自遊日記

定年後の備忘録

ちょっと怖い 「ロンドン塔」

2017-04-02 12:37:32 | その他

 

 

先日読んだ「世界のお城と宮殿」の中で 、ロンドン塔も大きく扱われていました。

 

ロンドン塔を初めて訪れたのは1990年ですが、駆け足での見学でした。

その後、ロンドン塔の歴史を読んだり、夏目漱石の小説「倫敦塔」を読んだりして

いるうちに、どんどんロンドン塔についての興味が深まりました。

そして2度目に訪れたのは2007年で、この際はたっぷり時間をかけて

日本語の音声ガイドを聞きながら城内を巡りました。

 

 

 

 

 城内の中央部に建つホワイトタワー。

イングランドを制したノルマンディー公ウイリアム1世が

1078年に築いた要塞です。

入口は敵の侵入を防ぐため、地面より高い位置に設けられています。

 

 

 

 

 ホワイトタワーの中には、王室の婚礼や葬儀に使われた

セント・ジョン礼拝堂が残っています。

別の部屋では甲冑、槍、剣、銃などの武具も展示されていました。

ホワイトタワーは、イギリスの王達の王宮として使われてきましたが

14世紀にはフランス国王が、15世紀にはオルレアン公が

幽閉された場所でもあります。

 

 

 

 ホワイトタワーの近くで中世の衣装を纏った人が

パフオーマンスをやっていました。

 

 

 

ホワイトタワーの南側には、bloody  towerがあります。

15歳で国王になったエドワード5世は弟のヨーク公とともに

叔父のリチャード3世により、ここbloody  towerに幽閉されました。

その後行方不明に。1674年に彼らの遺骨が発見されました。

 

 

 

bloody  towerのすぐ横にトレーターズ・ゲート(反逆者の門)があります。 

テームズ川を船で運ばれてきた反逆者はこのゲートを通って城内へ導かれます。

2度と生きて戻れない恐ろしいゲートです。

 

 

こちらは牢獄ではないようですが、一瞬ドキッとしました。

 

 

 城内には華やかなエリアもあります。

王室の宝飾品が展示されているジュエル・ハウスです。

エリザベス女王が使われる王冠も普段はここに展示されています。

館内は撮影禁止。

立ち止まることが許されない、動く歩道からちらっと見る感じですが

超人気エリアです。

 

 

 

 

 白壁に木枠のクイーンズ・ハウス。

クイーンズ・ハウスの前にはいかにも平和そうな緑の芝生が広がっていますが・・・

昔は、高貴な罪人の処刑場でもあった場所です。

 

 

 

 

「 反逆者の門」の真上あたりの城壁を歩いています。

ヘンリー8世により、大法官トーマス・モアや王妃アン・ブーリンも

「 反逆者の門」をくぐって城内に幽閉され、その後処刑されました。

 

テームズ川に架かるタワーブリッジが見えます。

イギリスの光と影が凝縮されたロンドン塔でした。

 

 

 



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