奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

絹垣を間近で

2013年10月27日 | 色々・モシクハお勉強
昨夜はうちの鎮守さんの「還御祭」に行ってきました。

伊勢神宮の「遷御の儀」の記憶も新しい頃なので、
春先に行われた「遷御祭」よりも若干参加者が多かったかな…程度ですが。

拝殿を改修するために本殿におられる神様がうるさいと、
危ないといけないので、社務所の一画にお移りいただいていたもので。
その工事が無事済んだので、またお社にお戻りいただいたというワケ。

お祭りに参加する人たちは礼服着用でしたが、
我々一般の氏子たちは平服…いや、普段着のまま。
社務所内には入らず、外からの見学をしていました。

日がとっぷり暮れてから祝詞奏上。
これから神様にお通りいただく道を神主が祓い清めてから。
社務所(というか、ほとんど集会所なのですが)の床の間に置かれた、
仮のお社から御神体をお移しする歳には、
例の「絹垣」が登場。
そして、尊い方が通りますよという合図の「警ヒツ」の
「ヲヲヲヲー」という発声も間近で聞くことができました。

電気が消されて、篝火とLEDライト(これが幻滅ものなんだが)で
足元を照らしながら、ほんの短い空間をお渡り。
目の前数メートルを白い幕を張った中に神様をお支えしながら神職さんが歩き、
拝殿から本殿へと移り、そして本殿にお入りになると電気がつきます。

そしてお供えをして、再度パンパン。
役員の皆様は玉串奉奠をしまして、一般参加の我々も町内会長さんの動作に被せて
二礼二拍一礼をいたしました。
そして、捧げたばかりのお供えをお下げして、
本殿の扉を閉めさせていただき、
無事儀式は終了しました。

最後に神職さんからのおはなし。
先日の遷御の儀では、外宮の遷御の儀に参列してこられたそうです。
「今回の儀式ではパシャパシャフラッシュ炊いて写真をとってましたが(そうなんだよ、
なぜか、フラッシュたいて写真撮っているおじさん←記録員?…がいたんです)
神宮ではフラッシュをたかずに写真を撮っていて、
それで写っているんですから、最近の技術はすごいですね。
我々参加しているものからはまったく見えずに、なんとなく人の流れがあるとか、
何かが通っていったってのがわかる程度でした」
とのこと。

神様が目の前を通ってゆかれるというのは「春日若宮おん祭り」でも体験済みだけど。
確かに「何かが通った」感覚は感じることができました。
おん祭りの時は、それまで静かっだった梢が出座の瞬間にカラスが鳴き始め、
「ザワザワザワー」と木々が揺れて風が吹き抜けて行きましたから。

気のせいといえば気のせいなんですが。
(「木」のせいってのもあり?←それはオヤジギャクです)

それを「何者かが通った」と感じることができる我々は「幸せなひとたち」なんでしょう。
よその神様は天国にいて遠くから見ているのかもしれないけど、
我々の神様はそこここにいて、我々と共にある。

伊勢の遷宮を現場で体験することはできませんでしたが、
(次回は潜り込みたい←とかゆうな)
ご近所さんで、うちの土地神さまの、お渡りの様子を伺いみることができました。

神職さんも「こんな機会はそうそうあるわけではありませんから」と
おっしゃってましたし。
地元の神社さんの社殿の工事なんて、そうそうないし、
伊勢のように式年遷宮があるわけではないのだから。

良い体験ができました。
ということで、伊勢に行ってきます。
来週。

トートツ(笑)


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ここほれ

2013年10月14日 | 奈良大学お勉強日記
わんわん(違います)



神戸市の男の子が、公園で遊んでいる時に拾った物体が、
なんと青銅鏡の一部だったことが判明したニュースにはびっくりしました。

調べてみたら、西求女塚古墳(にしもとめづかこふん)から出土していた
重要文化財の青銅鏡の一部と判明したんだとか。

金属片は、小学1年だった佐野君が同古墳を整備した公園で遊んでいた時、
緑色に光る破片を見つけて持ち帰り、
「宝物」を納めるポーチに入れて机の中で保管していた。


いい子やのぉー。
捨てないでいてくれて有難うやね。

ニュースで見た情報によれば、社会科の教科書に載っていた青銅鏡が、
自分の持っている「宝物」によく似ているので先生に相談して、
校長先生が教育委員会に連絡したそうな。

教育委員会側も「まー、勘違いでしょう」と思ったものの、
写真を送ってくださいというので、送ってみた。

で、どうせ違うだろうと思っていた教育委員会のおかた。
送られてきた写真を見たところ…げ、げげげ!現物を見せてください!!!
ということになったらしい。

結局はやはり本職に判断を仰いで、
”奈良文化財研究所(奈良市)が鑑定して、同鏡の一部と判明した。”
ということに。

重文指定になっている鏡の欠けている部分に、
その破片はぴったり合致するとのことなので、
まさに最後のワンピースって感じ。
あると無しでは全然違うものですから、
またに世紀の発見。

その古墳の脇は公園になっており、その公園で鬼ごっこをしている時に拾った
(掘ったのではない。本人談として『ポンと地面に置いてある感じ』)
というのだから、まだまだ土中にも何かがないとも限らない。



この話を聞いて、水野正好先生が奈良大のセンセだった頃のことを思い出しました。
まだ奈良大が宝来町にあった頃(私は知らんのだが…設立当時はあっちにあったらしい)

近鉄西大寺駅から歩いて大学へ通って来る途中に、「西大寺」があるのだが、
その中を通って通っている奈良大生諸君に水野先生は、
「いいかね、あそこを通っていて、何か発見したら私に教えるんですよ」
「教えるんですよ」
と繰り返し言っていたらしい。

まあ、西大寺の境内を掘り返すわけにはいかないから、
落ちているものがあったら教えなさい程度のことだったはずだけど、
その言葉をまに受けた学生がいたのやもしれない。

西大寺の塔跡はその当時(今から四半世紀前)ロープ張ってなくて、
基壇まで階段で上がれるようになっていたらしいのだけど、
現在は上へあがれないようになっている。
どうやら、その原因は水野センセらしいのだけど…。
前出の発言が関係しているらしい、とかとか★

掘ったわけでもないのに、古墳の埋葬品が土中ではなく土の上に落ちていたのなら、
それが西大寺でも、東大寺でも、興福寺でも、あるのかもなーなんて…思わんか★
さすがに毎日掃き清められているであろう境内では無理かな。
誰も掘ったことのない古墳ならばありえるんだろうけど。

まだまだ土中に埋まっているであろうもののことを思うと、
まだまだワクワクできることってあるんだなーと思います。

ドラえもんがいたら「なんでもリサーチぃ~♪」とかって、
土中を照らすだけで中身がわかるライトとか出してもらうんだけどな。
(どこでもドアで邪馬台国に行くのでもイイ)

古代から現代に直通ドアが開いたかのような出来事でした。
コメント (4)
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リベンジ神社検定

2013年10月12日 | 神社検定お勉強日記
伊勢神宮にココロを奪われている間に届いた封筒の存在をすっかり忘れておりました。
神社検定から、デカイ封筒が届いておりました。
(とっくの昔に)

開けてみると…「第三回神社検定を平成26年6月29日に実施予定!」だそうで。
えらい先のような気もするが、あっという間にその日になるんだろうなあ。
>勉強もせぬうちに、オロオロしながら試験会場に着くというワケさね。

来年の2級のテーマは、
遷宮の総おさらい!「遷宮と神社の歴史」だそうだから、
今からひたすら伊勢&伊勢の勉強をしたら、大丈夫なんではないだろうか?
(そのためにも、現地学習の機会は持たねばならんがね>グフフ)

で、その他にも「合格者限定」の特別セミナーのチラシまで入ってましたわ。
どーせ、参加できないのに、いらんっちゅうーの。
とかとか思ったら、「合格者価格」の他に「一般価格」も入っていたので、
これは不合格者(キラリーン☆)でも参加してもいいってことか?

石清水八幡宮と春日大社を回るものが12000円(一般は15000円)。
鶴岡八幡宮に参加するものが6000円(一般は7500円)。
一箇所につき、合格者特典として1500円割引ってことかな?

正式参拝と特別講話、それに昼ご飯が含まれているとはいえ、
この値段は強気ではないだろうか?
(それでもそこそこ埋まるんだろうけど)
神社検定さんはいい商売をしますなあ…。

「特典」といわれるもので一番いいなと思ったのは、
國學院大學の祭式教室で行われる特別セミナー。
”テキストだけでは知ることができない神社の施設・備品・祭器具
祭服などの基本的な知識を実際に見て、触れて学んでいただく
神社有職故実の入門講座です。
また、礼拝作法なども体験します。
会場は、新食の卵が日々祭式を学んでいる國學院大學祭式教室で行います。
普段入ることが出来ない異空間での体験型特別セミナーです。”

これは時間は日曜日の午後二時間だけだけど、
かなり競争率たかいんじゃないだろうか>確かに特別セミナーっぽいし。
しかし、『合格者限定』のセミナーですから、わたしにはカンケーないわ(トホホ)

でも、『神社検定受験者限定』のお知らせってのもあって、
それは『季刊誌 皇室』の年間購読のご案内。

神社検定の問題のうち数問は、この雑誌から出題されることになっているので、
一応これも指定テキストのうちなんだけど。
まあ、読まなかったとしても数問(数点)の差でしかないので、
とりたて購入必須って感じでもない。

ただ、年間購読をすると三冊分の価格で、一年分・4冊が手に入るとのことで、
いいね!(親指マーク)と思ったものの…。
これ、第59号(平成25年夏号)からの一年間購入なのね。

何を隠そうこのわたし、『皇室』は毎号購入していたので、
すでに59号も入手済みだ。
購入開始時期を定めずに年間購読を申し込めるならば、次号からたのもうと思ったけど、
すでに夏号は持っているから、そこから一年間(4冊)の年間購読を申し込んでも、
まったくメリットないもんなあ…残念。

でも、バックナンバーが2割引ってことなんで、
これを機にもってないものを揃えるってのもいいかなあーなんて。
(1冊1680円というお値段なので、それでも持ってない分を
全部揃えるとなると、結構な額になっちゃうけど)

とまあ、神社検定の第一回は受験できず、第二回は手も足も出ず、
すっかり意気消沈して、第三回の受験はどうなんだと思っていましたが、
とりあえず「遷宮のおさらい」が次回2級のテーマならば、
これからみっちり現地学習を積んで(?)受けたらなんとかなるか?
と、ちょっとだけ気分が持ち直し。

まあ、来年のことなんでどうなるかわかりませんけどね。
とりあえず、神社検定のお勉強というよりは、神宮のお勉強はしておきましょう。
コメント (2)
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布薩の行法

2013年10月10日 | 色々・モシクハお勉強
スゴイ達筆な封書が届きまして。
海龍王寺さんからでした。
「布薩の行法」へのお誘いでした。

布薩の行法とは、海龍王寺さんのサイトで確認していただくことにして。
ざくっと説明すると、
ぼんさんが月に二度ほど集まって、その間の行いを振り返って、
懺悔し、これからも静かな日々が送れますようにって行事らしいです。

ぼーっと見ているだけじゃなくて、
みなで四つの戒を唱えたりする場面もあり、
ちょっとドキドキしますが、
別に周りをキョロキョロして真似れば難しくないです。
私も2011年に参加してます。

これへのお誘いでしたが、参加人数は一日あたり20名。
私は一度参加してますので、今回はパスです。
一度も参加してない方、体験してみてはいかがでしょうか。
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リニューアル奈良検定

2013年10月05日 | 奈良検定お勉強日記
奈良検定のトップページばかりを見ていたら、
認定支援セミナーの実施要項が出ているのを見落としてました。
左側の「認定支援セミナー」ボタンを押せば出てきましたわ。
(でもトップページでの告知は出てない気がするんだけど…)

それによれば、
・2級のセミナーは12月1日(日)
・1級のセミナーは11月24日(日)
・ソムリエのセミナーは11月3日(日)文化の日

だそうです。
いずれも9時半開始予定なので、東京方面からの参加だと前のりが必須。
(あ、夜行高速バスで朝着ってのでもいいですが)

三連休のなか日だから参加率どうかなーって思ったけど、
逆に連休で奈良に来ている間に、セミナーも受けられるなら
それもまた良しかなーっと。
(でもその分、フィールドワークする時間は取られるわけだが)

すでに申し込み期間は始まっているので、お申し込みはお早めに。
特にソムリエ級の場合は10月18日(金)締切なので、
忘れないで申し込んでくださいませね>該当者御一同様(笑)

んでもって、びっくりしたことに、
ソムリエ級の出題問題が、今まで四択は30問だったのに、
次回(第8回)からは25問”以内”に変更されるのね。
実施要項をよく読んでなかったので知らんかった。
しかし、赤字で変更事項書いてあるのに、流し読みでも気づくでしょ>じぶん。
いつから”赤字”で変更事項書き入れてあったんだろ)

しかし、以内って何?以内って。まだ決めてないの?
30問→25問に変更ってんならまだわかるけど、
20問でも、10問でも、以内は以内だぞ。

とりあえず、ソムリエの四択問題は過去問から出ないので、
何問になろうとも変わらないでしょう>準備ができないって意味では。
まあ、30問が25問(以内)になれば、それだけ四択で悩む時間は減るでしょうし。
受験生にとってはメリットなのかもしれないけど。

23問とかにしたら採点が面倒くさそうだし、
結局のところ、25問ってことに落ち着くのかな~とは思いますが。

さあ、そろそろ奈良検定勉強の季節ですわよー。
わたしも、2級の復習やらねばね。

やりますよ、本日の外宮の遷御の儀が済んだら…。
(それ、私には関係ないのだが)

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おやすみキトラ古墳

2013年10月04日 | 色々・モシクハお勉強
私が伊勢に浮気(?)をしている間に、キトラ古墳の石室が閉鎖されたようです。

30日から、穴をふさぐための凝灰岩の加工が始まり、
二上山で採取した凝灰岩を用いて、盗掘穴を塞ぐ形に形成してはめ込み、
その後、漆喰で隙間を埋めて、この石室をいつ閉鎖したかを記す銅板を貼り付け、作業は完了。
あとは今年度中に埋め戻し作業に入るそうです。

銅板か…。
小学校の教科書で読んだ、宇宙へ飛び立っていった
ボイジャーに積まれた”宇宙人への手紙”を思い出したさ。

これを百年後、千年後に見つけた人に、ちゃんと読んでもらえるんだろうか。
(今は記録がしっかりしているから大丈夫だと思うけど)

墓の中身は盗掘された時に当初の姿は失われ、
さらに21世紀には壁画すらここから取り出してしまってる。
そんな抜け殻のような石室を、「いついつ閉めましたからね」って書いて貼る。
お墓の主さん、ごめんなさいなんだな。

今度その石室が、地面から現れる時が来るのは、いつになるか判らないけど。
キトラ古墳よ、また長い眠りについてください。

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伊勢へ伊勢へと

2013年10月03日 | 色々・モシクハお勉強
草木もなびく(嘘)
なびいているのは私です。

昨日は「遷御の儀」。
その日をお膝元で迎えることは叶いませんでしたが、
とりあえず空気感を感じたくて、日中は草引きをして敷地内をきれいにしたり、
資源ゴミをリサイクルステーションに出しに行ったり、掃除をしたり、
早めにご飯食べて水垢離したりして(風呂入っただけだがね)、
8時までにスタンバイ。

8時からの三重テレビの遷宮番組と、
10時からのNHKの遷宮番組をハシゴして、
その後のニュース映像をザッピングしてる間にひどく疲れて寝てしまいました。
(夜中の番組は録画して見た)

伊勢に行くと「心洗われる」とか「清々しい気持ちになる」とか言われますが、
遷御の映像を見れば見るほど、正直なところ、どんどん疲れてきて…。
よほど気を張って見ていたってことなんでしょうか。
(自分がなんかするわけでもないのにね)

そう、この気枯れ(穢れ)を祓うためには、
伊勢に行かねばならない!(力説)
行くぞー、伊勢。

ガイドブックと首っぴきでプラン練っているけど、
それで疲れているのかも(そうかも)。
奈良行くのならガイドブックすら持たずにあちこちいけるけど、
久しぶりの伊勢なもんで、土地勘がないから往生しまっせー。

あれもこれものプランじゃなくて、ゆったりプランでいきたいものの、
どーも「日本人の悪い癖」が出て、あれもこれもになってます。

とりあえず泊まるとこはおさえたから、あとは地図と時刻表との戦い(?)
妄想盛りだくさんプランナーとしては、ムフフな時間であるとともに、
一番難儀する時間でもあります。






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