っていたけど、城跡の中まで入ったことはなかったのだな。
季節は春だし、こりゃ行くっきゃないでしょう!
と思ったら、早朝は急行が西ノ京を素通り。
降りる気まんまんだったら焦ったことでしょうが、
西大寺あたりですでに気分は郡山だったのでヨシ、です。

大和郡山で下車してふらふら歩くと見覚えのある門。
おお、もしかしてこれが有名な「永慶寺@柳沢家菩提寺」だ!
確かに「永慶寺」よりも「永慶寺墓所」の方がメジャーなだけあって、
裏手の墓地は結構でかそうでしたけど、そっちは時間の関係上割愛。
お寺の中にも花がそこここに咲いていて、永慶寺も結構花の寺でした。

その後、お城祭りの中へ突入。
本当に城壁内に高校があるんだーすごいなー。
今頃(早朝)から花見の場所取りしてんだーすごいなー。
でもでも桜ほんとにキレイだなー。

一周ぐるっと回って駅に戻ってきたらちょうど電車が来ました。
ラッキー。
その後、西の京駅へ戻って薬師寺に。

なんかわたくし、薬師寺さんとは縁があったようで、
東京でも親しくさせていただいていますが、久しぶりに本家に来たわさ。
ちょうど、ご朱印帳が終了したのでここで新しいのをいただいて
というもくろみもありました。講堂に入ったら団体のかたがたが
「写経して、くるっとひっくりかえすと、そのまま送れますよ(謎)」の
説明を受けておられました。どうぞお持ち帰りくださいまし。

ちょうど花会式の最中だったので、金堂は花でキレイに飾られていました。
満願は5日です。ちと早かったな。
早かったといえば、東塔の内陣公開は8日からでした。
それが見られればと思っていただけに、フライングでしたわね。
ちぇっ、また来るぜ!

その後、東へ向かって一路大安寺へ。
ここは時間短縮のためタクシーを拾おうと思っていたんだけど、
この道は結構混雑してて、案の定バス通りの県道までが渋滞。
そこをテクテク歩いてやりすごし、県道9号線でタクシー拾おうと
思ったら…タクシーこない。ま、いっか。
こんなところで悩んでいるのはもったいないってことで徒歩にて大安寺へ。

はい、東に向かって真っ直ぐ歩けばつきますから、迷うことは無い。
30分ほど歩いて大安寺に到着です。

で、本日大安寺では菩提僊那さんの1250年御遠忌行事が行われるとのことで、
境内には大変たくさんの人がいらっしゃいました。

10時からの法要には間があるので、その前に嘶堂(いななきどう)で
公開されている馬頭観音さんとご対面。
ここの馬頭観音さんは頭上にお馬さんがついてないオールドタイプ。
お馬さんがついてるのは、時代が下ってからのことなんだって。
おお、お目にかかれて光栄です。

そうこうしている内に法要がスタートしたらしい。
堂内に上がりこんで中を覗き込むとたくさんの坊様が集まっていて、
来賓としては知事や南都銀行のエライさんなどもお越しになってました。

長い法要の間にご朱印をもらったり、宝物館の中を見学したりして、時間を有効活用。
法要終了後は再び堂内へ上がりこみ、この日のために新製作された
菩提僊那さんのお軸のご尊顔を拝します。おお、ありがたやありがたや。

十一面観音さんはこの軸の裏におられるとのことで、
今日は会えないのかしらと思ったら、
「ちょっとどけてくださーい。お軸をはずしますので。
はずしたら十一面観音さんを拝んでいただけますので下がってくださーい」
とのことでしばしお軸を下げるのを待ちます。

軸をはずすとそこには十一面観音様。ぴかー!(注:実際には光ってません)
もっと早い時間にこれればと思っていたものの、あのお軸がすでにかかった
状態では、法要が始まる前だったとしても十一面さんは拝めなかったわけだし。
テクテク歩いてきたからこそ、この馬頭観音様&十一面観音様のタッグも見れたんだし、
お軸も間近で見れたし、なんといっても法要直後に
内陣に乱入(をい)したので、散華も拾っちゃいましたわ。
それが一番嬉しかったかも。
(そうよ、あたしは散華マニア)

30分歩いてきて時間がおしちゃったけど、ここでの予定はすべて見られたし
散華マニアのわたくしとしては、散華が拾えた(買ったらダメ)のはポイント高し。
ほくほくしたまま大安寺バス停へ。

すると、大安寺からは青山住宅方面に直通のバスがあることが発覚(オーバーね)。
それに乗って一路北上して、五劫院へ。

ここの仏様はアフロヘアとか、パンチパーマって云われているけど、
この阿弥陀さまはどっちかってーと「ちびまるこちゃん」だと思うのだが(をい)。
ここの五劫思惟阿弥陀仏坐像は重源上人が宋から将来したものとのお伝えが。
丸顔で、童顔で、おかっぱでって…あ、”響のセーラー服”じゃね?(失礼にも程がある)

さて、次へ進まねば。
歩くよりはマシって程度の渋滞の中バスに乗って近鉄奈良駅に戻り、伝香寺へ。
ここは「散り椿」と「はだか地蔵尊」とご対面。
もともと衣を着せておまつりするつもりだったので、体はするりんとしたまま
衣の造形はしていないとのこと。一年に一度お着替えをするときには、
公衆の面前で「公開生着替え」をするらしいですよ。
(こそこそ裏でお着替えするんじゃなくて)

三大名椿のうちの一つに数えられる「散り椿」「武士椿」といわれる伝香寺の椿ですが、
今年は天候が暖かくなったり、急に寒くなったりで花の色が悪かったそうです。
でも、椿って感じよりもバラみたいに、鈴なりになって咲いていて、珍しかった。

ささ、ここまでは順調です。
奈良駅に戻ったらちょうど電車が出るところであわてて飛び乗り、
西大寺で乗り換えの待ち時間にエキナカでパンを購入してホームで立ち食い。
もう時間短縮のためなら何でもしまっせー。

そして本日何度目かの京都線にて平端へ。
そこからタクシーでも、と思いつつ、平端駅前にはタクシーが一台もいない。
ええい!んじゃ歩いてまえ!ということで歩き始めるも、道に迷い冷や汗。
現住民の方に道を聞いて、なんとか辿り着きましたる額安寺。
こ、こんなところに?って感じでした。

ここでは忍性菩薩の骨蔵器や、日本最古という虚空蔵菩薩さまを拝ませていただく。
ここからは時間との戦いで、あんまりのんびりしていられないことが残念でした。
それでも「よろしかったらどうぞ」と帰り際にはお札をイタダキマシタ。
「お帰りの際にちょうどお会いした人だけなんですけど」
ということで、私運がよかったようです。

外へ出たら見学の最中に呼んでおいたタクシーがちょうど到着。
「待ってはったん?」
「いや、今来たばっかりや」
あわてて乗り込むと
「どこいきます?」
「えーっとな、法輪寺行って、信貴山も四時までに行きたいねんけどな。
うーん、無理!やなあ?」
といったら「法輪寺だけやな?法隆寺いかへんな?」
「うん、いかん」
「よっしゃー!それやったら行けるで!」
という景気の良い言葉を信じて二つハシゴすることにけてーい!

まずは法輪寺です。ここは比較的簡単に到着。
ここは友達と歩きに来て立ち寄ったことはあるけど、
堂内を見て回ったのは初めてかもしれない。
毎年4月15日にのみ公開の妙見菩薩さまが特別二週間も
ご開扉ってことなんですもの。行きたいではないか。
タクシーのおっちゃんも「毎度~」って顔パスで中へ入り見学けんがく。
「何度もここ来てるけどこんなんはじめて見せてもろたわ」というので、
おっちゃんにも楽しんでもらえたようです。
妙見さんは坐像は多いけど、立像は珍しいようで。ありがたやありがたや。

講堂ではずらっと並んだ仏様を拝み、拝み足りない分を補うために絵葉書を購入。
ここの十一面観音さまは、真後ろからも拝めるため、十一面さん真後ろの
「がっはっは」なお顔が拝めます。十一面さんの背後に回りこめるのは
こことどこかくらい(をい)なので貴重な大笑面となっております。
ホンマはもっとゆっくり見たいんだが、時間がおせおせ。

さ!次行こう!つぎ!
ってことで、タクシーに乗ってゴーです。
「25号混むから裏どおりとおってや!」
「おっしゃー」
中宮寺の脇を抜け、藤ノ木古墳の前を通り、裏道に次ぐ山道。
住宅地の中を通って、竜田川にかかる赤い橋に出ました。
おお、この橋懐かしいぞ。ここのGSもまだ健在だ(笑)
そこからはじもぴー道を通って、三室へ出る勢野の交差点へ。
おお、ここから知ってるわ。そこからは道なりに山のてっぺんへ。
そして奇跡的に3時50分にタクシーは駐車場に到着。
「あと9分あるから、こっからダッシュやで!」
「おっしゃーがんばるわ~ありがとー!」

タクシー飛び出してすぐさま走ろうと思いましたが…走れんだろう、
ここ坂道だぜ。その後階段だし。とりあえず早足で。
ぜいぜいいいながら本堂まで登ってきたら、3時59分。
泣きそうになりながら「中秘仏さんは…!」と係りのおっちゃんにいったら
「まあ、中入ってきてきてちょ」
靴脱いで中へ入らせてもらえたら、
「まだ大丈夫だっせ」
よ、よかった。
お金納めて内陣に入れてもらって、
御簾の中におられる仏さんを拝んだら涙腺が緩みました。
ううう、間に合いましたよお。
会いたかったよお。
なんだか「ありがたやありがたや」の気分になり、
どの仏さんを拝んでも「ありがたやありがたや」と云ってました。
タクシー飛ばしてきた甲斐があったってもんです。
とりあえず、気が済むまで内陣におって、本堂から抜け殻のようになって出てきました。

その後信貴山テーマパークともいうべき、あちこちにつくられたお堂をめぐって
五時の「カラスと一緒に帰りまショー」のチャイムにワレにかえるわたくし。
おお、下山せねばならんじゃん。
長居をしすぎたおかげで、下界でもらうべきご朱印所はすっかり閉まっておりました。
ひゃはは。
まあ、一度ならず二度ほどここでご朱印はもらっているのでいいですけど。

その後はバスで下山して、近鉄生駒線まわりで新大宮へ。
乗り継ぎを考えたらめちゃぎりぎりで飲み会開始時間だったので、
本来だったら、昔住んでいたところで途中下車して桜並木でも
見学したかったのだけどそれは断念。
あそこの桜はキレイだったのよね>竜田川沿いの桜並木。
ちょっとだけ車窓から見えましたが。

電車乗り継いで新大宮に2分ほどの遅刻で到達です。
しかし飲み会では幹事が寝坊で遅刻(大謎)という事態が発生(笑)
まあ程なく無事幹事も到着され、本日の主役の生駒牛を美味しく頂きました。
生駒は馬だろって思っていたのに、牛もいたとはねえ。
そんなわたしは旧生駒市民。実にいい体験ができました。

はー、さすがに本日は疲れたわ。
ちょっと時間的には厳しかったけど、いろんなもん見れたし。
ハードだけと、充実しておりました。

そして予定数を全部回れたことには、すべての偶然に感謝です。
このたびもありがとうございました
>いろんな神様仏様(合掌)&人間の皆々様。

また次の機会もおたのもうしますぅ~(え?もうイヤだ?いけずう)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする