Carpe diem

Chi vuol esser lieto, sia: Di doman non vè certezza.

4月の1本

2007年05月02日 | ワイン
4月の1本

Roagnaの'96 Crichet paje が気に入りました。適度の熟成を経て丁度飲み頃にさしかかっていたこともあり、とてもエレガントなワインでした。エチケッタの感じから最近のコッテリワインを予想していましたが、良いほうに裏切られました。

先月飲んだOpera prima VIIは複数のヴィンテージをブレンドしたもので、ワインにロマンとかストーリーを求める人には受入れられないことをしでかしています。「ワインは、その年にその畑を照らした日光と降った雨から出来ている」といったようなことを聞いたことがあります。上手いことを言って、他のお酒との差別化を図るものだと感心しました。つくづくワインにヴィンテージというファクターを取り入れた人はビジネスマンだなーと思います。

私は、もちろんヴィンテージを気にして買ったり飲んだりしています。しかし、収穫した年の出来不出来もさることながらボトルのコンディションや開けるタイミングのほうがむしろ大切だと感じています。このOpera primaも、上手く枯れかけた優しい味のワインでCrichet pajeと同様に好きなタイプでした。

この造り手のワインは5年前に'90 barbaresco Riservaが完全に逝ってたことを経験してから手を出しづらくなっていました。今回2本飲んだ印象では、Roagnaのワインは比較的早くから熟成が感じられるもののような気がしています。何年経っても味わいの変わらないワインよりも自然な感じがします。先日飲んだ'97 Ca' di Pian Barbera d'Asti La spinettaは、集合コルクはグズグズなのにワイン自体はリリースしたばかりのような味で違和感がありました。

このRoagna2本はオークションで手頃な価格で落札しました。止められませんねー。
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