奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

神社検定まで3週間

2013年05月13日 | 神社検定お勉強日記
きっちゃったよ…>神社検定の受検日まで。
先日受験申し込み期限ぎりぎりに手続きして
ほっと一安心したのもつかの間。

試験日…6月2日(日)
でしょ。
今日はいつなんだい?と思ったら…3週間きってるじゃん
>試験日まで。
テキストは買ったものの、未読だし(をい)

去年3級を受験手続して、結局受けられなかったけど。
そのとき、読みきれなかった3級用のテキストも、そのまんま未読。
をい、をぃ、おーい(呆)

本読みしなくちゃ。
コメント (8)
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GWは奈良その3

2013年05月10日 | 色々・モシクハお勉強
本日最終日となりました、GW奈良の日々。
今日も朝早くから行動です。
7時過ぎには宿を出るって…休みの日は早起きだ(笑)

朝ごはん用に「大仏あんぱん」その他を仕入れて近鉄奈良駅へ。
まずは桜井を目指します。

桜井駅にて朝ごはんを食べ、とりあえず山の辺の道へ。
「仏教伝来の地」なる「石碑」を見たり、「金屋の石仏」を見たりしながら、
そろそろ始まった山道を歩きます。
そしてここは「ヤマノベノミチ」だったんだ!と気がついた時には、
がっつり足場の悪い、山道になってました。

それなのに、こんな場所(失礼!)に崇神天皇の「磯城瑞籬宮(しきのみずかきのみや)」が
あったんだよん♪と主張している標識が立っているではないかっ!
ちょっと本筋からそれているのだけど、
そう主張しているんだから見なくてはいかんではないか!
現在は周囲に木が茂っていて、見通しはきかないんだけど、
ちょっと登った場所ではあるので、木が今ほど茂ってない時代には、
ここから西方面を眺めるのにはちょうど良かったのかもしれませんが。

ここらへんは本当にタケヤブヤケタみたいな山道(なんだそれは)。
なんだか、大変なところに来たんじゃないだろうかと少し不安になる。
早朝なので人にも滅多に出会わないけど、まだ日暮れじゃなかったのが幸い。

それでも途中、どこかで見た光景が…。
登り坂の途中に立てられた「山乃辺道」の石碑。
もしかしてこれ入江泰吉の写真で見た光景ではないか。
そうだそうだ、、アレだ。
この場所に立って、入江さんもこの景色を写したんだな。
とかとか思ったら、ちょっと元気出た。

途中「平等寺」なるお寺にも遭遇。
階段を登った先にあるんだけど、もうここまで来たら、ついでだ(をい)。

廃仏毀釈で廃寺になったものを、のちに再興したものだそうだけど、由緒は正しそう。
弘法大師が高野山を開く以前にここを創建したそうだし。
お寺で飼われているらしい猫が日向ぼっこしておりました。

そして、道標どおりに山道を歩いてきたら出ました>大神神社。
ガイドブックにある予定時間では、桜井駅から歩いても間に合うと思ったんだが、
本日9時より行われる「昭和祭」にはちょっと遅刻しちゃいました(反省)

そう、本日4月29日は昭和天皇の誕生日ということで、
大神神社では「昭和祭」が執り行われるとのこと。
それに参列しようと思ったんだけど、10分ほど間に合わず。
それでも、昭和天皇への祝詞奏上には間に合ったようで、
昭和天皇の徳を称える祝詞があげられ、それをコウベを垂れて聞き入ります。

式次第の順に、説明役の神職さんが「次は○○でございます」など
と説明してくれるので、わかりやすかったです。
たて看板によれば、本日の昭和祭は「どなたさまも登殿なさってお参りいただけます」
って書いてあり(!)、普段は祈祷をしていただかないと登壇できないのに、
どうやら誰でもあそこにあげていただけたんだー。
(しかし、皆様の服装を見たら、和服やスーツなどの人が多く、
ラフすぎる私の格好ではちょっとためらってしまう感じでした)

無事昭和祭が済み、次は大神神社内をあれこれ探索です。
本日は一日まるまる大神神社にあてているので、すべてのお社回るぞ~。
ってことで、拝殿周辺を回ってから、とりあえず、狭井神社へ。

ここは、大神荒魂神(おおみわのあらみたまのかみ)をおまつりしている社。
4月18日に行われる鎮花祭(はなしずめまつり)が有名。
そして、ここから御神体(三輪山)に登る登山口があります。

前々から、三輪山には一度は登ってみたかったんだけど、なかなか縁が無く。
昨日までは「山登り」はどうしようかなって思っていたけど、
ここまで来たら、やっぱり登るしかないでしょう!
ということで300円お納めして、登山者名簿を書きます。
受付をすると、たすきがけできる鈴がついた「三輪山参拝証」を渡されますので、
これを首にかけ、自分でお払いをして、竹の杖借りて、いざ、三輪山へ。

しかし、いきなりの急坂で最初っから後悔するような道中です。
急坂を登りきったらしばし平坦だったけど、
それでも山登りには違いないので、しんどい・しんどい。
でも、すでに下山してくる人がいて「こんにちわ~」と声をかけてくれるので、
それに応えていると、とりあえず元気です。
春日山原始林登りした時もしんどかったけど、あっちは道無き山林を突っ切っていく感じ。
こちらは、とりあえず登山道っぽいつくりになっているので、若干楽だったような…。

ここは神域なので、飲食禁止で、撮影も禁止(ゆえに写真がない)。
手元には受付でもらった地図があるのだけど、それを見ながら登る余裕もない。
(「まだ○○までしか来てない…とか思うのもイヤなので、見ないで進むことにした)

「水呑谷」で丸太橋を渡り、川沿いを登りつつ「三光の瀧」に出ます。
ここは瀧行を行う人が水垢離を行って、山頂を目指す施設だそうで、
ふと気がつくと、私の前の人は、裸足だった…。(足を洗われたようです)

そこから階段状になった坂を上り、どんどんしんどくなってきたので、
一人で「さーんげ、さんげ!ロッコンショージョー!!」と言いつつ進む(ははは)
とりあえず中間地点の「中津磐座」に出たぞー。
まだまだ先は長いのだ~。

一度、頭上が開けたのでもう山頂かと喜べば、更に先には人がいる気配。
なかなか最終地点には到達しない。

それでも、登っていけばなんとか「高宮神社(こうみやじんじゃ)」に出て、
その先100mで最中目的地点「奥津磐座(おくついわくら)」

休憩しながら一時間ちょっとかかって、最終地点の「奥津磐座」へ到達です。
注連縄張った中には、ごろんごろんの石がたくさん。
この山に、この石?って違和感。

とりあえず登れたぞお~ってことで、磐座を拝み、高宮神社を拝み、
しばし休憩をして。来た道を戻ります。
そう、行きは良い良い、帰りはコワイ…のが山道。
無事に下山するまでが「登山」です。
登った山は、降りるまでが「登山」です。

そう。登りのときは必死であまり判らなかったのだけど、
くだりになったら、ものすごい足がガクガクしていたのだな。
俗に言う「ひざが笑う」ってやつ。
うわ、やばっ。
登りの時はつまづいたり、滑ったりしなかったのに、
下山のときは「するっ」とか「ずるっ」とかが多かった気が…。

それでも無事ジャスト二時間で行って帰って来れました。
おおありがたやありがたや。
もう一度、狭井神社さんを拝んでしまいます。

拝殿の裏手には、「薬井戸(くすりいど)」なる湧き水があります。
せいぜい蛇口がある程度の水くみ場かと思いきや、
ボタンひとつでお水が出てくる衝撃の水くみ場なのであった。

お土産用に水筒にひとつ、水をいただいてみました。
まろやかな水で、天然の水らしく、キーンと冷たい。
おお、ペットボトルの中身より冷たかった。

狭井神社からは大美和の杜(展望台)を経由して、
久延彦神社で神社検定の勉学が進むように祈願をし(笑)、
そこの休憩所で昼ごはんを食べながら、残りのルート確認。

大直禰子神社(若宮社)まで行った後で、二の鳥居から再び拝殿へ。
二度目の拝殿から宝物収蔵庫など見逃していたものを見て周り、
”くすりの道”を通って再度狭井神社方面を目指します。

そこからは再度、山の辺の道=山道。
「貴船神社」や「玄賓庵」を見てまわり、最終目的地の桧原神社へ到達。

ここまでは本当に狭い道や、山道でしたが、
本日は休日ということもあってどこもかしこも人で一杯。
しかし秋の平日に歩いたら結構寂しい道だと思うので、
女子一人旅ではコワイかもしれませんね。同行者がいる方がベターかも。

桧原神社といえば「三つ鳥居」という変わった形の鳥居がある神社。
大神神社の拝殿の裏手にも三つ鳥居はあるのらしいけど、
拝殿からは見えない位置にあるので、ここの鳥居は誰でも拝める貴重な存在。
(大神神社も社務所に申し出れば、
お祓いを受けて、鳥居が見える位置に案内してくれるそうですが…)

桧原神社は崇神天皇の御代、宮中でお祀りしていた天照大御神にふさわしい場所にお移り頂こうと、
豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が天皇の命を受けて、
天照大神のお供してと移り住んだ最初の場所。
伊勢にお鎮まりいただくまでに天照大神さまがおられた地=元伊勢の第一号とされる場所です。

ここでパンパンして、本日の旅の無事を感謝し、
これにて大神神社めぐりの旅は終了♪

さあ、ホケノ山古墳古墳でも見て帰ろかと、道なりに下っていくと…。
思ったよりも急坂ではないか!

本日登山をしてきた足としては、もうここらへんからはガクガクなのであった。
下るのはガクガクだけど、とりあえず下れる。
逆にここを登ってくるかと思うと頭がクラクラするほどの急坂。
ああ、次にここ来るときは、根性入れて来ないといけないわね(謎)

”下山”してきて、ホケノ山古墳に登りつき、
箸墓古墳の脇をくるっと回り、
桜井まで歩いて戻る。
プライスレス!(笑)

山の辺の道を歩いていて
「疲れたら、バスに乗るのも可」とかって無責任にもガイドブックに書いてあったけど、
ここってバスほどんど走ってませんから!
私は元々歩いて桜井まで戻るつもりでいたからいいんだけど、
バス停で日中ほとんど走ってない運行表を見た時はショックだったなあ(経験アリ)。

それでも「まだ~?」「まだまだ?!」ってくらい歩きましたけど。
(昔は桜井線は一時間に一本くらいだったと記憶しているけど、
その日は30分に一本くらい電車が走っていたんだが…。
素直に電車乗って戻ればよかったか?)

それでも何とか桜井駅まで徒歩にて戻れました。
少し時間があったので、駅前でお茶して、近鉄にて帰宅の途につきます。
は~、本日もよーく歩きました。
また来るぜ、奈良。
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GWは奈良その2

2013年05月06日 | 色々・モシクハお勉強
二日目は早朝から動くことにして早起き。
(当社比)

まずは東大寺からですから、早起きは三文の徳、とばかりに朝イチを狙って。
というか、今頃は7時半から開門してますから、時間の有効活用のためには
スタート時間を前倒しですよ。
(特に旅行者には、朝の時間の有効活用はおススメです)

それでも参道についたときには7時45分くらいになっちゃったけど(ダメじゃん)
既に鹿せんべい売りのおばちゃんや、露天のおじちゃんはスタンバッてます。
いやいや、本当に奈良の朝は早いのだな。

久しぶりに大仏さんに再会。
その後、四月堂へ。
四月中に、四月堂をお参りできる。プライスレス!
長いこと閉められていた三月堂も5月18日(土)には再開扉の予定だとのことで、
次に来たときには、久し不空羂索観音ぶりにお会いできるかな。

ここから春日大社へ。
9時前からの朝のお参り(朝拝)に参加するためにです。
神職とともに、一般の人も、大祓詞をあげるのです。
初めて参加したのは、東日本大震災の四十九日法要に参加するために奈良入りした時のこと。
あれから二年たちましたが、現在でも春日大社では「東日本大震災」とともに、
「奥吉野・熊野大水害」の被災者の救済と、一日も早い復興を毎朝祈念しています。
大祓詞を三回読み上げ、災害復興を祈ります。

それが済むと、三笠山本宮神社と伊勢神宮への遥拝をささげ、
境内の若宮社をはじめとする摂社末社を回ります。
主だったお社を回りながら、ちょこちょことした説明を受けます。
本日の神職さんは若い人で、現代っ子言葉もチラホラ散見していい感じ(笑)
それでも「何故若宮社の前の神楽殿の御簾はこんな低い位置にかかっているのか?」とか、
「慶賀門の上の瓦には、内外ひとつずつ桃がのっている」とか、
「正しい参拝の作法」とかを教えてくださいました。
「半日かかるところを、短時間で、いいとこ取りにてご紹介申し上げました」
と世話役のお言葉で本日の朝拝、無事終了です。
本日はお礼として檜皮の寄進をさせていただきました。

今年の「砂ずりの藤」は良い感じに伸びてきてます。
2年前に見た時は、先年の暑さの影響であまり伸びずいま一つでしたが、
今年の藤はなかなか良いようですよ。

その後は参道を戻ってきて、再び東大寺へ。
朝イチで来たときには殆ど人がいなかったけど、
一回りして戻ってきたら、かなりの人出。
おお、おう。良い感じではないか~。
日曜日だし、連休なか日だし、これくらいの人出がなくっちゃね。

そして、東大寺ミュージアムにて、「鎮壇具のすべて」を見学。
開館してからは長いこと「奈良時代の東大寺」をやっていたのだけど。
それが掛け替えになったというので、行かねばということで。
「陰剣」「陽剣」も拝めたし(字は勿論見えなかったけど)ウハウハだわさ。

お次は興福寺へ。
もちろん、南円堂の特別ご開帳を見に。
南円堂&北円堂で1200円!
ええ商売してはりますなあ(笑)
チケットに記念品としてにおい袋がついてました。

一度南円堂には入ったことあったけど、ここ土禁なのね。
「靴をぬいでおあがり下さい」と言われて、手渡されたのはナイロン製の手提げバッグ。
「靴は手提げに入れてお持ち下さ~い。手提げはお持ち帰り下さ~い」
ってことでした。におい袋と靴バッグが御土産なんだ。
この手のプレゼントって、金峯山寺でも靴バッグもらったっけ。

堂内に入ると、普段は隠れている、不空羂索観音さんとご対面。
お久しぶりです~と見上げていたら、堂内の幡を見て、前にいたお嬢さんたちが
「うわ~法政カラー♪」と言ったからさあ大変(?)

解説しよう。法政カラーとは「オレンジ色のこと」である。
法政大学のスクールカラーであるオレンジ色(確かにこんな色調だ)の幡を見つけた女子二人連れが、
そんなところに反応するってことはOGかい?
(そういう私もイチオー卒業生だが)

彼女たちは鎌倉時代のブツを見上げつつ、
「平安の頃だったら、こういう下膨れの顔が美人だったんだよね」
「だから、世が世ながら、”キンタロー”みたいのが美人なのよね」
何の話をしてるんだ、キミタチは…。

その後もガールズトークは続き、
何だか堂内に目を向けつつも、耳は彼女たちに釘付け。
うーん、あたしの南円堂見学がぁ(なはは)

それは次の北円堂でも続くのである。
とりあえず、堂内での仏像の彼女たちの感想なども拝聴しつつ、
「無著・世親」御両名との再開を喜んでいると…。

「だけど、マエダアツコってどこが可愛いのかわからないんだよね~」
唐突に蒸し返される、芸能人ネタの話。
その話は、今ここでしないといかんのかね?
(聞き流せない私が悪いのだが)

なんだか、見たのか、感じたのか判らんままに北円堂を出る羽目に。
ちょっと外部に影響されすぎだわさ。反省反省。

さて、奈良公園エリアの散策はココまで。
本日はちょっと遠出するのだ。
これから、當麻寺いくぜ(笑)

奈良博との連動企画で、当麻寺の各塔頭が100円引きになるようだし、
牡丹だの、ツツジだのもキレイな時期だしってことで。
ぴゅーっと近鉄で当麻寺駅へ。

すると、駅前や構内に、ものすごい人。
こんなに当麻寺に人がいるの初めて見たかも(笑)
しかも駅前のどっこいまんじゅうなるものに行列が…。
もちろん中将餅にも当然のごとく大行列。
(だって、これから電車に乗るって人たち、みんな手に手に中将餅持っていたもん)
恐るべし、奈良博効果!

しかし、昔ながらの道幅の狭いところをワラワラ人が歩いているので、
通行にはちょっと気をつかいました。こんな混雑見たことない。

見たことないといえば、相撲館のはす向かいに、春木春陽堂なるお店が開いておりまして。
店構えと、日よけシードはあるものの、いつ来ても開いてないから、閉店した
ものとばかり思っていたら、なんと春のみの限定店舗なんだそうな。
(よもぎが出る季節のみの、季節営業)
ここも中将餅のようなよもぎ餅を売ってました。
そして当然、ここもスゴイ行列で、裏では近所のパートさんとおぼしき方たちが
必死になって餅をちぎり、餡をのせていました。

人に圧倒されながら、とりあえず当麻寺の本堂+金堂+講堂を回ります。
奈良博へお出まししているものもあるので、
「中将姫さまは奈良博へ出張中です」
「十一面観音菩薩さまは奈良博へ出張中です」
の張り紙。
まあ、確かに、出張中ですけどね
>なんか、サラリーマンみたいですわ。

今回の奈良博展に伴って、このたび本堂では床にLEDライトが埋め込まれて、
須弥壇を照らしています。普段は薄暗い堂内ですが、
これにより須弥壇の螺鈿細工がキレイに見えました。
おおお、この須弥壇は国宝でしたね。
触れてはなりませんが、息がかかるほどの近さで拝見できました。

あとは、護念院でお庭の躑躅と牡丹、西南院で水琴窟と石楠花を堪能しました。
當麻寺で二箇所以上入山すると、クリアホルダーがいただけます。
それをいただいて、ほくほく。
帰る前には、日本最古の梵鐘の周囲に足場を組み、目の前で梵鐘が見られる
ってのを見に行きます。伽藍三堂を見学すると、入場券がもらえます。
せっかくのチャンスなので、これもぜひ見て下さい。
(ただし、時間は10時~16時なので要注意)

さて、当麻寺でのミッションはこれにて終了。
傘堂を経由して、石光寺へ。

この時期は、日本最古の石仏さんが拝めるというので行きます。
このお寺は天智天皇の御世に、この地に光る石があったので、
それで弥勒菩薩を彫り、お寺を創建したといいます。

それがいつの間にやら所在がわからなくなり
平成三年に本堂改修工事の際に発見されたというのが発掘された石仏。

今回初めて拝んだんだけど、丸マルとしたふっくらなお顔立ちは、
石でできているという感じがしなくて、プクプク顔。
なんだか、ほっとできる、お姿でした。

ここは花の寺二十番札所らしく、今の時期は牡丹や石楠花が所狭しと咲いています。
この日の午前にも撮影会があったらしいです。
(お寺で、おねーちゃんモデル呼んでの撮影会って…なんともはや(苦笑)現世利益ですな)

ここは地味なお寺ながら、「心礎」だの「歌碑」だの、「石仏」だのが
奈良検定の問題として取り上げられているので、見所たくさんです。
花がない時期は地味な寺ですが、今の時期は牡丹・牡丹・芍薬・芍薬・牡丹・牡丹。
どこまで行っても、牡丹ぼたん…(略)
午後五時までと勘違いしてさっさと出てきちゃったんだけど、
この日は五時半までの開門時間でした。
(どーりで周囲の人はのんびり鑑賞を続けていたわけだ)

そして、二上山のらくだの背の真ん中に日が沈むのを拝みつつ、
行きたい行きたいと思っていた「もんちっち3」で
フルーツあんみつ食べてコーヒー飲んで
ここはモーニングとランチがボリューミーということで期待していたんだけど、
オーダーストップ直前ということで、それが望めるわけもなく。
ただ、頼んだフルーツあんみつも、ものすごいボリューミー。
いちご一粒+パイナップル2切れ+ぶどう一粒+オレンジ一切れに、
寒天がどばーん&白玉みっつに小豆どかん!その上にアイスクリームどがーん
ということで、本日は夕食、これになっちゃいました(笑)
はー、満足満足。
一つ向こうの道には、怪しげ、でも美味そうな「ピサヌローク」なる
タイ料理屋さんもあったので、次はぜひここも要チェックかな。

駅前に戻ったら、中将もちは売り切れており、
どっこいまんじゅうは閉店していて、
駅はひっそりしておりました。
おおー、皆さんお帰りになったようですね。

ってことで本日のミッション完了です。
本日もよく歩きました。
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GWは奈良その1

2013年05月04日 | 色々・モシクハお勉強
今年のGW前半は奈良三昧してきました。
ひさびさの奈良~★

初日はとりあえず近鉄乗り継ぎ、奈良に入りました。
まずは西ノ京で降りて、薬師寺へ。
ひさーしぶりに本家にてお写経をば。
奈良にいる頃や、東京にいる頃には、そのためだけにお写経道場へ行けたけど。
実家に引っ込んでからはトンとご無沙汰。
そのためかどうかは知らんけど、
薬師寺からのお便りも最近では滞りがちだったので。
ここでご縁を結びなおしておかないと、いかんなあと思ったので。

桜はすっかり散ってしまっていたけど、
西ノ京からお写経道場への道すがらはツツジがすでに咲き始めていい感じ。
しかも、連休で、土曜日だってーのに、人が少ない!快適!

とりあえずお写経道場にて写経をば。
(久しぶりに行ったので、変わっているところ、結構あった)
サラサラと写経をして、久しぶりの本家での写経を堪能しました。
そして嬉しいことに、一冊目の写経帳面が終了。

写経を一回済ませると一つ専用帳面にご朱印をいただけるのだけど。
それが12回で一冊終了する帳面があります。
そして、12回が済むと、次の帳面に移ると。
これがまた、コレクター心を刺激する(笑)

色が変わったり、表紙が厚くなっていったりするのだぁ。
写経を始める前に受付にそれを出しておくと、
写経をした日付を入れてくれて、終わるまでに、机の上にその帳面が置かれています。
私の隣りのかたの帳面はとっても表紙が厚くて金ぴか調の立派なものでしたわ。
おお、ここで判る、ステータス。
ということで、わたしも次からは新しい帳面に入るぞと。

写経をすると当日有効の拝観券をいただけますので、それにてぐるっと一周。
玄奘三蔵院伽藍は5月5日に行われる玄奘三蔵会大祭の準備が進んでいました。
回廊にぐるっと藍染がかけられていて、とてもキレイでした。

白鳳伽藍に久しぶりに入れば、覆いのかかった東塔。
次に東塔公開行事があるのは秋だそうで。
その時、お誘いくるかなあ>お写経したし…。(ないのかな)

さて、次は一路奈良駅へ向かいます。
時間があれば興福寺南円堂の公開を見ようと思っていたけど、
ちょっと遅くなってしまったので、とりあえず奈良博へ。

今期は「當麻寺展」をやっていて、しかも當麻曼荼羅が出品されてる!
かつ、展示期間がGW中に限られている!ってことで、
今回を逃すと、長い会期中とはいえ、見られん。
きゃー、行く行く!ってのが、今回の旅のきっかけでした。

勘違いしていたんだけど、開館時間がこの日は5時まで。
6時までじゃなかったので、見学は少し駆け足になってしまったけど。
とりあえずすべりこみセーフ。

中之坊の剃髪堂に普段はおわす、中将姫の守り本尊の「導き観音」も初めて会えたし。
(この十一面観音さまって、室生寺の仏様たちによく似てらっしゃる)
「二十五菩薩像」は普段お目にかかることがない仏様御一行25名勢揃いだし。
(仏像フィギュアでこのガチャポンがあったら、揃えちゃいそうだ)

そして、メインイベントの「綴織當麻曼荼羅」。
縦横4mの巨大な軸がどどーん。
奈良時代相当のものとのことで、ふっるーい古い。
殆ど図柄は見えず、巻き皺とおぼしき横線が気になってしまうのだけど、
その皺を気にせずに、じーっと目を凝らしていると…。
「3Dの飛び出す絵」のごとく見えてくる仏様。
おおお、見えてきた見えてきた。

伝承では蓮の糸で織られたとあったものの、実際のところは、
昭和に入ってからの調査では綴織という技法で織られていると判明。
奈良時代にこんな高い技術で織られたものは世界的に見ても他に例がなく、
どうやら舶来品らしいのだ。
ではどうしてこんな巨大なものが「當麻寺」に入ることになったのか?
ってのは不明のままなのだけど。
人間も、ブツも、少しくらいミステリアスな方が…いいよね(何故?)

最期はちょっと駆け足になっちゃったけど、とりあえず一番見たかった
「綴織當麻曼荼羅」は見れたし、まだ展示品のかけかけもあるので、
会期中にもう一度くらい行けたらいいなあ…。

その後は時間があれば、東大寺ミュージアムだの、東大寺だのも見たかったけど、
東大寺のみで入るのもなんなので、パスして二月堂へ。
どこも開いてない時間帯には二月堂に限る(笑)
というわけで、二月堂へ久しぶりに登壇。
外人さんがたくさんいて、写真バシャバシャ撮っておりました。

日没までは間があるので、さて次はどこへいこうと思ったら、
そうだ、まだ咲いているかも>「奈良の八重桜」
ってことで、知足院へ。

時刻は午後5時半過ぎだったけど日はまだ高く。
しかし、東大寺講堂跡を歩くと、ひとっこ一人いない!
この世で、私と、鹿と、大仏さまだけ、って感じ。
おおお、スゴイ寂寥感。
しかも連休初日ですよ。
何でこんなに人がいないのだ?ってくらい静か。
みんな、何故、奈良にいないのだ???

夕日がどんどん赤くなる中、誰もいない寂しい道を歩いて着いた知足院にも誰もおらず。
なんだか本当に一人きりの春って感じ。
『独り来て 独り占めする 桜かな』

以前来た時は秋だったので、わかんなかったんだけど。
裏山の崖ってこれよね?ってところに咲いていた桜は、
ちょっと盛りは過ぎていましたが、とりあえず見たぞ。

下界に降りてきて、転害門へ出たら、門前に咲いていた八重桜も綺麗でした。
去年は奈良の桜三昧をしましたが、今年は桜の時期には来れず。
(しかも桜の開花時期も早かったしね)
それでも今期最期の奈良の桜に間に合ってちょっと得した感じ。

とりあえず来てよかった一日目でした。
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