方丈記の続き「徒然草」を読みました。
学生時代の古文の時間を思い出しつつ・・・
第155段に
「死は前よりしも来たらず、かねて後ろに迫れり」とあります。
死は、前から来るとは限らず
いつの間にか後ろに迫っているものだ、といった意味のようです。
兼好法師も鴨長明と同じく、この世や命のはかなさを説いています。
「徒然草」には明るい話もあります。
第52段には仁和寺の僧の失敗談が紹介されています。
写真は、男山の麓にある高良神社。
石清水八幡宮は山上にあります。
仁和寺にいる僧が、年をとるまで石清水八幡宮に参拝したことが
無かったので、ある時思いたって参拝した。
麓の高良神社に参っただけで、山上にある石清水八幡宮には
参詣しないまま帰った。
その後仲間に「石清水八幡宮は想像通り立派だった。それにしても山上へ向かう人が
多かったがあれは何故だろう?」と語った由。
ちょっとした事にも、その道の先導役はあってほしいものだ、という教訓。
「徒然草」には、人生を知る智恵がいっぱい詰っています。
来春もご一緒できればと念じております
春のお花見、また賑やかにやりたいですね。