Carpe diem

Chi vuol esser lieto, sia: Di doman non vè certezza.

梅開花など

2010年02月27日 | その他
梅開花など

今年は2月7日くらいからポツポツ咲き始めました。しかし、その後は気温が上がらず開花は、あまり進みませんでした。その分、花が長持ちしていました。2月18日には雪が降って、花に積もる状態でした。

24日に大学時代のサークルの後輩の訃報が届きました。仲間の中でも心身ともに一番健康で元気な奴でした。「飼葉食いのK」と呼ばれるくらいに豪快な食いっぷりでした。そんなKですが、同期が「Kがトウモロコシを食わなかったよ。」と言ったので意外でした。続きを聞くと「芯」を食わそうとしたようでした。私も「起きろ」と言って後輩のテントに凍った登山靴を投げつけたりして、やりたい放題でした。

テントでロウソクを灯しながら酒を飲んでいた時のことでした。垂れたロウを容器に溜めていました。そのうちに一人が紐を入れて火を増やしました。ダラダラ飲みながら、皆で火を増やし始めました。容器が熱くなりロウが溶けて液体になっていました。そのうちに、パチパチ音がし始めましたが、酔っているので「テンプラ食いたいな」とか言って飲み続けていました。と瞬間、ガス化したロウに引火して、火柱が上がりました。ビックリして皆テントから飛び出しました。中に一人残り消火したのはKでした。いつもニコニコしていて周囲を気遣う奴でしたが、肝の座った一面があること知りました。2年前には最後まで私に付き合ってくれました。


通夜に出る時、梅は満開で青空に映えていました。これからは、白梅を見るとKを思い出すことになりそうです。
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12月26日27日 from Paris to Narita

2010年02月21日 | その他
12月26日27日 from Paris to Narita

ホテル近くのカフェで朝食を摂りました。この時期は朝はまだ暗いです。


カウンターでクロワッサンとカフェオレ。


この日は、ルーブル美術館に行きました。混むだろうと早目に行きましたが、さほど並ばずにチケットを買うことが出来ました。


フェルメールは誰も見ていませんでした。モナリザは人だかりで近づけませんでした。


絵画も良いのですが、私は美術館では彫像などの石モノが好きです。


ルーブルではサモトラケのニケが一番好きです。広いので主だったものを見るだけで半日掛かりました。


セーヌ河畔を散策していたら、昼飯の時間がなくなりました。これで、また飛行機に乗り遅れたらアホなのでホテルに戻りました。


Augeでワイン2本購入。日本でも買えますが赤はマレシャルにしました。神様は私にワインを持たずにヨーロッパ大陸を離れることをお許しにはなりませんでした。

ホテルで荷物をピックアップして空港に向かいました。
北駅で地下鉄から国鉄に乗り換えるのですが、キップ売り場が良く分からず手間取ってしまいました。ホームに下りると丁度電車が出るところだったので駆け乗ろうとしました。ドアが締まってしまい乗れなかったのですが、家内のザックの紐がドアに挟まって危うく引きずられそうになりました。ホームで見ていた人から悲鳴が上がりました。上手く外れて事なきを得ましたが、運が悪ければ大事になっていました。家内と「落ち着いて行動しようね。」と話しました。家内は「日本だったら止まってくれそうなのに。でも電車の力って強いと思った。」と結構冷静でした。


ここで思わぬクリスマスプレゼントがありました。JTBで購入したJALの直行便チケットがアップグレードされてエグゼクティブクラスで帰ることになりました。正規価格では2人で100万円と言われていたので、1/5程度の価格でした。全く「禍福は糾える縄の如し」です。


機内食も格段に良いです。シャンパンが出ました。ワインも数種準備されています。アミューズに続いて、フォワグラと帆立のグリル、メインは羊でした。デザートではウィスキーも飲みました。朝食の和定食も何時でも持ってきてくれます。快適に過ごせました。風邪も治りました。


家に帰った日の晩飯は出前で寿司を取ることにしました。家内に百人町の栄寿司に電話させたら、何を注文したらいいのか分からないとか言って、呼び出し中の受話器を押し付けられました。電話では何となく店の応対が不自然であったことと、出前に来た人が見慣れないオバさんであったことが気になりました。寿司は美味しいのですが、握りが硬めになっていることや包丁の入れ方が変わっていることなど微妙な違和感がありました。年に一度位しか出前を取らないので変わったのかなと思っていました。ところが、あらかた食べて寿司桶に書かれている店名を見て驚きました。北新宿にある幸寿司なのです。小学生の頃は、その寿司屋から出前を取っていました。実家の電話帳には、その番号が残っていました。35年振りくらいに注文してきた家が、やけに慣れ慣れしいのですから、幸寿司も驚いたと思います。「寿司飯があまりないのですが・・。」と言われても「ある分握ってよ。」と私はタメ口でした。またしても家内から意表を突く攻撃を受けてしまいました。

ダラダラとした駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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2月13日 木場 イ・ビスケロ

2010年02月20日 | 外食
2月13日 木場 イ・ビスケロ

バレンタインデーイヴでしたので、家内の奢りでイタリアンに行きました。この店は久しぶりでした。2回目です。以前にはなかった「TRATTORIA」という看板が掲げられていました。店内は、ほぼ満席でした。予約の時に、個室の大テーブルに相席と言われていました。10人掛けくらいのテーブルの端と端でしたので、相席は全く気になりませんでした。むしろスペースがゆったりしているし、周囲の会話が耳に入らず落ち着いて食事が出来ました。


アンティパストミストはトスカーナ料理定番の内容でした。すぐ出てきたのが良かったです。ワインは安いと思いました。白は、ハウスワイン500mlで1800円でした。赤は、03年のLEONEにしました。


ムール貝は、何か手違いでもあったのかと思うほどに塩辛い。これ×。


牡蠣のリゾット。美味しい。前回も食べました。家で真似して作ったこともあります。


鴨胸肉の燻製。オーダを受けてから燻製するので1時間半程掛かると言われました。調理中は厨房からスモークの香りがしました。最初は、誰かが煙草を吸っているのかと思いました。これも美味しい。ワインに合いました。


デザートは記憶なし。

最近は雑誌に取り上げられることも少なくなった店ですが、安定した人気を保っているようです。むしろ、前回来た時よりもスタッフも増えて活気がありました。料理の内容と価格のバランスが取れていると思います。ムール貝は失敗だと思いますが・・。ここのシェフは経験もなくイタリアに渡り、フィレンツェのパンデモニーオのみで4年間修行したそうです。店のスタイルや料理に経験や人柄が表れているように感じました。

この店は、西荻窪にあった頃のエノテカノリーオの斉藤シェフに教えて貰いました。悪いパートナーにでも引っ掛かったのでしょう、ノリーオは姉妹店ばかりを増やして、今となっては全く行く気にならない店になっています。ビスケロには手堅い商売を続けて欲しいなと思いました。余計なお世話ですね。
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12月25日 Paris

2010年02月14日 | その他
12月25日 Paris

朝テレビを点けたら、ニュースキャスターからお天気おねーさん、カメラマンまで全員クリスマスの帽子を被ってました。ある意味で日本よりもノリがいい。


このホテルは朝食がなかったので前日スーパーでパンとジュース、ハム、チーズとかを買っておいて部屋で食べました。キャンプみたいでした。


天気が良かったです。モンマルトルに行きました。とてもキレイなのですが、有色人種の方がたむろしていて、通行する人の手首に紐の飾りを付けたがるので五月蝿かったです。


前回パリに来たとき(と言っても10年前)に安くてムール貝が美味しかったので、昼食はチェーン店のLEONに行きました。前回は、もっとハーブが入っていたように記憶していましたが、今回はパセリがチョロッと入っているだけでした。でも食べたかったので満足しました。


エッフェル塔は混んでいたので登らずに眺めるだけにしました。


サンジェルマン・デプレ辺りを散策しました。


夕食のビストロは中国人街の中という、かなりディープな場所にありました。家内は、マーケットで下着と靴下を買いました。


メニューは黒板だけでした。7時半からとのことでしたが、慣れない場所なので5分前に行ったら客は私ら2人だけでした。それがワラワラ客が来てアッという間に満席になりました。


グラスの白を取ってから、赤は自然なものをリクエストしたら、パカレかグラメノンということでした。パカレのポマールにしました。パカレのブルゴーニュルージュでデキャンタをリンスしてジャブジャブとボトルから注ぎ込みました。香りを開かせるためか、デキャンタ全体を振っていました。荒っぽいです。こんなものでしょうかね。


メインは煮込み中心でした。シンプルな料理でワインの邪魔になりませんでした。旨かったです。調理は奥さんがやって、ご主人が接客する店がイタリアなんかでもありました。この店も、そのタイプらしくジイさんが、注文を取るわけでも食器を下げるわけでもなく、店内をフラフラしていました。教えて貰わなければ絶対に入店しないであろうビストロでの貴重な体験でした。


前日は雨でしたので、帰りがけにシャンゼリゼ通りを再訪しました。本場ですなー。表参道より断然キレイでした。
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節分追儺式とか

2010年02月13日 | その他
節分追儺式とか

昼休みに増上寺の豆まきに行ってみました。「追儺式」は「ついなしき」と読むようです。お寺の豆まきを見るのは初めてでした。12時前に到着しましたが、既に人が並んでいて入場制限を行っていました。


15分程待たされて、観客交代となりました。しかし、実際には豆や菓子は遠くまで届かないのでステージの近くの人しかキャッチできません。4回の観客交代を行うようでしたが、半分は拾えなかった人が居残ります。


幼稚園児の豆まきがありました。


スポンサーである東鳩のキャラメルコーンの着ぐるみが出てきました。


大僧正が出て来ました。


芸能人は中村玉緒が来ていました。
何も拾えませんでした。昼休みをオーバーしそうなので事務所に戻りました。観客に対して、撒かれる景品の量が少くな過ぎます。景品の充実度や獲得確率、ステージ上の出し物、所要時間を考慮するとパフォーマンスはとても低い。来年は行かないと思います。


昨年は冬至と大晦日の都合がつかなかったので、家でも豆を撒いたあと、節分の12時に例のお札を貼りました。


翌日4日のブラタモリは大久保の特集でした。見慣れた風景がテレビに映るのはチョット新鮮でした。我が家と付き合いのある寿司屋も取り上げられていました。ポジションとしては多国籍タウンのキワモノ寿司屋という扱いでした。窓に訳の分からない石膏像がディスプレイされている。


店主は、変な柄のシャツを着て犬を抱いている。多少、面白おかしくアレンジされているように感じました。

私の親父は、この寿司屋と気が合うようで、しょっちゅう行っていたようでした。そんなわけで私は子供の頃から知っています。その頃は、連れ込み宿が集中するエリアの外れで2坪程のカウンター席だけの店でした。親父は、たまに酔っ払って帰って来るときに、ここのネギトロ巻を手土産にしました。当時は珍しかったし食べ盛りなので夜中でも寝ぼけながらパクついていました。

後年、親父から「おまえが子供の頃、寝ているのを起こしてまで寿司を食わせてやったんだ。」と言われました。親父らしい物言いだと思い出しました。
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12月24日 Paris

2010年02月07日 | その他
12月24日 Paris

8時半頃中華航空のカウンターに行ってみました。人は居らず16時20分にならないと担当は来ないと横のエールフランスのカウンターの女性から聞きました。フライトのアレンジを交渉しましたが相手にされない。
9時30分を待って中華航空パリ支店に電話して、「英語を話せる人と変わってくれ。」といったら「No」と言われて、フランス語と中国語のテロップが流れて切れてしまいました。

夕方まで空港で待って中華航空にチケットのスケジュール変更を交渉するのも能がないように思えてきました。そもそも、格安チケットでスケジュール変更不可は明確に記載されています。しかも、今回の件は中華航空には何の落ち度もありません。

ここは発想を変えて、新たに帰国便チケットを購入して2日間パリ見物をしたほうが楽しいと思えてきました。しかし、空港内で正規チケットを購入するとエコノミーでも結構高そうでした。空港内にある旅行代理店で格安チケットを買ったほうが安いという情報を日本からゲットしました。


インフォメーションで旅行代理店の場所を聞いても教えてくれず、航空券を買うのであればチケットカウンターに行けの一点張りでした。諦めかけてフラフラ空港内を当てもなく歩いていたらJTBのカウンターがありました。本来、このカウンターはフランスの国内ツアーをアレンジすることが業務のようでした。事情を説明したところ、航空券を扱っている部署に連絡を取ってくれました。2日後は空席があるとのことでチケットを購入することにしました。日本語での会話は本当に楽でした。

ホテルは、空港内のツーリストインフォメーションでディスカウントしている所を見つけてくれました。午前中に前日のミスをリカバリました。旅費は嵩んでしまいますが、結果的には北京空港で過ごす予定だったクリスマスをパリで過ごすことになったので良しとしました。


取ってくれたホテルはキレイでアクセスも良く、何と私が行きたかった酒屋から徒歩30秒程の場所でした。日本人の店員が1名いたので、お勧めのレストランを聞きました。お勧めのビストロは24日は満席なので25日を予約してくれました。


夕食までの時間はシテ島の周りを散策しました。ノートルダム寺院にはツリーが飾られていました。中ではミサが行なわれていました。何を言っているのか全く理解出来ませんでした。


夕刻のシテ島もとてもキレイでした。


イヴのディナーはホテルのカウンターで聞いたところにしました。シャンゼリゼ通りから少し入った店で、まー観光客相手のレストランです。私は観光客なので満足しました。雰囲気が良かったです。


ワインは無難なローヌのものを選びました。


starter
Smooth Royal crab, avocado and mild spice cake
Pan-seared Guilvinec langoustines in lime oil, with violet artichoke in coriander

 
main course
Roast haunch of venison with pieces of chestnut and celery mousseline
Fillet steak tournedos with pan-seared foie gras and truffle flavoured sauce


dessert
Chocolate millefeille with Bourbon vanilla flavoured cream, and dark chocolate veloute
Baked pear with mascarpone mousse and almond and sesame seed biscuit
安くはありませんが、美味しいです。堪能しました。

右隣のテーブルは年配のカップルでした。コースを注文したらしく大量の料理が運ばれていました。写真を撮影したりして見るから観光客のようでした。
帰り掛けに挨拶してくれたので、「どこから来たのですか。」と尋ねました。ご婦人が「ずーとパリに住んでいます。娘は彼氏と何処かにいってしまい二人きりなのでレストランに来てみた。」と笑いながら答えました。なんだか日本でもありそうな話しで面白かったです。


北京空港のはずが凱旋門前で記念撮影でした。人生って分かりませんね。
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1月の1本

2010年02月06日 | ワイン
1月の1本

最近、すっかりフランスネタが続いています。今月の1本は、誕生日に家で飲んだ1988年Leroy Vosne-Romanee Aux Reasにします。ドメーヌ物のルロワ、赤キャップものは初めてでした。別格の旨さでした。バランスが取れていて艶っぽいとでもいうのでしょうか。特に印象に残ったのは、アフターの長さでした。人気の高さはブランドだけではないと感じました。裏ラベルには、生産されたのは300本と印刷されていました。このボトルはNo.153でした。いくらくらいしているのかとネットで検索してみました。ナナ何と6万2千円でした。良いワインだと思いますが、その価格ほどの価値があるかは疑問です。

かなり以前に、私は1万チョットで入手しました。入手ルートは、千歳船橋のマツヤ経由です。現在のようにネットでのワイン販売が活発でない頃には、マツヤは貴重でした。雑誌で取り上げられるワインを何処からか引っ張ってくる酒屋でした。最近は、とんとご無沙汰しています。店内は雑然としてワインが積まれています。初めていった時には、ヴィンテージもののワインが蛍光灯がサンサンと輝く冷蔵ショーケースに平積みされていて、ラベルが剥がれかかり、スルメのようになっていました。


このワインは購入時点でも安いなーと思って、メルマガに速攻レスでゲットしました。店でワインを見て理由が分かりました。蝋シールの頭部が削ってあったのです。普通の店では売り物にしませんよね。さすがは、マツヤと思いました。中身の詰め替えはなかったものと思います。


1月は、ブルネッロを結構飲みました。2002年のIl Paradisoが印象に残りました。ブルネッロとしては軽めの味わいでしたが、今飲んでとても美味しいと思いました。がっかりものは、Tenuta di Sestaとやらのブルネッロ。ヤフオクで落札しました。痩せた感じのワインでした。今でも出品されていることがありますが、お勧め出来ません。


1月に購入したワイン(泡と白)は、フランス旅行で散財したのでイタリアに拘らず1000円前後のものに抑えました。


赤は、飲んでみたかったものをヤフオクで落札しました。
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