自遊日記

定年後の備忘録

「徒然草」 読了 

2012-12-09 08:48:47 | 読書

 方丈記の続き「徒然草」を読みました。

学生時代の古文の時間を思い出しつつ・・・

 

第155段に

「死は前よりしも来たらず、かねて後ろに迫れり」とあります。

死は、前から来るとは限らず

いつの間にか後ろに迫っているものだ、といった意味のようです。

兼好法師も鴨長明と同じく、この世や命のはかなさを説いています。

 

 

 

「徒然草」には明るい話もあります。

第52段には仁和寺の僧の失敗談が紹介されています。

 

写真は、男山の麓にある高良神社。

石清水八幡宮は山上にあります。

 

仁和寺にいる僧が、年をとるまで石清水八幡宮に参拝したことが

無かったので、ある時思いたって参拝した。

麓の高良神社に参っただけで、山上にある石清水八幡宮には

参詣しないまま帰った。

その後仲間に「石清水八幡宮は想像通り立派だった。それにしても山上へ向かう人が

多かったがあれは何故だろう?」と語った由。

ちょっとした事にも、その道の先導役はあってほしいものだ、という教訓。

 

「徒然草」には、人生を知る智恵がいっぱい詰っています。

 

 

 

 



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2 コメント

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仁和寺なる法師 (鳥居前)
2012-12-28 15:59:02
石清水八幡宮にこの八月に孫を連れて御参りしましたがケーブルカーが不通で仕方なく正面から登りましたがその時少し近視の私は一の鳥居の額の八幡宮の八の字が変な格好をしているな~位に思えたのですが今月になってふとしたことからあれは二羽のハトが向き合って横を向いてる姿だと知りました そのあとなんとか高良神社のあたりまで行きましたが孫にソフトクリームをせがまれ引き返しました  御室の坊さんの二の舞です
 来春もご一緒できればと念じております
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八幡さんの「ハト」 (kite)
2013-01-09 17:46:16
故障していたPCが今日やっと回復しました。しばらく休眠していたブログもボチボチ再開出来そうです。返事が遅くなり申し訳ありません。お孫さんと八幡宮に参られた由、良かったですね。おっしゃる通り扁額の八の字は2羽の「ハト」で構成されています。八幡さんでは「ハト」は神さんのお使いだそうですね。
春のお花見、また賑やかにやりたいですね。
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