Carpe diem

Chi vuol esser lieto, sia: Di doman non vè certezza.

読書

2010年03月28日 | その他
読書

本は嵩張るし、同じ本を再び読み直すことも少ないので、図書館を利用していました。しかし、読みたい本があって、最近続けて購入しました。

職場が変わった一年半前に塩野七生の「ローマ人の物語」を読み始めました。主な理由はイタリアが好きであることですが、私の結婚式の披露宴で主賓が「麻雀はほどほどにして本を読みなさい。ローマ帝国衰亡史あたりが良い。」と新郎を全く誉めない挨拶をしたことが頭に残っていたのかもしれません。
半年程の通勤電車読書で最新刊まで読み終えていました。先日、たまたま続きが出ているのを本屋で見つけて読みました。まだ、出るようです。こんなに長いシリーズの本を読むのは初めてです。
私は英語や歴史などの暗記科目が苦手という消極的な理由もあり理科系を選びました。受験勉強ではない世界史は面白いものだなと今回の本で感じました。


そんなところへ、「テルマエ・ロマエ」という作品がマンガ大賞を受賞したことを知りました。古代ローマ時代の建築技士が現代の日本にタイムスリップするという奇想天外な設定でした。楽しめました。長いこと漫画から遠ざかっていましたが、もう一度足を踏み入れようかなと思わせるような面白さでした。


とそんなところへ、設定の面白さを予感させる本を見つけました。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」でした。これも面白い。作者はマネジメントの専門家ではなく、エンターテイメントを生業とする方のようです。発想もさることながら展開もナカナカ読ませます。
しかし、この2冊とも本屋のレジで出すには少し躊躇するような表紙だなと思いました。
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新横浜ラーメン博物館

2010年03月27日 | 外食
新横浜ラーメン博物館

1月~3月はクライアントの事務所が新横浜だったので昼飯に2回訪問しました。


館内は昭和33年をイメージしたものだそうです。結構懐かしい。


一回目が熊本「こむらさき」


二回目が札幌「らーめんの駅」でした。両店とも味が濃くて脂がキツクて、しかも高いという私からすると三重苦でした。鶏ガラスープで醤油味の安いラーメンが好きです。それだと特徴が無くて今時は流行らないのでしょうね。私の求めるものが時代に沿わないようです。
旅行会社とタイアップしているのでしょう、外国人の団体が観光バスで乗り付けていました。そういうターゲットもあったかと思いました。考えてみると、レベルは違いますが、私もローテンブルグでは中世犯罪博物館、パリでは自然史博物館などのマニアっぽいところに行きましたね。日本では、ほとんど博物館に行かないのに・・。博物館は、ある意味、観光客のためのものかもしれませんね。


昭和と言えば、またしても松本清張作品を観てしまいました。今年は、テレビでも松本清張原作のドラマが多いです。何本か観ましたが、男性が過去を隠そうとしたり女性に躓き落ちていくというパターンが多いなと思っています。それに戦後が絡むという感じでしょうか。食傷気味です。もういいや。
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3月13日 池之端 コーダリー

2010年03月22日 | 外食
3月13日 池之端 コーダリー

ホワイトデーなので私の奢りです。前週がイタリアンでしたのでフレンチにしました。偶然、この日は店の3周年で記念メニューしか選べませんでした。特に食べたい料理もなかったのでウェルカムです。


どちらかというと今時のライトな味付けでした。若くない私には丁度いい。ワインも比較的軽めの'02 Hautes Cote de Nuits Jayer Gillesをチョイスしたのでマッチしました。北島亭と違って、家内にも受け入れ可能な量と味でした。料理自体は結構手が掛かっているようでした。平目の中にホタテのムースが仕込んであったり、豚はソーセージとローストとコンフィの3種類の調理方法を施していました。改めて写真で見ても盛り付けが美しい。プロの技術を感じました。

料理もさることながら、ホンジャマカのメグミに似たソムリエの近藤氏のサービスが快適でした。16席を一人で捌いていましたが、いいタイミングでワインを注いでくれます。メインの途中でボトルが空いたら、すかさず「グラスでお持ちいたしましょうか」と提案されました。グラスが空になって放置されると私不機嫌になります。飲兵衛のおっさんなので・・。

立ち振る舞いもキレイです。ワインを注いだあとボトルをピッと振って、ボトルのクチに滴る雫を切ります。私は初めて経験しました。家に帰って空ボトルに水を入れて試してみましたが、結構難しいものでした。
ボトルを振るスピードが遅いと雫が切れない。
スピードを早くすると振れ幅が大きくなる。
ワインを立てすぎると雫がネックのほうに流れてくる。
ワインを寝かせすぎると、クチからワインがこぼれる。
以上のバランスを取る必要があるためです。慣れかな。

初島のイタリアンのソムリエは変わっていました。私はワインのラベルを剥がしてもらうことをレストランでお願いすることが多いです。そのソムリエは、ラベルを剥がす粘着シートに指紋を付けないということに拘っていました。粘着シートの台紙を駆使して上手く操作しました。
彼の提供するサービスには、あまり価値を見出せませんでした。「アホか」と喉まで出掛かりましたが、大人なので一応「凄いですね」と言いました。今思うと、ひょっとして指紋を残したくない過去をお持ちであったのかもしれませんね。
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花韮開花

2010年03月21日 | 
花韮開花

暫く庭の様子をアップしていなかったら、花韮が咲きだしました。日当たりが良いところは早いです。


現在は、エリカや雪柳など他の白い花も咲いています。


木瓜の蕾も膨らんでいますが、今年は何故かヒヨドリに食べられています。鳥が増えているのか餌が不足しているのか分かりません。


庭というのは面白いもので、相性の良い植物は何も手を加えなくてもドンドン増えていきます。イタリアンパセリはプランターでは越冬し、種が地面に落ちたのか自生しました。ミントやレモンバームも毎年出てきます。ラベンダーやローズマリーは土壌との相性が良くないのでしょう。元気がありません。


植えてもいないのに、いつの間にか椿が生えてきて花を付けました。


ちびっこい棕櫚も見つけました。ほっとくと巨大になるので刈るか移すかしないといけませんな。木蓮の根元に生えた棕櫚は放置していたら見事な枝ぶりになってしまいました。


バラの新芽にアブラムシが付かないうちに今年は薬剤を散布しようと思います。バラには毎年虫がついてダメになる樹が多いです。


ちなみに昨シーズンの最終レモンは2月に浜松方面に出荷しました。今シーズンはどうでしょうね。今年は、まだヒキガエルが出てこないのでチョット心配。
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四谷三丁目 3月6日 La Vita

2010年03月20日 | ワイン
3月6日 四谷三丁目 La Vita

半年振りの持ち寄りワイン会でした。月日の流れは早いです。La Vitaは客が入っていました。ほぼ満席。しかも、ほとんどのテーブルでワインを飲んでいます。ちょっと前までは、レストランでもビールやソフトドリンク、水という人をよく見かけましたが、世の中の傾向が変わってきたのでしょうか。それとも、La Vitaの品揃えが受けているのでしょうか。よく分かりません。

1999年 Terra di Lavoro Galardi
ワイナートという雑誌の表紙になってから気になっていたワインでした。以前、ワインショップでグラス1杯だけ飲んだことがあります。その時は、濃いなーという印象でした。今回は、持参したT谷氏から焼酎のニュアンスがあるとのコメントがありました。そう言われたせいか、私も焼酎を感じました。アリアニコなのにボルドーっぽい風味もある個性的なワインでした。甘苦くないのが良かったです。

2000年 Montepulciano d'Abruzzo Valentini
ローマの酒屋で買ったボトルで私が持ち寄りました。メールの遣り取りでメンバーから前日抜栓を勧められました。開けた直後はオイリーな風味がありソレナリでした。翌朝は驚くくらいに閉じてしまい心配していました。食事の中盤くらいから開き始め後半になるにしたがい艶っぽさを増していったように思います。前日抜栓は大正解でした。

1981年 Brunello di Montalcino Lisini
飲み頃のブルネッロで素晴らしいボトルでした。熟成したブルネッロは、トロッとした甘味が出てくるように思います。私の経験からすると古いグリーンのボトルのブルネッロに、そういう傾向があるように思います。気のせいかな。

1988年 Barolo Sperss Gaja
Baroloと言うよりもGAJAのワインだとの印象を持ちました。グレートヴィンテージのせいでしょう、20年以上前のワインなのに、デカンタージュしても若々しい感じです。これはこれでとても美味しいのですが、本領発揮はまだ先だと思いました。相変わらず長くて良いコルクを使っていました。保存が良かったのでしょう、コルクは新品同様で心なしか木の香りがしました。15年後くらいにもう一度遭いたいです。


料理は益々良くなっているように感じました。トリッパにしろ羊にしろ素材のクセを上手い具合に残しているのが良いです。これがワインにマッチします。量もタップリあり価格もリーズナブルです。良い心持ちになって家まで歩いて帰りました。
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竹芝ライフ(その3)

2010年03月14日 | その他
竹芝ライフ(その3)

先日(12日)、事務所の窓から外を見るとヘリコプターがやけに沢山飛んでいました。数えたら10機でした。何かあるのかなと思っていたら、「シーシェパードが来たようだ」と同じフロアの人が教えてくれました。海を見たら、小さな船に囲まれた船が埠頭に到着するところでした。あの船に船長が乗っていたものと推測します。


私の居るフロアは19階にあります。これまでエレベータを使っていました。最近、太り気味なので階段で昇り降りをしています。面倒くさいなと思うのですが、エレベータホールの入り口に三浦雄一郎のポスターが貼ってあります。これを見ると、そのとおりだと思い非常階段に向かうことになってしまいます。


また、浜離宮を見ると一部分だけキレイな黄色に染まっています。


理由は、菜の花です。今が見頃です。これは凄い。


出張先の場所を確認するために地図を見ていて山手線はやけに縦長なのだなと気付きました。従って竹芝と北新宿は思っていたよりも近い。


東京タワーの横を抜け六本木、千駄ヶ谷を経由して歩いてみることにしました。途中に飯倉キャンティや新店舗の乃木坂ミキータなんかもありました。約2時間くらい掛かりました。我が家は海岸まで徒歩2時間ということのようです。
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2月の1本

2010年03月13日 | ワイン
2月の1本

家内の誕生日に飲んだ2本が印象に残っています。
1本目は荻窪にあるリストランテドラマティコで飲んだカノニカの'07バルベーラ。開けてから、すぐ美味しいのが良かったです。何故かこのワインに心惹かれます。


この店も数年振りで2回目です。このところ、「あの店は今」みたいな感じになっています。この日は金曜日なのにディナーは私達一組だけでした。


2月のコースはトレンティーノ・アルトアディジェをイメージしたそうです。
アミューズ
本鱒の片面焼き ヨーグルトのソースとズッキーニのマリネ添え
丸麦と冬野菜のスープ 海老のカーネデルリを浮かべて
パッパルデッレ 豚のすね肉のソース ゴルゴンゾーラ添え
ほうれん草のスペッツェレ 生ハムとちりめんキャベツのクリームソース
丹波産イノシシのホホ肉 赤ワイン煮込み
アップルストゥルーデル 
やさしい味付けでした。悪くありません。
デザートの時にシェフが厨房から出てきて色々話しをしました。シェフは元々ここで働いていて、前オーナから店を引き継いだそうです。そのまた昔は料理の鉄人に出ていた神田シェフもここで働いていたそうです。知りませんでした。前回訪問時は照明を落としたムーディーな雰囲気でしたが、オーナーが交代して少しカジュアルな方向に変わったようです。店内は比較的明るい。また、シェフの好みでワインも自然なものを置くようになったそうです。ボルクドドンのグラッパを初めて飲みました。


印象に残った2本目は誕生日の翌日に家で飲んだ'95ラフルールペトリュスです。久々にポムロールを飲んでみようとチョット良いワインを開けました。少し閉じ気味でしたが、酒質の良さを感じました。思っていたよりもメルローを感じませんでした。2月は何本かイタリアのボルドー品種を飲みました。'97のIsole OlenaのCSも良かったです。比較的リーズナブルな価格で金沢の酒屋から調達しました。ボルドー品種を仕込んでもトスカーナで作られるワインはサンジョベーゼのニュアンスが微かにある気がします。とか言いつつも恐らくは先入観でしょうね。私のテイスティング能力はゼロですから、ブラインドで飲んだら平気でピエモンテとか言いそうです。
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